マンゴーの品種で輸入したものをチェック!国産品との違いは?


マンゴーは世界的にも生産量が多い果実ですが、日本でもとても人気があります。

甘くてほどよい酸味もあってのバランスが良いですよね。「世界三大美果」の一つと呼ばれるのも納得です♪

これからの季節、マンゴーそのものやマンゴーを使ったデザートが多く出回るので、今から楽しみにしています。

前の記事で、マンゴーの常温保存についてお話しました。状態を見て保存方法を変えるのがおすすめなんですよ。

2000年頃から国内での生産が増えてきましたが、国外からの輸入品も多いです。

そこで、マンゴーの品種で輸入したものの特徴は?アップルマンゴーなど日本で人気の国外品を見てみました。

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輸入マンゴーの品種や性質をチェック!

マンゴーはインド周辺が原産地で、4000年以上前から栽培されている歴史ある果実です。

日本には明治時代に伝わりましたが、本格的に栽培するようになったのは、1970年を過ぎてからなんですよ。

より美味しくて品質が良く、生産性が高いものを求めて、品種改良を重ねてきました。

日本で多く栽培しているのはアップルマンゴーで、熟すと皮が赤リンゴのように色づくマンゴーを総称してそう呼んでいます。

そして、中南米・台湾・東南アジアなどから、品種や色や味などが違うマンゴーを輸入しているのですよ。

日本で出回っている輸入マンゴーは次の通りです。

アップルマンゴー
・主な産地はメキシコ・台湾・ブラジル・ペルーなど
・丸みを帯びた形をしている
・熟した果皮は赤色で果肉はオレンジ色
・甘味や香りが強いものが多いが差がある

ペリカンマンゴー
・主な産地はフィリピン
・果肉と果皮は黄色
・平たい形をしていて、比較的小ぶりなものが多い
・品種によって差があるが、甘味はあっさりとしていて、ほどよい酸味がある

タイマンゴー
・産地はタイ
・色や形はペリカンマンゴーに似ているが、こちらの方が少し大きく、先が尖っている
・一般的にペリカンマンゴーよりもやや濃厚な味がする

特に海外のアップルマンゴーは品種も多く、手頃な価格のものもありますよ。次でお話していきます。

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国外産のアップルマンゴー!国内産と大きく違うのは?

日本ではアーウィン種のアップルマンゴーを主に栽培していますが、海外からは次の品種を多く輸入しています。

・ヘイデン種…早生種。主な産地はメキシコ・ブラジルなど。香りが良い。ほどよい甘さ

・トミーアーキンス種…ブラジル産のものが多いがメキシコ産のものも。マイルドな甘さ。若干繊維質があるものも

・ケント種…主な産地はメキシコ・ブラジル・ペルー。甘味が強くコクがある。繊維質が少ない 

特にメキシコから多く輸入しています。主に出回る時期は、メキシコが3月~9月頃・ブラジル産が10月~3月頃で、通年出回っているんですよ。

国産のアップルマンゴーと、ヘイデン種やケント種など外国産のものは見た目が似ていますが、次のように収穫のタイミングなどが大きく違います!

国産のアップルマンゴー
・木で完熟してから収穫する
・輸送の時間が短いため新鮮
・品質管理が徹底しているのでコストも高め

外国産のアップルマンゴー
・日本まで遠い産地が多いため、未熟な状態で収穫し輸送中に追熟させる
・輸送時間が長く新鮮さにやや欠ける
・コストを削減して栽培・輸送しているものあるので、一般的には国産のものよりも安価

外国産のアップルマンゴーでも高品質で美味しいものも多いですが、未熟だったり逆に熟しすぎたり、輸送中に傷んでしまったり、味のあたりはずれも比較的あるのですよ。

台湾のアップルマンゴーの輸入量も多いです。数多くの品種が生産されていますが、日本では主に愛文という名前のものが出回ります。

愛文はアーウィン種で濃厚な味で甘味もかなり強く、品質も良いので外国産のマンゴーの中でも値段が高い方ですよ。

日本では5月~7月頃に出回り最盛期は6月です。台湾は日本に近いので輸送に時間がかからず、新鮮なまま店頭に並ぶ事が多いのも嬉しいですね♪

ペリカンマンゴーとタイマンゴーのよく出回る品種はコレ♪

ペリカンマンゴーとタイマンゴーも、時期によって量の多い少ないはありますが、1年中日本で出回っています。

それぞれの主な品種などをチェックしてみました♪

ペリカンマンゴー
・主にカラバオ種
・繊維質が少なく舌触りが良く食べやすい
・2月~7月に多く出回る

タイマンゴー
・マハチャノ種…少し赤みがかっている。香りが強く甘味と酸味のバランスが良い。3月~6月に多く出回る
・ナンドクマイ種…糖度が高く人気がある品種。4月~6月に多く出回る

特にタイマンゴーは品種も多く、タイではとてもポピュラーな果物です。

タイ現地でのマンゴーのベストシーズンは3月~6月頃ですが、品種によって出荷時期が違うので、1年中食べることができるんですよ。

ところで、マンゴーには固い殻の中にが入っています。特に美味しいマンゴーを食べると、食べた後の種を植えて育ててみたいと思う方もいらっしゃるはずです。

国外産のもので発芽しにくいものもありますが、条件が整えば10日位で発芽することが多いです。

しかし、種が発芽してから実になるまで6~7年位かかりますし、ごくまれに美味しい実ができることもありますが、小さかったり味が良くなかったり、違った品種になる場合も多いのですよ。

以前よりマンゴーが手に入りやすくなってきましたので、食べる機会を増やしていけたらと思います♪

2021年04月


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