モロヘイヤはネバネバしないで食べられる?食べやすい料理をご紹介♪
モロヘイヤは、エジプトなどでは5000年以上前から栽培されていて、とても歴史がある野菜です!
日本では1980年代に広まり歴史が浅いですが、その当時から豊富な栄養が注目され続けています♪
クセもそれほどなく、若い頃に収獲したものは葉や茎が柔らかくて食べやすいですよね。
私はあまり手を加えず、おひたしやスープにしたり、ご飯にのせたりして食べています。
モロヘイヤはネバネバが特徴的で粘り成分のメリットも多いですが、気になってしまう方も…。
そこで、モロヘイヤがネバネバしない料理も?粘り成分の特徴をチェックし、上手な食べ方を見てみました。
モロヘイヤの粘り成分!特徴は?
モロヘイヤは1年中出回っていますが、暑い時期によく育つため特に6月から9月にかけて多く出回ります。
体の調子を整える働きがある、ミネラルやビタミンを多く含み、野菜の中でもトップクラスの含有量なのがこちらです!
・カリウム
・カルシウム
・銅
ビタミン
・βーカロチン
・ビタミンE
・ビタミンK
・ビタミンB群(ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6・葉酸・パントテン酸)
・ビタミンC
そして、タンパク質や食物繊維も多く含んでいますよ。
モロヘイヤはネバネバ野菜のイメージが強いですが、この粘り成分は、水溶性食物繊維のペクチンやマンナンなどです!
モロヘイヤの粘り成分についてチェックしてみました。
・茹でたり細かく刻んだりすると、これらの成分が溶け出し粘りが出てくる
・胃などの粘膜を守ってくれる働きがある→胃炎を予防する効果が期待できる
・便秘や下痢を改善する働きや、コレステロールを低下させる働きも期待できる
オクラもネバネバ野菜で、モロヘイヤと同じ粘り成分が何種類か含まれています。
しかし、加熱するとオクラよりモロヘイヤの方が粘りが強く残ることからも、全く同じ粘り成分ではありません。
粘り成分の他にも多く含まれている栄養素が違うため、期待できる健康効果が少し違うのですよ。
モロヘイヤのネバネバを減らすことはできるの?
前の記事つるむらさきの栄養と加熱の関係で、粘りが気になる時についてお話しました。
個体差がありますが、モロヘイヤも粘りが強い野菜なので、食感や茹でた後のヌルヌルした感じが苦手な方もいらっしゃいます。
モロヘイヤの粘り成分は栄養価が高いため、完全に取り除いたりせずに、減らしたり食べやすくしたりして食べるのがおすすめですよ。
ネバネバが少し減るおすすめの方法をチェックしてみました!
・細かくせず大きめに切る
・(下茹でしないで)炒め物や揚げ物に入れる…特に脂溶性のβーカロチンを多く含むので、効果的に摂ることができる
・あんかけ料理にする…片栗粉でとろみをつけると、ネバネバも気にならなくなる
・茹でた後で、水洗いして粘りを落とす(洗いすぎは他の水溶性成分が流れてしまうため注意)
・乾燥させて使う
モロヘイヤの粉末やモロヘイヤ入りの麺類も販売していますが、クセがなく使いやすいので、おすすめですよ♪
そして、生で大量に食べるなどしなければ、それほど問題ありませんが、モロヘイヤには尿路結石の原因になる可能性があるシュウ酸が含まれています!
気になる方は、下茹でをしたり、カルシウムや鉄を多く含む食品と一緒に食べたりして下さいね。
モロヘイヤのネバネバを美味しく食べるおすすめはコレ♪
モロヘイヤは夏に多く出回るため、夏バテ防止にはピッタリの食材です。ツルッと食べれるのも嬉しいですよね。
しかし、私の場合茹でて醤油をかけておひたしにするなど、ワンパターンになりがちです…。
栄養があってしかも美味しく、モロヘイヤのネバネバを楽しめる料理を見てみました。
・チヂミ・餃子・お好み焼き・春巻きなどの具に
・スープなどの汁物に…コンソメスープ・中華風スープ・ポタージュなど
・卵料理に…卵焼き・オムレツ・卵とじなど
・肉料理に…つくね(鶏挽肉)や炒め物(牛肉・豚肉・鶏肉・挽肉のどの肉にも合う)
栄養の損失を少なくするためにも加熱時間を短くして下さいね♪
お店などに出回っているものは問題ありませんが、家庭で栽培する場合、モロヘイヤの次の部位を食べると健康被害が出る恐れがあるため、食べるのは止めて下さい。
- 種子やさや
- 収穫期を終えた茎
- 発芽してしばらくの間の若葉
モロヘイヤは、これから盛んに出回る時期を迎えるので、今年はいろいろなレシピでこのネバネバ野菜を食べようと思っています。