牛乳は太る?痩せる?栄養バツグンの意味♪
昔から続く給食の代名詞とも言えるほどメジャーな牛乳、栄養満点なのは間違いないのでしょう。栄養士さん、お墨付きとも言えるわけですから。
何故給食に牛乳が常に採用されているかというと、栄養素密度が高いのです。比較的安価に購入できる割には、たんぱく質・脂質・炭水化物・ビタミン・ミネラルといった栄養がバランス良く含まれています。
牛乳=カルシウムという図式が頭の中には出来上がっているとは思いますが、それだけでなく、いろんな栄養が含まれているということがポイントですね。
ところで、牛乳を飲み過ぎて太ったという話と、牛乳ダイエットなんて言葉と、牛乳を飲むとお腹をこわすなどと、色々な説がありますね。
なんだか矛盾した言葉が並んでいますね。牛乳は太るのか痩せるのか、説明させてもらいますね♪
牛乳は高カロリーで栄養バツグン!
牛乳を語る上での大前提ですが、基本的に牛乳は高カロリーで高脂肪です。給食に出てくる牛乳1パックがだいたい200mlですね。牛乳は200mlで138kcalになります。
例えば給食のカロリー想定が、学校給食法で定められている基準値が小学校低学年560kcalです。中学生になると850kcalにもなります。
極力金額を抑えながらも、基準値のカロリーをクリアして、尚且つ様々な栄養をバランス良く摂取させることが目的の学校給食では、万能な牛乳様様になるわけですね。
さて、その高カロリーを担っているのが、乳脂肪分です。通常”牛乳”として言われているものは、乳脂肪分が3.0%以上・ミネラルやビタミンなどの無脂乳固形分が8.0%以上という定義がなされています。
市販されている”牛乳”では、だいたい乳脂肪分3.5%以上・無脂乳固形分8.3%以上と言われています。そして、138kcalのうちの約半分が乳脂肪分のカロリーとなっています。
単純には、牛乳は高カロリーであり、高脂肪食品であると言えます。毎日ひたすら牛乳ばかりを飲んでいれば、理論上太る傾向にあります。
しかし、手軽に牛乳1杯で摂取できる栄養分は見逃せないものです。だからこそ、学校給食では昔から今に至っても牛乳が欠かせない存在であるわけです。
そもそも牛乳にはどんな効果が?カルシウムの効果!
牛乳は栄養バツグン!カルシウムが!!というのは、御存知の方も多いと思います。実際の効果としては、何があるんでしょうね。
たんぱく質・脂質・炭水化物・ビタミン・ミネラルを五大栄養素と言います。そのすべてを含むのが牛乳です。
牛乳には、代謝を促す栄養成分であるビタミンB群が豊富に含まれています。代謝率を上げることはダイエットにとても効果があります。
そして注目すべきは栄養は、有名なカルシウムです。カルシウムは、骨を強くすることに効果があるということはもちろんですが、他にも色々な効果を持っています。
カルシウムには、情緒を安定させる効果もあります。イライラしている人に向かって、「カルシウム不足じゃない?」なんて聞くことありますよね。カルシウムが足りないとストレスを抱えやすくなるのです。
また、カルシウムには脂肪吸収抑制効果や、脂肪分解促進効果があるという分析の結果も出ています。意外と知らない人も多いのではないでしょうか。
カルシウムは1日あたり600-650mgほどの摂取が理想値です。コップ1杯200mlの牛乳には220mgものカルシウムが含まれています。
因みにカルシウムを多く摂ることによって、ダイエット効果が高まるという研究結果もあります。
牛乳は腹もちが良い、というのもあります。高カロリーではあるけれど、満腹感が持続します。つまり、牛乳1杯飲んでおくことによる食欲の抑制効果もあるということになります。
無駄な間食や、食べすぎを防げるという意味からしても、ダイエットの強い味方ではあると言えますね。夜寝る前に飲むというのも、安眠効果と食欲抑制効果で良いかもしれませんね。
たんぱく質の摂取は健康的に痩せる効果?
たんぱく質というのも、身体にとっては欠かせない栄養素のひとつです。人間の身体は7割が水分、2割がたんぱく質で構成されています。
たんぱく質が足りないと、筋肉が減って、まず基礎代謝率が下がってしまいます。つまり、たんぱく質が不足することによって、”太りやすく痩せにくい身体” となっていきます。
牛乳では、コップ1杯でたんぱく質が約6-7g含まれています。それは、平均して1日の必要量10%程度に相当します。
また牛乳から摂取できるたんぱく質のことをホエイペプチドと言いますが、食品から摂取しなくてはいけない栄養分である必須アミノ酸がすべて含まれています。
必須アミノ酸がないと、たんぱく質を摂取しても、筋肉や血液、骨などの身体をつくることができないのです。栄養素というのはいろいろと複雑に絡み合っていて、なかなか難しいですね。
牛乳には、生きる上で欠かせない成分がたくさん含まれているということです。痩せる為には、まず健康な身体を作らなければなりませんね。
牛乳は栄養バツグンなのですが、気を付けたいのは、乳糖不耐症という症状です。牛乳に含まれる乳糖を分解する酵素ラクターゼの働きが弱いという症状のある人がいるということです。
乳糖不耐症である場合、あまりゴクゴクと牛乳を一度にたくさん飲むのはやめた方が良いですが、1日1杯-2杯くらいは大丈夫な人も多いです。
牛乳に含まれる栄養というのは、なかなか世界的にも代替食品はないのです。万能な食品なので、朝・夜と1日2杯くらいは飲むと良いかもしれませんね。
朝ごはんを食べられない子供や大人が増えているとも言いますね。そういう場合でも、朝1杯牛乳を飲む習慣にすると、多少のカロリー摂取にはなりますし、腹もちが良いというのもあるのでおすすめです。
ダイエットにも強い味方ですので、健康を維持しながら、うまく痩せる為の補助食品としての摂取はおすすめします♪
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