ミズという山菜 美味しい食べ方は?茎からコブまで♪
だんだんと空気が緩んできて、周りの景色も鮮やかさを増してくるこの季節。なんとなくウキウキしてきますよね。
特に自然がいっぱいのところにいると、寒い冬の間はひっそりと息をひそめていた植物が、元気に芽吹いてきて、なんか生命力をもらえる気がします。
自然の中で季節感を感じられる食べ物と言えば、山菜。ふきのとう、つくし、わらびなど、昔から親しまれてきたものも多いですね。
山菜の良いところは、栽培されたものではなく、自然に生息しているものだということ。自然の幸をいただいているなあという感じがしますね。
とはいっても、普段はあまり山菜を取りに行くことがない私。種類も食べ方も、ほとんど知らないのですが、「ミズ」という山菜があるらしいんです。
どんな植物なの?どんな味なの?と疑問がいっぱいですが、結構よく食べられている山菜なんだとか。それなら一度食べてみたい♪
ミズという山菜の美味しい食べ方、お知らせします。
ミズってどんな山菜なの?
まず、ミズって何?という方のために、どんな山菜なのか、お知らせしましょう。
ミズは別名ウワバミソウと言って、日当たりがよくない、水の近くのジメジメしたところに見られる山菜です。沖縄以外の日本の広い範囲に分布していて、結構メジャーな山菜なんですよ。
採れる期間は結構長くて、5月頃から10月頃までとされています。赤ミズと青ミズの種類があって、赤ミズは春先以外は少し硬くなるようですが、青ミズは年中柔らかく食べられるんですよ。
根が太く、赤みが強いものを選ぶと美味しいんですって。独特の粘りとシャキシャキ感が特徴で、茎、根、コブ(実)はそれぞれ違った食感を楽しめるんです。
味もあっさりしているので、いろんな料理に活用できて便利♪では、どんな調理法があるのか、紹介しますね。
ミズの美味しい食べ方はこれ♪
まず、一番活用法が多いのは、茎の部分。皮をむいてから調理しましょう。根の方から折り、先の方に向けて引くと、皮がむけます。
茎の部分の調理法には、次のようなものがあります。
葉とひげ根を取って皮をむき、塩の入った熱湯でゆでる。冷水にさらして、3~4cmほどの長さに切り、みじん切りにした生姜と塩ともみ合わせる。塩昆布と混ぜても美味しい。
・煮びたし
皮をむいたミズを、油揚げやさつま揚げ、こんにゃく、人参、ジャガイモ、タケノコなどと一緒にだし醤油で煮る。
・炒め物
豚肉や他の野菜と一緒に油でいためて、醤油で味付けする。みりんや唐辛子などを加えるときんぴら風に。
・お浸し
皮をむいて、適当な長さに切り、茹でてあえる。醤油とおろし生姜、ポン酢、めんつゆ、酢味噌など、いろんなバリエーションが楽しめる。
・味噌汁の具、かき揚げや天ぷらの具 など
皮をむいて、軽く下ゆでしてから調理するとよい。
茎の部分は特に、シャキシャキとした歯ごたえを楽しめる調理法がおススメ!油と相性がいいので、炒めたり、油分が含まれている食材と一緒に調理したりするといいですよ。
根と茎は、包丁で細かくたたくことで、粘り気がでます。トロトロの食感が好きな方には、ごはんや冷奴などにも合いますよ♪
皮をむいてさっとゆがいたミズを、粘りが出るまで包丁でたたく。これに味噌や山椒の葉、ミョウガ、だし醤油などを加え、さらに細かくたたく。きゅうりやなすを入れても。
また、秋になると、茎と葉の間に小さな実がつくのですが、これを「コブ」と呼んでいます。コブは粘りのある食感を楽しめます。
塩を少し入れた熱湯で、コブをさっとゆで、冷やして水を切る。塩漬けや塩昆布漬け、味噌漬け、松前漬けなどにして一晩つける。
ミズって、結構いろいろな料理に活用できちゃうんですね♪粘りのある食感って、私は結構好きなので、ぜひ試してみたい!
でも粘り感が苦手な人もいるかも。そういう人は、青ミズの方が粘りが少ないです。あまり細かく刻まずに、下ゆでをして使うと、シャキシャキ感を楽しめますよ。
ミズにはこんな効果が!ビタミンCが豊富
ミズがいろいろな食べ方ができる、重宝する山菜だということはわかったけど、食べるとどんな効果があるのかも、ちょっと気になりませんか?
ミズには多くのビタミンが含まれていて、特にビタミンCは、他の野菜に比べても特に豊富に含まれています。ガン予防、風邪予防、抗酸化作用、解毒作用などに効果あり♪
病気予防や、アンチエイジング、美肌などに効くと言われたら、ぜひ食べたいですよね♪/p>
でもあんまりスーパーなどでは見かけない地域もあるはず。山に入って採りに行くのもいいですが、ネット通販などで手に入れることもできるんですよ!
美味しくて身体にいい効果もあるミズ。食べたことがない方は、一度お試しあれ♪