豆腐の栄養は木綿と絹ではどう違うの?主成分のたんぱく質は?
豆腐は温かくても冷たくても美味しく食べれますし、主菜・副菜・汁物と様々な料理に使えるのが良いですよね。
豆腐は奈良時代に中国から伝わったと言われていて、とても歴史があります。
我が家では常に買っていますが、毎日のように食べても全く飽きる事がありません♪
また、消化も良いので離乳食初期から使えますし、ちょっと体調が悪い時にもおすすめの食べ物です。
私は、冷奴やサラダなどそのまま食べるのが好きなので、絹ごし豆腐を買うことが多いですが、炒め物や煮物にする時には木綿豆腐を食べていますよ♪
そして豆腐は栄養があることで知られていますが、木綿と絹の違いとなると意外と知られていません。
そこで、豆腐の栄養は木綿と絹ではどちらがあるの?豊富に含まれているたんぱく質などに注目し、作り方の違いなどから見てみました!
豆腐は木綿と絹とでは栄養に差が?たんぱく質に注目!
かなリ前に豆腐を手作りしましたが、意外と温度管理が難しかったです。しかしその味は格別でしたよ♪
木綿豆腐と絹ごし豆腐とでは、外観や食感が違います!木綿は目が粗くやや固めなのに対し、絹豆腐はきめ細かくなめらかです。
この2つの豆腐は原料が一緒ですが、木綿の方が水分が少なく固形分が多いので、栄養価もやや高いです。
豆腐100gで含有量に差がある成分を見てみました。
木綿豆腐 | 絹ごし豆腐 | |
---|---|---|
たんぱく質 | 6.6g | 4.9g |
脂質 | 4.2g | 3.0g |
カルシウム | 86mg | 57mg |
木綿豆腐は絹ごし豆腐より、たんぱく質と脂質とカルシウムが3割~5割多く含まれているのがわかりますね。
その中でも、たんぱく質は(水分を除いた)固形分の半分を占め、アミノ酸のバランスがとても良いのが特長♪
木綿豆腐はたんぱく質が多いので、免疫力を高めたり、貧血の予防になったりなどの健康効果も期待できるんです!
その他にビタミンEやマグネシウムや鉄なども、木綿豆腐の方が多く含まれていますよ。
このように栄養価が違うのは作り方が違うから。詳しく見てみると
豆乳に凝固剤を加えて固める
↓
固めたものをくずし、圧力をかけて水分を搾る
↓
再び固める
・絹ごし豆腐
豆乳に凝固剤を加え、そのまま固める
木綿豆腐は途中で水分を絞ることで栄養が凝縮されるので、絹ごし豆腐よりカロリーが高く、たんぱく質などが多くなるんですよ。
好みもありますが、のどごしの良さを求めるのなら絹で、栄養価を求めるのなら木綿と言われるのも、そういう理由からなのですね。
豆腐の栄養で木綿より絹の方多いのはコレ♪
製造工程の違いで、全般的には木綿豆腐の方が栄養が豊富ですが、水溶性の成分は絹ごし豆腐の方が少し多いですよ。具体的にはこちらの成分です。
・ビタミンB1
・ビタミンB2
・ナイアシン
・パントテン酸
これは、木綿豆腐は水分を搾る時に、水と一緒に上記の水溶性成分が流れ出てしまうからなんですよ。
一方、絹ごし豆腐は水分を搾り出さないので、カリウムやビタミンB群が残っています。
絹ごし豆腐は、カリウムやビタミンB1やパントテン酸など水溶性の成分が多いので、高血圧や動脈硬化の予防にも良いのですよ♪
ちなみに、豆腐のパッケージの水は豆腐を壊れにくくするために入れてあるものです。栄養はないので、使う時には水を捨てて下さいね。
木綿豆腐の方が健康に良いと思われるかもしれませんが、どちらも良質のたんぱく質や脂質・ミネラルなどを豊富に含んでいます♪
そのまま食べる時は絹ごし豆腐、加熱する時は木綿豆腐というように、両方まんべんなく食べるのがおすすめですよ。
ダイエット中に豆腐!木綿と絹のどちらが良いの?
普段はあまり気にする必要はないですが、ダイエット中はどちらの豆腐を食べたら良いとかあるのでしょうか?
木綿豆腐と絹ごし豆腐のカロリーを比較してみると
・絹ごし豆腐…100gで56Kcal、1丁(300g)で168Kcal
1丁で約50Kcal木綿豆腐の方が高いので、カロリーは絹の方が抑えられます!サラダなどにすると良いですよね。
一方、木綿豆腐は食べ応えがあるので満腹感もバッチリ!そして、チャンプルなどにするとカロリーを抑える事ができ、野菜も摂れるので、木綿もおすすめですよ♪
しかし、豆腐にはビタミンA・C・Dが入っていませんから、他の食品と組み合わせて食べて下さいね。
また、更年期障害の改善・骨粗しょう症の予防・美肌効果もある、イソフラボンも豆腐にはたくさん入っています!
1日に必要な目安量を豆腐半丁(150g)で摂れるのも嬉しいですよね♪
木綿豆腐と絹ごし豆腐の栄養には、それぞれ特長があることがわかりました。これからは半々で食べていこうと思っています。