さつまいもってどんな栄養があるの?食べ方で効能UP♪
秋になると、芋ほりや焼き芋など、目にすることが増えてくるさつまいも。加熱すると、甘くてホクホクして、特に女性には大人気の食材ですよね。
スーパーの片隅でよく売られている焼きいもの香りに、惹かれてしまう人も多いはず。私もつい覗いてしまいます。
さつまいもを使ったスイーツも数多くありますが、おかずとしても、焼く、煮る、蒸す、揚げるなど、いろいろな料理に使えてとても便利!
うちでは、秋になると実家から、家庭菜園で作ったさつまいもをたくさんもらうので、電子レンジで蒸したり、豚汁に入れたり、肉じゃがのジャガイモの代わりに使ったりと、いろんな食べ方を楽しんでいます。
身近な食材さつまいもですが、せっかく食べるんだから、おいしいだけではなく、体にいい効果もあるなら、知っておきたいですよね。
さつまいもってどんな栄養があるんでしょう。効能を知ったら、もっと食べたくなるかも!
さつまいものすごさ、お知らせします。
さつまいもはどんな栄養があるの?効能はこんなに♪
さつまいもは、でんぷんなどの糖質を多く含むので、米や麦などと同じエネルギーの元となる食材の仲間です。
ただし、食物繊維やビタミン、ミネラルなど、様々な栄養素が含まれていて、野菜のような効能も!栄養バランスが良いので、準完全食品とも呼ばれているんですよ。
さつまいもの栄養と効能は、次の通りです。
カロチン:体内でビタミンAに変わる。視力の低下予防や、皮膚の乾燥を予防する。β-カロチンは、がん細胞の増殖を抑制する働きも!
ビタミンC:リンゴの10倍以上も含まれている。シミやソバカスを防いだり、風邪を予防したりして、美容と免疫力UPに効果的。
カリウム:ナトリウムを排出してくれるので、血圧低下に効果あり。余分な水分を出してくれるので、むくみの解消にもいい。
カルシウム:傷口を治したり、筋肉を動かすのを助けたり、緊張や興奮を静め、イライラを解消したりするのにも効果あり。
ヤラピン:さつまいもを切った時に出てくる白い乳液状のもの。微生物が生育するのを抑制したり、お腹を緩くする作用も。便秘に効果あり。
さらに、白米よりも低カロリーで、腹持ちもいいので、血糖値も急激に上がりにくいんですよ。
栄養が豊富なさつまいも。効能を知って、上手に食べれば、体にいい効果がありそうですね。
さつまいもをおいしく食べよう♪皮ごと食べれば効能UP!
では、さつまいもをおいしく、効果的に食べるには、どうしたらよいのでしょうか。
野菜などに含まれるビタミンCは、加熱すると壊れてしまうので、生のまま食べる方が良いのですが、さつまいもに含まれるビタミンCは、デンプンと密に接しているので、加熱しても壊れにくい性質があるんです。
ですから、加熱調理しても、効能は十分!加熱することで、甘みも増し、いろんな料理に使いやすいんですね。
蒸したり茹でたりすることで、つぶしやすくなるので、離乳食にも♪デンプン質が多いので、未熟な赤ちゃんにも消化吸収しやすいんですよ。
より効果的に栄養分を取るには、皮ごと食べるのがおススメ!さつまいもの皮には、カルシウム、ビタミンC、アントシアニンなどがたくさん含まれていて、栄養豊富なんです。
アントシアニンは、眼病予防やメタボリックシンドローム予防にも効果あり!私はつい、皮をむいてから調理することが多かったのですが、今後は皮も一緒に食べられる料理を考えてみようっと♪
ただし、食べ過ぎると、食物繊維を取りすぎて、かえって便秘になったり、鉄やカルシウムなどのミネラル分を吸収しにくくなってしまうので、注意が必要です。
デンプン質が多く含まれているので、食べ過ぎると胸やけがするかも。マーガリンなどの油分と一緒に食べたり、後で大根おろしを食べると、胸やけ解消にいいですよ。
おいしいさつまいもはこうして選ぼう!
せっかく食べるなら、おいしいものを選びたいですよね。おいしいさつまいもの選び方、お知らせします。
表面が滑らかで、つやがあるものを選びましょう。触ってみて柔らかくないものがいいです。
・色が明るく紅色で、重く大きいもの
太いものの方が甘いです。細くて小さいものは繊維質が多く、甘みも少ないです。
・表皮がきれいなもの
皮の一部が黒く変色していないものを選びましょう。傷などがないものがいいです。
・少し保存されたもの
2か月ほど保存したものの方が、デンプンが甘味に分解されるので、甘くなります。ただし、あまり長期保存できないのと、寒さを嫌うので、15℃以下で保存するのはやめましょう。
秋が旬のさつまいも。おいしく食べて、体にいい効果もしっかりGetしちゃいましょう♪