人参の栄養は皮の方があるの?気になる黒ずみや残留農薬もチェック!


人参はほんのり甘味があって、どんな料理にも使えるのが魅力♪おかずや汁物やデザートなどに入れて毎日使っています。

そして、人参は緑黄色野菜の代表的存在で、栄養があることで有名ですよね。

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私は小さい時は、人参の煮物が少し苦手でしたが、「体に良いから食べて」と母に言われて食べていました。

料理番組などを見ると、人参のをむいて調理していることも多いですが、むかないで調理している場合も増えています。

私が持っているレシピ本にも「人参の皮は薄くむくか皮つきのまま料理を」と書いてありますよ。

しかし、人参の皮をむくのとむかないのとでは栄養にそんなにがあるものなのでしょうか?

そこで、人参の栄養は皮の方があるの?栄養ではβーカロチンに注目し、その他気になる点を調べてみました。

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人参は皮の近くにβーカロチンが多いの?皮付きと皮なしでは栄養に差があるの?

人参はカリウムやカルシウムなどのミネラル、食物繊維やアスパラギン酸やグルタミン酸などの多くの成分が入っていますが、やはり人参と言えばカロチン

カロチンの語源はcarrot(人参の英名)と言われる程、人参はβーカロチンを多く含んでいます♪

かなり前の食品成分表では、人参の栄養は皮付き・皮なしの区別なく表示されていました。

しかし成分表が改訂され、皮付き・皮なしと分けて表示されるようになり、特にβーカロチンが皮付きの方に多かったことから、皮の栄養も注目されるようになったんですよ。

そして、βーカロチンの他に食物繊維なども皮付きの方が多く入っています。

ただ、これらの含有量は試料による差も大きくて、皮付きの方にどれ位多く入っているかはっきり示すことができません。

ところで、私は人参を調理する時は、皮をむいた方が食感が良いように思い、ピーラーで皮をむいていました。

しかし、土の付いていない市販の人参は、皮がむかれた状態なのです!人参の皮は薄いので、収穫後に機械で洗う時にとれてしまうんですよ。

そして皮だと思っていた所は、内鞘細胞という細胞層で、βーカロチンや食物繊維などの栄養を多く含んでいます!

そんな栄養の多い部分を捨ててしまうのはもったいないので、好みもあるかもしれませんが、むかないで調理するのがおすすめですよ~。

また、人参には他に、ミニキャロットや私がおせち料理でなますを作る時に使う金時人参(京人参)などの種類があります。

金時人参の根が赤っぽいのはリコピンも含まれているからなんですが、金時人参もβーカロチンや食物繊維は皮の部分に多く入っていますよ。

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人参の皮の部分が黒ずんでいるものは捨てるべき?

人参を買ってすぐに冷蔵庫へ入れたのに、割とすぐに皮の所が黒ずんでしまう場合があります。まだ食べれそうですが、捨てなければならないのでしょうか?

人参の皮の部分が黒ずんでしまう原因は次のようなものがあります。

1.軟腐病というバクテリアを病原菌とする病気

2.洗浄時に人参の表面が傷ついたり薄い皮がむけたりし、そこから酸化していくため

3.温度変化によるもの

軟腐病の場合、短い時間に黒い部分が拡大し、白いカビが生えていることも。

黒く変色した部分やカビの部分を取り除いて、加熱調理すればOKと言う方もいますが、菌がどこまで侵入されているかわからず不安に思う方や、きつい匂いがする時は捨てた方が無難ですよ。

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原因3ですが、人参は温度の管理が上手くいかなかったり、湿気が高かったりすると黒ずんでしまう場合も…。特に夏の温度変化にはご注意を!

しかし、原因2や原因3は表面的なものです。そのまま食べても大丈夫ですが、気になるようでしたら黒ずんだ部分を取り除いて食べて下さいね。

残留農薬が気になるので人参の皮はむいた方が良いの?

人参の皮(外側の部分)は栄養があることをお話してきました。無農薬栽培や有機栽培の人参は安心して食べれますが、そうでないものは皮への残留農薬が気になります。

それは、人参の表皮の下のクチクラ層に農薬がたまるのではと言われているからなんです。

しかし、日本の残留農薬の基準は厳しく、その基準が守られているか「洗う前で皮ごとの状態」で野菜を抜き打ち検査をしても、基準を超えるものはほとんどありません。

それでも、心配な方には次の方法をおすすめします。

  • スポンジや手を使ってしっかりと洗う
  • 酢水や重曹水につける
  • 茹でこぼす

人参は一年中出荷されていますが、旬は冬で甘味も増して美味しくなります♪

これからの季節、鍋物や汁物などに人参を入れることも多くなってきますが、皮をむかずに使い、人参の皮のきんぴらも作ってみようと思いました。

2016年11月


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