ひよこ豆の栄養を大豆と比較!より多く含まれている成分は?
ひよこの頭のような形をしたひよこ豆♪テレビなどで取り上げられることも多く、話題の食材です!
日本ではあまり栽培されていなく、なじみの少ない豆でしたが、最近では輸入量も増えています。
特にサラダ・カレー・スープに入れると美味しいですよね♪学校給食でも使われていますよ。
我が家は和風の豆料理が多いので、洋風やエスニックな味付けにも合うひよこ豆は、料理の幅を広げてくれます。
乾燥豆・水煮缶の他に、ペーストも売っていますね♪ただ、ひよこ豆にどんな栄養があるのかは、少しわかりにくいです。
また、「畑の肉」と呼ばれる大豆と比較して、含有量などに違いがあるのかも興味があります。
そこで、ひよこ豆の栄養は大豆とどんな違いがあるの?多く含まれているものに注目し、栄養価に優れている大豆と比べてみました。
ひよこ豆の栄養!不足しがちなミネラルも♪
ひよこ豆はインド・オーストラリア・アメリカなど多くの国で栽培されています。
ガルバンゾー(スペイン語名)とかチックピー(英語名)などの別名がありますよ。
豆は一般的に栄養が豊富ですが、ひよこ豆もそうです!多く含まれている成分と主な効果を見てみました。
食物繊維…便秘を改善する効果
カリウム…むくみの予防
カルシウム…骨粗しょう症の予防
マグネシウム…精神を安定させる
亜鉛…味覚を正常に保つ
鉄…貧血の予防
ビタミンB群…ビタミンB1・B6、葉酸など。新陳代謝を促進する
ビタミンE…老化を防ぐ
たんぱく質と食物繊維の含有量が多いのが特徴です!食物繊維は特に不溶性食物繊維が多いですよ~。
また、不足しがちなカルシウム・マグネシウム・亜鉛・鉄などを手軽に摂れるのも嬉しい所♪
ひよこ豆は乾物や缶詰も比較的安価ですし、多種類の栄養を摂りたい方にはまさにおすすすめの食材です!
ひよこ豆と大豆の栄養!ひよこ豆の方が多いものも♪
ひよこ豆と大豆を比べてみると、ひよこ豆の方が形がでこぼこしていて、ホクホク感が強いように思いますが、大きさや色は似ています。
そして、大豆は栄養があることで有名ですが、ひよこ豆と栄養の違いはあるのでしょうか?
ひよこ豆は豆独特の匂いが少ないので、食べやすく大豆の代わりに使うこともあります。
ひよこ豆と大豆とで差がある成分をチェックしてみました。(100g中の含有量で比較)
ひよこ豆(ゆで)の方が大豆(ゆで)よりも多いもの
成分 | ひよこ豆 | 大豆(国産) |
---|---|---|
食物繊維 | 11.6g | 6.6g |
糖質 | 15.8g | 1.8g |
ビタミンB6 | 0.18mg | 0.10g |
葉酸 | 110μg | 41μg |
大豆(ゆで)の方がひよこ豆(ゆで)よりも多いもの
成分 | ひよこ豆 | 大豆(国産) |
---|---|---|
たんぱく質 | 9.5g | 14.8g |
脂質 | 2.5g | 9.8g |
カルシウム | 45mg | 79mg | マグネシウム | 51mg | 100mg |
鉄 | 1.2mg | 2.2mg |
上記の表から、ひよこ豆の方が食物繊維・糖質・ビタミンB群が多く、大豆の方が、たんぱく質・脂質・ミネラルのカルシウム・マグネシウム・鉄が多いのがわかりますね。
これを見ると、ひよこ豆はミネラルなどが少なく思えるかもしれませんが、食品全体の中では多い方なんですよ。
なお、ひよこ豆の糖質については、次の記事で詳しくお話させていただきます。
ちなみに更年期障害の症状の改善や、骨粗しょう症の予防にもなるイソフラボンは、大豆だけではなく、ひよこ豆にも含まれていますよ。
ひよこ豆で手軽に栄養補給を♪
たんぱく質の量は、ひよこ豆より大豆の方が多いですが、ひよこ豆も良質のたんぱく質を豊富に含んでいます。
例えば、たんぱく質の構成成分で、必須アミノ酸の一つのリジン。
精白米飯にはあまり多くリジンは含まれていませんが、ひよこ豆には多く入っています。一緒に食べると栄養価もアップ!
ダイエットをしている方や肉などが苦手な方は、ひよこ豆などの豆料理を加えると、たんぱく質が程よく摂れるのでおすすめですよ♪
ただ、ひよこ豆にはたんぱく質・食物繊維・ミネラルなどが多く入ってますが、それだけ食べても充分な栄養は摂れません。
魚・卵・野菜・果物・海藻類なども食べて、よりバランスの良い食事を心がけましょう♪
ひよこ豆の乾物は、水で戻すのにおよそ7~8時間かかりますし、柔らかく茹でるには1時間近くかかります。
お急ぎの場合は水煮の缶詰を使うのも良いですよね。これからは、栄養補給のためにひよこ豆を使うことが増えそうです♪