さつまいもの種類で甘いのは?おススメはこちら♪
秋から冬にかけて、スーパーの片隅で香ばしい焼きいもの香りがしているのによく出くわしますよね。あの香りについつい惹かれてしまう人も多いはず。
子どものころから、秋になるといも掘りするのが楽しみだったんですよね。土の中から大きなさつまいもが顔を出すと、まるで宝物を見つけたようにうれしかったことを思い出します。
私はさつまいもが大好きで、焼きいもやふかしいもはもちろん、大学いも、甘露煮、スイートポテト、天ぷら、お味噌汁など、いろんな料理にも使っています。
さつまいもというと、ほくほくして、食べると水分が欲しくなるイメージがありますが、最近ではいろんな種類があって、しっとり甘いさつまいもが人気♪
焼いもやスイーツにするなら、甘い種類を選びたいけど、種類がありすぎて迷ってしまいますよね。さつまいもの種類で甘いのはどれ?それぞれの特徴もお知らせします。
しっとり甘い種類はこれ!
最近、甘いさつまいもとしてよく話題に上がっているのは安納芋!焼いもにした時のしっとり感ととろけるような甘さが、スイーツみたいと言われていますね。
ねっとりとしていて繊維質が多く、糖度が高く、オレンジ色っぽい果肉が特徴です。焼いもや蒸しいもなどで食べるのがおススメ♪冷めても美味しいのがイイですね。
初めて食べたときは、さつまいもっぽくないなめらかさにびっくり!焼いた後凍らせると、アイスクリームのように食べられるんですよ。
他にも人気なのは、紅はるか。安納芋よりもはるかに甘いといわれていて、「蜜芋」とも呼ばれているんです。
しっとりねっとりした食感で、とても甘いのですが、安納芋よりすっきりした上品な甘さが特徴です。果肉は白っぽい黄色で、焼いもや蒸しいもにするとおいしい♪
安納芋は9月~10月、紅はるかは11月初めが収穫時期ですが、それから2~3か月ぐらいが一番おいしい時期なんです。上手に保存すれば甘みが増しますよ。
最近できた品種では、シルクスイートがおススメ!収穫したてはほくほくしているのですが、貯蔵しておくことで、しっとりなめらかに変化して、甘くなるんですよ。
焼いもにするとねっとりしていて、繊維質も少ないので、スプーンですくって食べられるほどなめらか♪安納芋ほど甘くはありませんが、後味のいい甘さです。
収穫時期は9月下旬~10月ですが、おいしく食べられるのは11月下旬~2月頃。保存しておくことで、食感が変わるなんて不思議!食べる時期で違うおいしさが楽しめますね。
ほくほくした食感を楽しみたいならこれ!
しっとり系もいいけど、焼きいもはやっぱりほくほくした食感がイイ!という方には、鳴門金時が有名ですよね。
徳島県の特産で、繊維が少なく貯蔵しやすい高系14号を改良して作られた品種で、栗のようにほくほくしていて、糖度が高めなのが特徴なんです。焼いもにぴったり♪
同じ高系14号を改良したもので、石川県特産の五郎島金時も、ほくほくしていて甘みが強く、焼いも以外にも天ぷらにしてもおいしいですよ。
関東地方でよく食べられている種類は、紅あずま。甘くてほくほくとした食感で、焼いもやさんで多く使われています。甘くて焼いても蒸してもおいしく、形もきれいなものが多いです。
他にも、ポリフェノールが多く含まれていることで注目されるようになった紫芋は、もともと甘みが少ないのですが、品種改良で甘みが増したものもあるんですよ。
種子島紫芋やパープルスイートロードは、上品な甘さで、きれいな赤紫色が特徴で、お菓子作りなどにぴったり!スイートポテトを作ってみましたが、砂糖控えめでもおいしいですよ♪
甘い種類のさつまいも、いろいろあるんですね。食感の好みや食べ方によって、いろいろ試してみたくなりました。
甘いさつまいもの選び方は?より甘みを引き出すにはじっくり加熱!
同じ種類でも、ものによって甘さの違いはありますよね。甘いものを選ぶには、次のポイントに注目するといいですよ。
・表面がなめらかなもの
・太くて重いもの
・切り口にあめ色の黄色っぽい蜜が出ていたり、蜜が固まって黒くなっていたりするもの
さつまいもは、とれたてよりも少し保存してからの方が糖度が高くなるんです。保存するときには、冷蔵庫ではなく、涼しめの常温で保存するといいですよ。
焼いもや蒸しいもなどを調理するときには、できるだけゆっくり温度が上がるように調理すると、甘くなるんですって!電子レンジのように、急速に加熱するのはNG!
焼いもをするときには、160~180℃で90分ぐらいかけて、じっくり加熱すると、でんぷん質が麦芽糖に変化して、甘みが引き出されておいしくなるんですよ。
ついつい電子レンジで手軽に加熱していたけど、これから焼いもをするときには、面倒がらずに時間をかけて加熱するようにしようっと♪