杏を干した時栄養は?意外な成分に予防効果も♪


(あんず)は、プルーンや梅などと同じ仲間で、真ん中に大きな種を持った果物です。

歴史がとても古く、中国では紀元前に栽培が始まっています。アプリコットという英名も有名ですよね。

そして杏は、干したものやジャムやシロップ漬けなど加工したものが多く出回っています。

生のものは短い期間しか味わうことができませんが、加工すると長く保存できるのも嬉しい所です♪

一般的にドライフルーツは栄養が高いと言われるので、干した杏はどうなのかも気になります。

そこで、杏を干した時栄養はどうなる?多く含まれる成分の働きや注意したいことなどを見てみました。

スポンサードリンク

杏の特徴!東洋系と西洋系で違いも?

杏は3月から4月にかけて花が咲き、6月から7月にかけて収穫の時期を迎えます。

干し杏を使ったヨーグルトケーキの動画です♪

比較的産地が限られているので、生の杏になじみのない方もいらっしゃるはずです。特徴をチェックしてみました。

・バラ科サクラ属

・見た目はスモモや(小さい)黄桃に似ている

・品種によって大きさはかなり違うが、1個の大きさは40g~60g位のものが比較的多い

・日本での主な産地は長野県と青森県

・旬の時期は6月下旬~7月下旬頃

・品種は大きく分けて2つ。アジアで品種改良された東洋系と、ヨーロッパで品種改良された西洋系

・東洋系は酸味が強いので、干しあんずやジャムなど加工に向いている

・西洋系は甘味が強いので、生食に向いている

しかし品種改良が進んで、国内で栽培される東洋系の品種でも甘味が強く、生食向けのものもあるんですよ。

スポンサードリンク

干し杏の栄養!多く含まれている成分に肌荒れを防ぐ効果も?

杏は、日本でも古くから栽培されていて、平安時代の書物や古今和歌集に「唐桃(からもも)」という和名で載っています。

しかし、薬用・観賞用として長く使われていて、実を食べるようになったのは江戸時代の頃からなんですよ。

生の杏も、βーカロチンやカリウムや食物繊維などを多く含んでいますが、干すことで成分が凝縮して栄養価がアップします。

干し杏に特に多く含まれるビタミン・ミネラルと主な働きを見てみました。

・βーカロチン…(同じ重さの)生の杏の3倍以上含む。皮膚の新陳代謝を良くする働き。肌のカサつきやニキビを予防する

・ビタミンB6…皮膚や粘膜のトラブルを防ぐ。神経の機能を正常に保つ

・カリウム…生の杏の6倍以上含む。高血圧やむくみの予防。筋肉の動きを正常に保つ

・鉄分…貧血を防ぐ。疲労を回復する効果

上記の4つの成分は、ドライフルーツの中でトップクラスの含有量なんですよ。

肌荒れを防ぐ効果がある、βーカロチンやビタミンB6を多く含んでいるのも嬉しいですよね♪

干し杏はおやつにもおすすめ♪

干した杏は脂質をあまり含んでいませんが、糖質・食物繊維・たんぱく質(アミノ酸)を多く含んでいます。

干すことで甘味や旨味が凝縮し、より甘く旨味も強くなるんですよ。

杏の糖質・食物繊維・たんぱく質についてそれぞれチェックしてみました!

・糖質…干し杏の主成分。ブドウ糖・果糖・ショ糖をバランスよく含んでいる

・食物繊維…水溶性食物繊維・不溶性食物繊維ともに多く含み、含有量はドライフルーツの中でもトップクラス。便秘解消なども期待できる

・たんぱく質(アミノ酸)…たんぱく質の含有量は100g中9.2gで、果実類の中でとても多い。旨味のあるアミノ酸(アスパラギン酸・グルタミン酸)を多く含む

このように栄養満点の干し杏は、おやつに食べるのもおすすめですよ♪

程よい甘味もありますし、食物繊維も多いので比較的腹持ちも良いです。ちょっとした栄養補給にもなりますよね。

かさばらず持ち運びもしやすいので、外出先にも持っていくことができますよ。

しかし、干し杏は比較的カロリーが高く、大きめの1個(8g)で23Kcalあります。

また、食物繊維も多く含まれていますので、食べ過ぎるとお腹がゆるくなってしまう可能性も…。2~3個食べて様子を見るのがおすすめです。

杏の種の中身にはどんな効能があるの?

杏仁豆腐は、中華料理や薬膳料理のデザートとして有名ですよね。

この杏仁は杏の種の中身のことです!杏や梅干しなどの種の中身を天神様と呼ぶこともあります。

杏仁をすりつぶしてパウダー状にした、杏仁霜(きょうにんそう)を入れると上品で香り豊かな杏仁豆腐になりますよ。

ちなみに、杏仁豆腐の上にのっている赤い実はクコの実といって、彩りを良くするだけでなく栄養もあるんです。

そして杏仁は、薬効成分のアミグダリンを含んでいて、痰を取り除いたり咳を止めたりする効能があります。

中国で古くから杏を栽培していたのも、杏仁を取り出してにするためだったんですよ。

しかし、このアミグダリンは青酸配糖体なので、杏仁を大量に食べると青酸中毒を起こす危険があります!

薬効を期待して食べる場合は、お医者さんなどに相談してから利用するようにして下さいね。

今まで何気なく食べていた干し杏ですが、意外な栄養効果があることがわかりました。

品種によって味もかなり違うので、食べ比べもしてみたいです♪

2021年04月


スポンサードリンク


今日何食べる?を応援してください♪


こちらも美味しい記事です♪

    

コメントを残す

サブコンテンツ

最近の投稿

このページの先頭へ

このエントリーをはてなブックマークに追加
Check