スルメイカとヤリイカの違いは？形や味に注目！
イカは日本人がよく食べる魚介類の一つです！スーパーなどで、1年中買うことができますね。
比較的安く買えますし、刺身・煮物・焼き物・炒め物・揚げ物など、様々な料理に使えるのも人気の理由です。
また、家庭でも冷凍保存できるので、新鮮なまま長く味わえるのも嬉しいですよね。
日本近海では多くの種類のイカが獲れ、ホタルイカの旬はいつ？では産地による違いをお話しました。
そして、スルメイカやヤリイカなども日本では有名ですが、それぞれの特徴などは意外と知られていません！
そこで、スルメイカとヤリイカの違いは？外観や味の違いをチェックし、特徴を生かしたおすすめの料理方法を見てみました。
スルメイカとヤリイカの外観の違いは？
日本で一番多く出回っているイカはスルメイカです!価格が安いと言われていますが、獲れる量によってかなり変動します。
そして、ヤリイカも日本では多く獲れ、とても人気があるイカです！
美味しい子持ちヤリイカの煮物の作り方の動画をご紹介します♪
スルメイカとヤリイカは、細部で違う所が多いので見分けることができますし、食感や味も違うのですよ。
旬の時期や外観の違いをチェックしてみました！
| 項目 | スルメイカ | ヤリイカ |
|---|---|---|
| 旬の時期 | 夏 | 冬から春にかけて |
| 体長 | 大きいもので30cm | 大きいもので40cm |
| 雄と雌の大きさ | 雄＜雌 | 雄＞雌 |
| 目 | 突き出ている | 平ら |
| 体型 | 胴が長い | 細長く先が尖っている･身が薄い |
| 足 | 長い | 短い |
| 耳(エンペラ） | 小さくひし形 | 胴の真ん中まである |
| 色(新鮮な時） | 赤黒い | スルメイカよりも薄い･赤茶色 |
スルメイカとヤリイカの外観で大きく違うのは、耳の付き方や足の長さや色などです。
また、イカは体色が変わりやすいのが特徴で、透き通ったものは新鮮なのですよ。
スルメイカとヤリイカの食感や味の違いは？
イカが獲れる有名な漁港は、八戸港（青森県）・函館港（北海道）・小木港（石川県）・石巻港（宮城県）など。
これらの漁港では、季節によっていろいろな種類のイカが水揚げされます。
スルメイカとヤリイカの主要な成分の違いはほどんどないです！タンパク質を多く含んでいて、低カロリーなのも嬉しいですよね。
どちらも、グリシン・アラニン・プロリン・グルタミン酸など、甘味・旨味のアミノ酸を多く含みます。
しかし、食べてみると味が違い、加熱した時よりも刺身で食べた時の方が、差がわかりやすいです。両者の食感と味をチェックしてみました。
| 項目 | スルメイカ | ヤリイカ |
|---|---|---|
| 食感 | モチモチとしている･歯ごたえがある･やや固い | プリプリしているが柔らかい |
| 味 | 濃厚な甘味 | 上品な甘味 |
イカの身の厚さによって味が変わってきます！一般的に、スルメイカの方が身が厚く後に引く甘さで、ヤリイカは身が薄くすっきりとした甘さなのですよ。
スルメイカはどんな料理方法がおすすすめ？
イカの中でも特に使い勝手が良くて、大きいままでも小さくカットしても使えるのがスルメイカです。
私は、加熱料理に使う事が多いですが、イカそうめんにしても弾力があって美味しいですよね。
スルメ・一夜干し・塩辛などの加工品も、スルメイカが主原料なことが多いです。
スルメイカは群れを作って日本列島の周りを回遊します！
先程スルメイカの旬は夏とお話しましたが、それぞれの群れの産卵期と場所が違うため、一年中水揚げされるんですよ。
しかし、夏と冬では大きさが違うので、次のような料理もおすすめです。
冬…内臓が大きく身も大型→塩辛がおすすめ
ただ、特にスルメイカには寄生虫のアニサキスがいる場合があります！気付かずに刺身にして食べてしまい、食中毒が起きることも…。
アニサキスは白い糸状のもので、目で見える大きさなので、あらかじめ取り除くことができるはずです。
しかし、心配なようでしたら、ご家庭では加熱調理をするか冷凍してお使い下さいね。
アニサキスは加熱（60℃で1分間）や冷凍（－20℃で1日）で無害化することができます。
スルメイカは、しょうゆや味噌にねぎなどの薬味を加えて味付けするのも良いですが、あまり味付けせずに焼くのもおすすめ♪香ばしくて旨味もアップして美味しいですよ。
ヤリイカの刺身以外でおすすめの料理方法は？
つい先日スーパーに行ったら、新鮮そうな丸ごとのヤリイカが比較的手頃な値段で売っていました♪
活きの良いヤリイカは刺身で食べると絶品ですが、加熱料理にも向きます！
ヤリイカはスルメイカでも代用できますが、身が薄く火が通りやすいので、加熱時間は短めにして下さいね。
素材の味を生かすために、塩などのシンプルな味付けがおすすめです！
また、煮物も合います。特に冬の子持ちの雌は卵にも味が染み込んで美味しいです。あと秋に出回る小ヤリイカも♪
ちなみにヤリイカは内臓が少ないので、塩辛には向かないですよ。
スルメイカもヤリイカも食べる機会は多いので、これからはさらに特徴を生かした料理で食べていきたいです♪
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