卵酒は風邪に効果ある?リゾチームに秘密が!!


身体が震え上がるほど、寒い日が続いていますね。朝晩の冷え込みが激しく、木枯らしも冷たいです。この時期体調を崩す方、多いのではないでしょうか?

何だか頭が重くて気分がスッキリしない、肩こりや腰痛がする、喉がイガイガする方、それって疲労ではないかも知れませんよ。

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疲労であったとしても、体力が落ちているので、寒くて空気が乾燥している今の時期は、油断するとすぐに風邪をひいてしまいます。

でも、忙しいこの時期は病院に行くにしても、とても混んでいるので待つだけでも大変ですし、病院に行く時間をとるのも難しいですよね。

そんな時は、日本に古くから伝わる民間療法を利用してみるのも手ですよね。中でも卵酒は、試したことがある人も多いのでは?でも正直、本当に効くのかギモンなんですよね。

卵酒って本当に風邪に効果があるの?作り方や効果的な飲み方も紹介します。

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卵酒の栄養価と効果

風邪を治すには、免疫力をアップさせることが必要なんです。それには、体を内外から温めることと、アミノ酸などの栄養をしっかり摂ることが大切なんですよ!

卵酒は、どの様に風邪への効果が期待できるか、また、どんな栄養価があるのかを、ちょっと詳しくみていきましょう。

〇卵の栄養価
卵の卵黄には、脳や神経組織また、細胞膜を作るのに必要なリン脂質が多く含まれています。

その他にも、骨を強くするカルシウム、リン細胞を活性化させるビタミンA、鉄分、タンパク質と非常に高い栄養価があります。

特に卵には、必須アミノ酸がバランスよく含まれています。免疫細胞を活性化するのに、アミノ酸は必要なんですよ。

卵白には、リゾチームという酵素が含まれています。リゾチームは、細胞についた細菌を殺菌するという働きをします。

リゾチームは他にも、鼻や喉の粘膜についた細菌を、鼻水や痰と一緒に体外に排出したり、炎症を抑えたりする働きがあって、風邪薬の成分としても使われているんですよ!

〇日本酒の栄養価
日本酒には、生活習慣病に効くと言われているアミノ酸、肝臓の働きを良くするペプチド、また免疫効果を高めるビタミンも含まれています。

栄養たっぷりの卵を温めた日本酒と混ぜる事で、肝機能の働きも高め、身体のすみずみまで血行を良くし身体の芯から温まります。

体温が1℃上がることで、5倍も免疫力がアップすると言われているんです!さらに、日本酒に含まれるアデノシンは、血管を広げやすくするので、他のお酒よりも長く体が温まった状態が続くんですよ。

温かい日本酒を飲むと、胃腸の働きが良くなり、卵の栄養を早く吸収する事ができるので、効果が早く出て、身体が楽になるんです。

また、アルコールの吸収が早いという事は、寝つきが良くなりぐっすりと眠れるので、体力や疲労の回復も早くなることが期待出来ます。

さらに、血行を良くする事で発汗作用を促し、風邪の細菌を汗と一緒に体外に排出してくれるので、寒い冬でも風邪の治りも早くなるそうです。

日本酒ってちょっと苦手だし、「卵酒なんて昔の人の迷信」なんて思っていましたが、栄養的に考えても、卵酒って本当に風邪に効果があるんですね♪

あまり卵酒を飲んだことがない人も、試してみたくなったでしょう?ここで、簡単な卵酒の作り方を紹介しましょう。

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卵酒の作り方はこちら♪

日本酒   120~180㏄
 砂糖    大さじ1(お好みで調節してください。)
 卵     1個

 <作り方>

  1. 日本酒と砂糖を小鍋に入れて、沸騰させる。
  2. ボールに卵を入れて、よくときほぐしておく。
  3. 2に1を注いで、よくかき混ぜる。トロッとしたら出来上がり♪

コツは、をしっかりといておくことと、卵の中に日本酒を注ぐこと!熱い日本酒に卵を入れると、卵が固まって口当たりが悪くなってしまうんです。

また、卵が熱くなりすぎると、免疫力があるリゾチームが壊れてしまうので、効果半減!卵を加熱しすぎないように注意しましょう。

栄養価は多少変わりますが、日本酒の代わりに、焼酎や梅酒などを使ってもOK!体は温まります。違う風味を楽しんでみてもいいですね。

お子様には、牛乳たっぷりのミルク卵酒はいかがでしょう。体も心も温まりますよ♪

 日本酒   大さじ2
 砂糖    大さじ1
 卵     1個
 牛乳    120㏄
 
<作り方>

  1. 日本酒を火にかけ、しっかりアルコールを飛ばす。
  2. 1に牛乳と砂糖を加えて、混ぜながら温める。
  3. ときほぐした卵に2を加えてかき混ぜる。

牛乳のカルシウムやたんぱく質も加わって、より栄養価もアップ♪アルコールが苦手な方も、一度試してみてくださいね。

卵酒の効果的な飲み方

卵酒は、リゾチームという風邪薬に入っている成分を含んでいるので、風邪の引き始めに熱いものを飲むのが一番効果的な飲み方です。

慢性的に肩こり、腰痛がある、いくら眠っても疲れがとれなくてだるい等、風邪の初期症状が出始めた時に飲むと良いです。
 
先にも書いた通りですが、身体を早く温めるのが卵酒の特徴なので、冷めた卵酒は即効性がありません。

特に、早く体調を回復したい方は、お風呂上がりの身体が温まっているうちに、温かい卵酒を飲んでくださいね。

卵酒を飲んだら、身体が温かいうちにお布団に入って早めに眠りにつくと、翌日の朝はスッキリした目覚めが期待できます。

卵酒を飲む時の注意点

身体に優しい卵酒ですが、卵が入っていますから、卵アレルギーの方、卵アレルギーの親族がいる方は、お医者さんに相談してから飲んでください。

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風邪がひどくなってしまったら、風邪薬の方がもちろん効きますが、風邪薬との併用は絶対にしないで下さい。副作用の危険性が高くなります。

薬とアルコールの併用は過敏症を引き起こし、身体に激しいかゆみが出たり、発疹が出たりするので、注意が必要です。

卵酒は、風邪のひき始めに自己回復力を強化するためのもの、と考えて、ひどくなったら病院へ行くか薬を飲むように切り替えましょう。

アルコールは沸騰させて飛ばしていますが、完全になくなるわけではないので、飲みすぎて二日酔いにならないように注意して下さいね。

年末年始は忙しく、病院も閉まっていることが多いですが、とりあえず風邪かなと思ったら、卵酒を飲んで暖かくして様子をみるといいかもしれませんね。

卵酒で風邪を吹き飛ばして、家族みんなで元気で楽しい時間を過ごし、良いスタートをきって下さいね♪

2015年02月


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