イイダコの頭の中は?内臓は食べられる?おすすめの料理法も♪
日本でタコはとても歴史が古く、弥生時代頃から食用とされてきました。
タコ焼き・お寿司・唐揚げ・酢の物・マリネなどで食べますが、プリプリの食感が魅力ですよね♪
8(八)本足で末広がり、当て字で「多幸」と表わすことなどから縁起物としても食べられていますよ。
今日はイイダコについてお話します。よく食べる足以外に、頭の中も美味しく食べられるのかも気になる所です。
そこで、イイダコの頭の中に入っているものは?特徴を活かした食べ方を見てみました。
イイダコの体の構造は?内臓も食べられる?
日本ではマダコの消費量が多いです!そして小型のイイダコも、扱いやすくて美味しいので人気があります。
イイダコはマダコ科で、他にミズダコ・テナガダコ・ヤナギダコなどもマダコ科の食用のタコですよ。
イイダコの産地や旬の時期などをチェックしてみました!
・生息地…沿岸の浅場の砂地など
・主な産地…瀬戸内海産(香川県・兵庫県・岡山県)のものが有名。他に有明海産(福岡県・熊本県)、三河湾産(愛知県)など
・漁獲期…ほぼ通年。比較的数多く釣れるのは夏頃~秋頃
・旬の時期…地域によって違うがメスの抱卵期の12月~3月頃
・別名…イシダコ・カイダコ・コモチダコ(メス)など
・卵に甘味があって食感も良いため、抱卵期のメスのイイダコは人気がある
・それ程出回らない地域もあるが、オスも旨味があって美味しい
一般的にオスのイイダコは、卵持ちのメスの半値以下で出回ることが多いので、手に入ったら是非食べてみて下さいね♪
そして、体の構造や特徴も見てみました!
・体の特徴…足(腕)の付け根に金色のリング状の模様が2つある
・体の構造…銅体・頭部・足(腕)から成る。大きく膨らんだ上部は頭部ではなく胴体
・胴体の中に入っているもの…時期によるが卵巣(メス)や白子(オス)、肺や胃腸や肝臓などの内臓
イイダコの銅体の中の、卵巣や白子だけでなく他の内臓も、しっかりと加熱すれば食べられますよ。
しかし、イイダコのように小型でありながら唾液腺に毒を持つタコもいるため、ご自分で釣って食べる方は注意しましょう。
イイダコの煮付けが人気♪ポイントは?
日本は世界の中でタコの消費量が多い国で、イイダコは特に関西などでおなじみの食材です。
味にクセがないですし、加熱してもそれほど硬くならないのも魅力ですよね♪
関東ではイイダコを煮付けにして食べることが比較的多いです。卵持ちのものを煮込むと、卵がもちもちして格別なんですよね♪
煮付ける時のポイントをチェックしてみました!
・内臓は取り除かなくても食べられる
・内臓も煮る場合は傷みやすいため新鮮なものを使い、早めに食べる
・塩をまぶしてヌメリを取りながら洗う
・さらにヌメリを取るために下茹でするのがおすすめ
・沸騰した湯に塩を入れ、足先から出したり入れたりを数回繰り返してから茹でると、足が綺麗に丸まる
・その後、醤油・酒・砂糖・みりんのシンプルな味付けで煮ると、イイダコそのものの味が引き立つ
・煮る時間が長すぎると硬くなってしまうので注意する
・大根と一緒に煮ると大根の酵素で柔らかくなる
関西でイイダコはおでんの具としてもとても人気がありますよ。
イイダコのおすすめの料理法♪刺身でも食べられる?
イイダコは、アニサキスなどの寄生虫がいる可能性がそれほど高くありません。
韓国料理でテナガダコの踊り食いがあるように、生きているものであれば、刺身で食べても大丈夫ですよ。
内臓を取り除き、吸盤をよく洗って下さいね。
しかし、さっと茹でて刺身するのが一般的です。わさび醤油、ごま油と塩などにつけると抜群に合います♪
イイダコは卵の有無やオスメスに関わらず、煮付けや刺身以外のいろいろな料理に使うことができますよ。主なものをチェックしてみました!
煮付けの所でお話したように、目・口ばし・墨袋を除去する、ヌメリを取るために洗う・下茹でするなどの下準備をしてから調理して下さいね。
・唐揚げ・天ぷら
・塩焼き
・炒め物
・炊き込みご飯
・パスタ
さっと茹でてお好みのタレで食べるのも簡単でおすすめです♪
いずれの料理も、生でも食べれる位なので加熱し過ぎないことがポイントですよ。
しばらくするとイイダコがより出回る時期になるので、いろいろなレシピで食べてみようと思います♪
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