おでんのはんぺんは地域によっても!?特徴をチェック♪大きく違うのはコレ!
ここの所朝晩の冷え込みが激しくなり、冬が近づいていることを実感します。
寒い時にピッタリなのがおでんで、食べると体の芯から温まりますし、幸せな気分になりますよね♪

我が家でもこの時期によく作りますが、はんぺんをいつも入れています。
関東に住んでいる私にとって、はんぺんはおでんに欠かせない具ですが、地方によって違いがあるのですよ。
そこで、おでんのはんぺんは地域によって?各地のはんぺんの特徴や違いなどを見てみました。
白はんぺんに注目!おでんに入れる?入れない?
はんぺんの歴史は古く、室町時代の料理書に記載があります。
そして江戸時代に、はんぺんなど多くの練り製品が広まりました。
おでんにはんぺんを入れる・入れない、はんぺんに使う材料などは地域によって違います。
関東より北の地方や中部地方の一部では、おでんにはんぺんを入れることが多いです。
そして、大阪の友達はいつも入れると言っていましたが、ご家庭によって違い、関西では関東よりも入れる割合は少ないのですよ!
関東でおでんのはんぺんと言えば、白くてふわふわしたものです。
どのようなものかチェックしてみました!
・主な製造方法…上記の材料を練り上げ、メレンゲ状になるまで空気を含ませる→成型して熱湯でゆでる
・卵白ややまいも、身の水分が多く柔らかいヨシキリザメのすり身など、空気を取り込みやすい材料を使うことで、よりふわふわの食感になる
・熱湯に浮かせて茹でたり、だしに浮かんだりすることから、浮きはんぺんと言うこともある
・かまくら型のはんぺんもあり、コンビニエンスストアのおでんに使われたり、市販品でも出回っていたりする
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・丸くかまくらのような形にすることで、おでんスープと接する面積が少なくなり、膨らみにくくなる
・特に関東より北の地域で食べられている
一例ですが、白いはんぺんを使った地域のおでんをチェックしてみました!
- 青森風…具はタケノコやホタテ貝など。甘辛い生姜味噌を付けて食べる
- 関東風…昔ながらのおでん。ちくわぶを入れることも多い
- 飯田風…長野県の飯田地方のおでん。ねぎだれをかけて食べる
そして、伊勢はんぺん(伊勢はんぺい)は、三重県の名産品の白はんぺんです。
薄い半円型でおでんに使われることもあります。
白いはんぺんは、ふわふわの食感が魅力ですが、消化が良く、低カロリーでタンパク質が比較的多く低脂質で、体に優しい食材でもあるのですよ♪
静岡のおでんでポピュラーな黒はんぺん!特徴は?
静岡県は漁業が盛んで、新鮮な鮮魚で作った練り物が種類多くあります♪
静岡県内で、普通の白はんぺんやしんじょに近いはんぺんを使う地域もありますが、黒はんぺんも有名でよく話題になっています!
見てみました。
・静岡県焼津市の特産品。静岡市も有名
・静岡県の広い地域などで食べられている
・全体的に灰色がかっている
・それは、主原料にイワシやサバやアジなどのすり身を使っているため
・白はんぺんよりプリプリとしていて歯ごたえがある
・魚の味がしっかりとする
黒はんぺんを使った静岡おでんは、濃口醤油や牛すじなどをベースにした黒いスープも特徴となっていますよ。
愛知のおでんに入れるはんぺんは揚げたものなの?
さつま揚げは魚肉のすり身を味付け・成型して揚げたもので、全国的におでんの具などに使われています。
このさつま揚げは主に東日本での呼び名で、地域によって違い、愛知県や岐阜県でははんぺんと呼んでいるのですよ。
そして、関東でおなじみのはんぺんを白はんぺんと呼んで区別することも♪

愛知では味噌おでんが有名ですが、次のようにいろいろなおでんがあります!
・関東煮…味噌は使わず、薄口醤油とかつお節などで味付けしたもの
・味噌田楽…焼いた木綿豆腐に八丁味噌がベースの田楽味噌を塗った、豆腐田楽など
金沢のおでんには、ふかしという白身魚を蒸したものが入っていることがあります!
見た目ははんぺんに近いですが、食感はかまぼこに近いのですよ。
主にはんぺんに注目してお話しましたが、地方によっておでんの特色が全く違うのはとても興味深いです。
今年の冬は入れる具も変えながら、美味しくおでんを食べようと思っています♪