カカオニブの成分と効果は?集中力をアップさせる働きも?
日本にチョコレートが伝わったのは江戸時代の頃で、工場生産されるようになったのは、明治時代の頃です♪
戦争後カカオ豆の輸入が再開してから、チョコレートの需要が増え、業界は盛り上がり続けています。
そして、単なる嗜好品ではなく、健康を意識して作られた商品も多く出ていますよね。
カカオ豆を加工したカカオニブにも注目が集まっていて、スーパーフードと言われています。
ただ、チョコレートの原材料を見ても、カカオニブの名がないものが多く、少しわかりにくいです。
そこで、カカオニブの成分と効果は?多く含まれている成分に注目しどんな働きがあるかを見てみました。
カカオニブの成分と効果!ポリフェノールに注目♪
カカオの正式な学名は「テオブロマ カカオ」で、神様の食べ物を意味します。
古代には神聖なものとして宗儀儀式などで使われ、高価で貴重な食べ物だったんですよ。
そして高温・多湿で温度差が少ない地域でよく育つため、栽培できる所が限られていて、日本で栽培されている所はわずかです。
カカオニブを使った動画をご紹介します♪
前の記事では、カカオマスの栄養についてお話しました♪
カカオ豆の胚乳の部分を発酵・乾燥・ローストし、チップ状に粗く砕いたものがカカオニブで、さらに細かくすりつぶしてペースト状にし、固めたものがカカオマスなんですよ。
カカオマスはポリフェノールやテオブロミンやミネラルを含み、栄養があります。
そして、よりカカオ豆に近い状態のカカオニブも、ポリフェノールや食物繊維やミネラルなどを多く含むので、様々な効果が期待できるんですよ。
市販のカカオニブに、カカオポリフェノールの含有量を示しているものも多いです。カカオポリフェノールの主な効果を見てみました♪
・血圧を低下させる…血管を広げる働きがあるため
・アレルギーの予防…好酸球の働きを抑える
・美肌効果…活性酸素を除去する
・ストレスを軽減する効果
生活習慣病を予防する効果があったり、美容効果があったり、カカオニブがスーパーフードと言われるのも納得ですね♪
カカオニブには集中力を高める効果も!?
市販のチョコレートには、味の違いによって、パッケージの色やカカオの実のデザインが違うものもあり、見ているだけでも楽しくなります。
カカオ関連の食品は、ポリフェノールの効果に注目がいきがちですが、カカオニブには他にも効果の高い成分があるんですよ。
主な成分と効果をチェックしてみました。
・ミネラル
マグネシウム…イライラを鎮めるなど精神の安定
鉄…貧血の予防
亜鉛…成長を促進する
・不飽和脂肪酸…オレイン酸など コレステロールを下げる効果
・テオブロミン…セロトニンの働きを助ける リラックス効果
テオブロミンにはリラックス効果の他に、血流を良くしたり集中力を高める効果もあるんですよ。
また、脳を活性化するのに関わっているたんぱく質が、カカオポリフェノールで増える可能性があることも報告されています。
さらに、リラックス効果や集中力のアップや幸福感や高揚感をもたらしてくれる、アナンダアミドも含まれているんですよ。
このように、カカオニブには精神を安定させたり、リラックスさせたり、集中力を高めたりする効果がある成分が多く入っています♪
カカオ分の少ないチョコレートにカカオニブのような効果は?
カカオニブは、カカオ豆100%で他の材料を加えていないので純度が高いです。
また、砂糖を加えていないので、品種にもよりますがほろ苦く酸味もあります。
そのまま食べても良いのですが、シリアル・ナッツ・ドライフルーツ・ヨーグルトなどと一緒に食べるのもおすすめです♪デザートに加えても良いですよね。
ただ、カカオニブはお店などにはあまり置いていませんし、少し値段も高めです。
食べやすいカカオ分の少ないチョコレートで代用が可能でしょうか?
カカオ分の少ないチョコレートは、カカオニブも少ないので、カカオニブの効果もそれほど期待できないのですよ。
カカオ分の少ないチョコレートは、砂糖が多く入っている場合もあるので、大量に食べると糖質を摂り過ぎてしまう可能性もあります…。
しかし、カカオニブの摂り過ぎも要注意です!成分のテオブロミンを過剰に摂ると、利尿作用が強く働いたり、興奮が高まり過ぎてしまうこともあるんですよ。
カカオマスほど知られていないカカオニブですが、これから食べる事も多くなるはずなので、効果を感じながら食べていこうと思います。