スイカの皮を食べる！？シトルリンなど栄養豊富な皮は美味しい食べ方が色々♪
夏の果物で真っ先に思い浮かぶのがスイカ。強い日差しの下で、冷えたスイカにかぶりつくとほんとに美味しいですよね！みんなで種の飛ばしあいなんかも楽しい♪
私は田舎で祖父母がスイカを育てていたので、夏休みのおやつはスイカ食べ放題でした。親戚の子供たちが集まってスイカを食べると、バケツいっぱいの皮がでたもんです。
スイカはウリ科の食べ物で、たくさんの水分と糖分、ビタミン・ミネラルが豊富に含まれています。おやつやデザートにするのは、健康のためにも効果的なんですね。
ところで、食べた後の皮はどうされていますか？スイカの皮は分厚くて、スイカを食べると結構な量が出ますよね。実はこの皮にも、栄養があるんです♪
そこで今回は、スイカの皮はどうやって食べるといいのか？いくつかレシピも合わせてご紹介いたします！
スイカの皮を食べよう！血行をよくするシトルリンが豊富♪
スイカにはシトルリンというアミノ酸の1種が含まれていて、皮には実の2倍含まれています。
血行をよくすることで、冷え症や肩こりを解消したり、代謝をよくして老廃物の排出を促し、栄養の吸収やカロリー消費もアップします。デトックスやダイエットの効果も期待できますね。
また、スイカの皮は漢方薬「西瓜翠衣」（せいかすいい）の原料にも使われてきました。
・解熱
・解毒
・むくみ解消
・のどの渇きを鎮める
・利尿作用
中国では、スイカの皮までフル活用することが多いんです。スイカの栄養を余さず利用する知恵なのですね！
まずは漬物から始めてみよう！手軽にスイカの皮を活用
スイカの皮に栄養があると分かって、食べてみようと思っていただけた方、ありがとうございます♪まずは簡単に漬物をご紹介したいと思います。
スイカの皮の漬物
- スイカの皮の外側の固い部分をむき、内側の赤い実の部分も多い時はそぎ落とします。
- 薄切りにして、全重量の2％の塩をまぶしてしばらく置き、水分を出します。
- 水気を絞って密封袋に入れ、酢大さじ1、顆粒だし小さじ1、しょうゆ少々を足してもみこみ一晩おけばできあがり♪
漬物のバリエーションは色々ありますので、お好みの調味料でお試しくださいね。
- 塩もみしてぬか床につけるとぬか漬けに
- 酒と塩だけでシンプルな塩漬けに
- 皮を塩糀と一緒に漬けると糀漬けに
- 塩昆布を少し加えると昆布風味でやみつきに
浅漬けの素があると、漬けるだけなのでとっても手軽にスイカの漬物ができますね。
スイカの皮でメイン料理ができる？！かき揚げやカレーも♪
もともと捨てる部分のイメージが強いスイカの皮ですが、なんとメインをはれる食材にもなります！みんなが大好きなかき揚げやカレーなら、食卓も盛り上がりそうですね。
スイカの皮でカレー
- スイカの皮の外側の固い部分をむいて、薄切りにします。他に玉葱や人参などもお好みで切っておきます。
- ミンチやこま切れなどお好みの肉を炒めて、1.の野菜を加えて炒めます。
- しんなりしたらヒタヒタの水を加えて加熱し、煮立ったらアクをとりながら煮ます。
- 具がやわらかくなったら、一旦火を止めコンソメやカレールウを溶かしてから、しばらく煮ます。
- とろみがついて、味がなじんだらできあがり♪
スイカの皮以外は、いつも通りのカレーの作り方でOKです。他の具にイモ類を使わなければ、全体的に早く煮えるので時短料理にもなりますね。
スイカの皮でかき揚げ
- スイカの皮の外側の固い部分をむいて、赤い部分が多い時はそぎ落とします。
- 皮を細切りにして、他に玉葱や人参、ちくわなど好みの具も細切りなどにして用意します。
- 具に小麦粉をまぶして、全体に粉をつけます。
- 天ぷら粉を溶いて衣をつくり、3.を加えて衣をつけます。
- 180℃に熱した油で、揚げたらできあがり♪
天ぷらともなるとメインの中でも豪華なごちそうになりますし、ご飯にのせてかき揚げ丼にしたり、うどんなどの麺類とあわせても美味しいです。
育ちざかりの子供たちにも旺盛な食欲を満足させてあげられますし、がっつり食べたい男性にも喜ばれそうですね。
このほかにも、薄切りしたスイカの皮をつかってきんぴらにしたり、お肉と一緒に甘辛炒めにしたりと、メニューのレパートリーはとても広いんです！
スイカの皮自体、味にクセがないのでどんな味付けや調理法でも合うんですね。また、スイカの季節がきたら是非試してみたいですね♪