うなぎの栄養でたんぱく質はどのくらい?夏バテにいいワケをご紹介!


暑い季節がやってくるとスタミナ食材が、気になってきますね!夏のスタミナ食材といえば、うなぎ!かば焼きにして食べると、疲れも吹っ飛び、元気がつきますよね。

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今では夏の土用の丑の日にうなぎを食べる習慣が定着していますが、これは江戸時代から続いているんですよ。

以前から「う」のつくものを食べると夏バテしない、という言い伝えがあって、うなぎ屋が売れ行きの落ちる夏の土用の丑に、看板を出し始めたのが広まったといわれています。

とはいえ、うなぎには夏バテにいい栄養が含まれているので、ただの迷信でもないんです♪エネルギー・たんぱく質・脂質などはもちろん、ビタミンやミネラルも豊富なんですよ。

特に、体を作り免疫力を支えるたんぱく質が豊富で、その質もとてもいいんですよ!たんぱく質は、この「質」がとても大事なんです。

うなぎの栄養でたんぱく質はどのくらい含まれているの?夏バテだけでなく美容にもいい、うなぎに含まれる栄養についてご紹介します♪

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うなぎの栄養にはどんなものがあるの?たんぱく質はどのくらい?

栄養満点のイメージがあるうなぎ、どんな栄養が含まれているのでしょうか?

うなぎの栄養(可食部100gあたり)

  • エネルギー  255kcal
  • たんぱく質  17.1g
  • 脂質     19.3g
  • 炭水化物   0.3g
  • ビタミンA   2400μg
  • ビタミンB1  0.37mg
  • ビタミンB2  0.48mg
  • ビタミンD   18μg
  • ビタミンE   7.4mg
  • カルシウム   130mg
  • 亜鉛      7.4mg

うなぎには、たんぱく質、脂質の他、ビタミンA、B群、D、E、カルシウム、亜鉛などがバランスよく含まれているんですね。

特に夏は、暑さで食欲が減退して、冷たい麺など食べやすい炭水化物中心の食事になりがちなので、栄養のバランスが良いうなぎは、ありがたい食材なんですよ♪

では、うなぎのどんな栄養素が夏バテに効果があるのか、見てみましょう。

うなぎのたんぱく質は良質!アミノ酸スコアに注目してみよう

うなぎに含まれるたんぱく質は、サンマや鶏ササミと同じくらい豊富なんです。実は、たんぱく質は夏バテ対策には重要で、筋肉疲労の回復や、持久力アップには欠かせない栄養素なんですよ!

実は一言でたんぱく質と言っても、質の違いがあるんです。それは、たんぱく質の栄養価を表す「アミノ酸スコア」という数値でわかります。

たんぱく質はアミノ酸がたくさん集まってできています。アミノ酸には、私たちの体で合成できるものと、食べ物から摂取しないと合成できない必須アミノ酸があります。

この必須アミノ酸は9種類あって、バランスよく含まれていないとうまく吸収できず、たんぱく質の合成もうまくいきません。たんぱく質は、血液・皮膚・臓器・消化酵素などを作るのに必要なので、とっても大切!

アミノ酸スコアは、必須アミノ酸がどれくらいバランスよく含まれているか、という値で、100に近いほど、良質なたんぱく質だといえるのです。

うなぎのアミノ酸スコアは、なんと97!100に迫る数値です。これは、プロセスチーズの91を上回っています!

そして、うなぎに含まれるアミノ酸で注目なのが、「条件付き必須アミノ酸」に分類されるアルギニン

アルギニンは、活動するためのエネルギーを生み出し、体の巡りを良くする働きがある成分で、ニンニクや高麗人参、マカなど栄養価が高いと言われている食品にも多く含まれているんですよ。

アルギニンは体の中で合成することができるものの、激しい運動をしたり、過度にストレスがかかったりすると大量に消費されるので、合成が追い付かなくなるんです。

だから、活力が欲しい時にうなぎを食べると、足りなくなったアルギニンを補ってくれるので、元気が出るんですね!

必須アミノ酸のバランスが整っていて、アルギニンも多く含まれるうなぎは、まさに夏バテにもピッタリな食材なんです♪

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うなぎはビタミン・ミネラルも豊富!

暑さで汗をかくと、ミネラル分が失われます。内臓も弱って、なんとなく食欲もおちてしまうと、エネルギー源になるものが不足してきますよね。

すると、体がだるくなったり、元気がなくなったりして夏バテ状態に陥ってしまいます。うなぎには、そんな体に必要なビタミンやミネラルも多く含まれているんですよ!

まずうなぎには、疲労回復に効果的なビタミンB1やB2が豊富にふくまれています。また、ビタミンB12には細胞の代謝を促進して、脂肪の燃焼を助ける効果もあるんですよ♪

またレチノール(ビタミンA)も多く含まれていて、目の健康を守ったり、粘膜や肌の新陳代謝を促したり、免疫力を高めてウイルスを除去したりする効果があるんです。

ビタミン類では他に、カルシウムの吸収を助けるビタミンDや、抗酸化作用で美容やアンチエイジング・病気予防にいいビタミンEも多く含まれています。

うなぎのカロリーのもとになっている脂質ですが、量が多いと健康に悪そうだなって感じませんか?確かに、高カロリーになるので、ダイエット中は食べる量に注意が必要なのですが・・・。

脂質の種類は、牛肉などの肉類とは違って「不飽和脂肪酸」という体にいい油です。たとえば、DHAやEPAが豊富に含まれています。DHAは、頭がよくなる栄養として有名ですよね。

DHAもEPAも、コレステロールや中性脂肪を減らしたり、血流をよくする作用があるので、がんや生活習慣病の予防にもいいんです。高カロリーではあるけれど、体に大切な脂質が含まれているんです。

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ちなみに、うなぎとよく比較されるあなごは、脂質がうなぎに比べて少ないのでカロリーは161kcalと少し低く、ビタミンAやB群、D、カルシウムなどもうなぎの方が多く含まれています。

カロリーが低いのはいいですが、栄養的にはうなぎの方に軍配が上がりそうです。特に脂質の量が大きく違うので、DHAなどの不飽和脂肪酸を摂りたい方は、うなぎの方がおススメです。

美容にも効果的なうなぎ♪

うなぎって、健康に良いだけではなく、実は美容にもいい栄養がたくさん含まれているんですよ♪

皮膚や細胞の材料となる必須アミノ酸が多く含まれているのと同時に、ビタミンAやビタミンEなど、肌の新陳代謝を促す栄養素も豊富なので、美肌に効果的!

また、うなぎの皮周辺には、コラーゲンがたっぷり♪肌に潤いやつやを与え、髪にもいいんですよ。うなぎは皮ごと食べることが多いので、コラーゲンも摂取しやすいんですね。

夏バテによる肌荒れが気になる方にも、うなぎはうってつけ!土用の丑で、うなぎが出回り、つい食べたくなってしまうのがなぜか、栄養的にも確かな理由があったんですね。

しかも、あのかば焼きの食欲を誘う香り・・・、私も夏バテ予防に美味しくチャレンジしてみようと思います♪

2016年06月


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