あさりの塩抜きを50度で?!短時間で砂抜きもできて美味しくなるってホント?
とっても身近な貝といえば、あさり。春になるとたくさん出回って、食卓へあがる機会も増えるのではないでしょうか?我が家もかなりの登場回数になります!もっぱら酒蒸しが人気メニューです。
あさりを調理するときには、砂抜きして使うことが多いですね。最近は「砂抜き不要」と書かれた商品もみかけますが、一応砂抜きしておくことが多いです。
あさりの下処理には、砂抜きともうひとつ塩抜きがあります。その名の通り、塩抜きとはあさりの塩気を抜く処理のことです。あさり自体が海水から塩分を含んでいる為、料理が塩辛くならないよう行うんです。
市販のあさりはまだ味に影響が少ないですが、潮干狩りなどで持ち帰ったあさりは塩分が多いので塩抜きする方がいいんです。そして、この塩抜きは50度という温度に何か秘密があるようなんです!
そこで今回は、あさりの塩抜きを50度でするとどんなメリットがあるのか、どんな方法で行うのか、についてご紹介いたします♪
あさりの塩抜き50度で?短時間でできて味もよくなる魔法
あさりは砂の上で生きているので、移動したり生き物を捕まえたりして動くと、どうしても砂が貝の中に入ってきます。また、あさり自体が海水によって塩分を含んだ状態です。
そこで行うのが「塩抜き」「砂抜き」。ふつう塩抜きや砂抜きすると数時間かかりますが、これがなんと50度で行うとたった15分程度で済むんです!しかも、砂抜きも同時に可能♪
あさりを50度で塩抜きする方法
- 50度に合わせたお湯を用意します。
- あさりをお湯の中でこすり合わせて洗います。
- そのまま5分ほど置きます。
- お湯が濁ってきて、砂も抜けてくるので気になるときはもう一度お湯を替えて洗います。
- あとは普通に料理に使ってOK♪
たったこれだけの手順でいいなんてすごいですね!なんといっても、使いたいときにすぐあさりが使えるのがうれしいです。普通の塩抜きでは、時間がかかるので全然違いますよね。
50度で塩抜きしたあさりは生きてる?
時短で便利な50度の塩抜きですが、心配なのはあさりが生きていられるのかどうかということ。はい、心配ありません♪ちゃんと生きています。
50度で洗ってしばらく置いている間も、死んでしまったりはしないので、そのまま料理に使うとぷりぷりで美味しくできあがります!
では、なぜ50度であさりは死なずに塩抜きや砂抜きが短時間でできるのでしょうか?
50度でヒートショック状態になる
あさりは本来20度前後が生きるのに最適な温度。50度ともなるとかなりの高温ということになります。このような高温状態におかれると、あさりは身を守るための反応を起こします。
これがいわゆるヒートショック状態で、たくさんの水分をとりこみ、殻から身を出してきます。この状態で貝をこすり合わせて洗うと、一気に砂が取り除かれ、余分な塩分も排出されるんです。
ふつうの砂抜きだと、3%の塩水を用意して、光を遮断するために蓋をして、数時間静かにおいておかなくてはいけません。
水温が低いと貝が活発に動かず砂抜きに時間がかかり、逆に高めだと貝がいたむ心配もあります。
その点、50度での塩抜きなら時間も手間も省けて、かなり調理が楽チンになりますよね。
50度の塩抜きで旨みもUP!
あさりを50度で塩抜きした場合と、ふつうの砂抜きを行った場合とで味の感じ方に差があるかどうかを調べた研究では、50度で塩抜きした方が旨味が強めに感じられたという結果が得られたという情報もあります。
普通の砂抜きをした場合でも、砂抜き後1~3時間ほど常温においておくと旨味がアップします。あさりのうまみ成分であるコハク酸が増加するためです。
時間のあるときはこれでいいけれど、忙しい方にとっては難しいですよね。50度洗いなら、短時間で旨味も確保できているのがうれしいです!
ただ、それ以上旨味を増すために常温でおいておくのには注意が必要です。ふつうの砂抜きしたものよりも、50度で塩抜きした方は傷みやすくなっているので早めに使い切りましょう。
ここまで、あさりを50度のお湯で塩抜きするメリットや方法についてご紹介してきました。とっても便利なので、我が家でもどんどんこの方法であさりを美味しく食べようと思います♪
給湯器などお湯の温度をあらかじめ設定できる場合は、50度のお湯は用意しやすいですよね。50度を正確に測れないという場合は、熱湯と水を同量混ぜてやってみてください。
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