柿の皮って食べる?食べない?じつは栄養豊富♪
秋の代表的な果物、柿。日本人には身近な果物ですが、昔から「柿が赤くなると医者が青くなる」と言われるほど、栄養価が高くて、体にいいんですよね。
秋はいろんな果物がおいしくなる時期で、たくさん食べたいんだけど、ちょっと面倒くさがりな私は、包丁で皮をむいて食べるものを敬遠して、簡単に手でむけるものを選んでしまいがちなんですよね。
特に柿の皮って、ちょっと分厚くてゴワゴワするし、農薬がついていないか気になるので、私は皮をむいて食べるのですが、そのまま食べる方もいるんですよね。
でも皮には栄養がたくさん含まれているらしいんですよ!だったら食べた方がいいの?でも実だけ食べた方がおいしいし…という方へ、皮だけでおいしく食べる方法もあるんです♪
あなたは柿の皮を食べる派?食べない派?柿の皮の栄養をおいしく摂れる方法、お知らせします。
柿の皮って食べてもいいの?果肉よりも栄養豊富!
そもそも柿の皮って、食べても大丈夫なんでしょうか?体に悪い影響はないんでしょうか?
柿は、きれいに洗っていれば、皮のまま食べても大丈夫♪それに、果肉よりも皮の方が栄養が多く含まれているといわれているんですよ!
柿だけではなく、果物の皮と果肉の間には、うまみと栄養がつまっていて、皮をむくとそれまで一緒に捨ててしまうことに!もったいないですよね。
西洋では、柿をはじめ、果物の皮をむかずに食べることが多いんですって。皮をむくのが面倒だ、ということもあるかもしれませんが、うまみや栄養を上手に取り込む知恵なのかもしれませんね。
では、柿の皮にはどんな栄養が含まれているんでしょうか?
柿の皮にはこんな栄養が!体にいい効果もいっぱい♪
柿の皮には、栄養豊富といわれる果肉以上に、いろんな栄養素が含まれているんです。
柿に含まれるビタミンCは、レモンに次いで多いんですが、皮の方に多く含まれています。風邪予防や疲労回復、シミやしわの予防など、美容健康にいいことで知られていますね。
βカロテンも豊富で、体の中でビタミンAに変化して、髪や肌、粘膜を健康に保ったり、発がんを抑制したり、視力を維持したりする効果があるんですよ。乾燥させることで、βカロテンはさらにアップ!
またカリウムは、体の中の余分な水分や塩分を出してくれます。むくみ解消や高血圧予防に効果的♪基礎代謝もアップするんですって!
さらに、昔から防虫や防臭などの目的で使われていて、最近では石鹸やシャンプーなどにも使われている柿渋に多く含まれている成分、柿タンニン。
食べることでアルコールの吸収を抑えて素早く排出するので、二日酔いにも効果的なんですよ。糖質や脂質の吸収を抑えてくれる働きもあるので、肥満防止にも♪
そして、皮に多く含まれているペクチンという食物繊維。柿は果物の中ではペクチンの含有量が少ない方なのですが、皮と果肉の間の部分にその多くが含まれているんです。
ペクチンは、腸内の有害物質を排出して便秘や大腸がんを防ぐとともに、糖分の吸収を抑えて血糖値が急に上がるのを防いだり、コレステロールの吸収を抑えたりするんですよ。
柿って皮の部分にもたくさん栄養が含まれているんですね。皮だけ食べても、栄養が取れそうです。美肌やダイエット、病気の予防にもいいなら、食べた方がお得ですね♪
皮をむかずに食べるのが一番手軽でいいですが、干し柿などを作るときには、どうしてもむいた皮が大量に出てしまいます。せっかく栄養があるなら、皮だけでもおいしく食べられるといいですよね。
試してみて♪柿の皮のおいしい食べ方
実は、柿の皮はいろんな食べ方ができるんですって!いくつか紹介してみましょう。
- 柿の皮茶…皮を天日で3日干して、すり鉢で粉末にして、小さじ1杯程にお湯を注ぐ。風邪の予防に効果的♪
- 漬物の甘み…白菜などと一緒につけると、程よい甘みが移って美味しくなる。
- デザートのトッピング…刻んだものや、乾燥して細かくしたものをヨーグルトにかけたり、クッキーやパンの生地に練り込んだりする。
- 柿の皮チップス…オーブンで30分くらい焼く。
- きんぴら…細く刻んで甘辛く炒り煮する。
皮がこんなにいろんな料理に使えるって、びっくり!うまく活用すれば、優しい甘さが砂糖の代わりになるんですね。これまで捨てていたものを利用できて、栄養もあって、一石二鳥♪
これからは、なるべく皮も一緒に食べたり、むいた皮は食べ方を工夫したりして、柿の栄養を上手に取り入れながら、ゴミも減らせば、エコで健康な生活が目指せそうですね♪