びわの栄養は種にもあるの?アミグダリンの良い所と注意したい所は?


八百屋さんやスーパーなどでびわをよく見かける時期になり、売り場はいっそう華やぎます♪

びわの栄養と美容についてでは主にびわの実についてお話しました。

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ビタミンやミネラルはもちろんですが、クエン酸などの有機酸も肌に良い働きをするんですよね♪

そして、今回の主役はです!びわの果実はそれほど大きくないのに、種は存在感がありますね。

子供の頃、家の庭に植えたことがあるのですが、割とすぐに芽が出てビックリした事を覚えています。

種は栄養がないものだと思っていましたが、豊富に含まれている成分もあるのですよ。

そこで、びわの栄養は種にもある?普段脇役になりがちな種にスポットライトを当ててみました♪

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びわの種にはどんな栄養が?アミグダリンは咳止めにも?

今は種なしびわもありますが、1コ当り4~7個ある場合が多いのですよ~。粉末にした商品もありますよね。

種は薬用として千年以上前から使われていましたが、成分の研究は比較的近年から始まりました。

びわの種はミネラルやビタミンやポリフェノールなどを含んでいますが、多く入っていて注目の成分はアミグダリンです。

アミグダリンの特徴やどんな効果が期待できるかをまとめてみたのがこちら。

・あんずの種から発見され、梅や桃などの種にも含まれている

・びわの葉にも入っているが、種の方がはるかに多く入っている

・抗がん作用を期待できることから有名になった

・喉の痛みや咳を抑える

・殺菌作用がある

アミグダリンはがん細胞に効力があるとされてきましたが、今はその効き目に否定的な見解を示している方もいます。

咳止めの薬能がある事で有名な杏仁は、あんずの種の中の部分。杏仁が手に入らなかった時は、びわの種で代用していたこともあったのですよ。

また、びわの種を焼酎に漬けてしばらく置くと、切り傷や火傷や湿疹などの手当てに使う事も出来ます。

今まで種は捨てていたのですが、多くの効能や使い方がある事を知りビックリ!次は食べる事に注目してお話していきますよ。

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びわの種って有毒なの?気をつけたいことは?

果樹は実になるのに時間がかかるものが多いですよね。びわもそうなんですよ!

気候や土壌の状態などによって違いはありますが、種から植えたものは10年位かかるんです。農家さんも大変手間をかけて栽培していますね。

上記のように、びわの種は万能薬にもなり得るのですが、食べる時に気をつけたい事があります!大事なことなのでまとめてみました。

  • 未熟なものは食べない
  • 生では食べない
  • 一度に多く食べない

この3つの食べないにはアミグダリンが大きく関係しています!アミグダリン自体に毒性はありません。

しかし多く摂ると、未熟な種子や腸内に含まれている特定の酵素と結びついて青酸が発生し、中毒が起きる場合もあるのですよ。

一度に大量に摂取しない限りそれほど心配ないのですが、少量(数粒程度)で留めておくのがおすすめです。特に小さいお子さんはご注意を!

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また、このアミグダリンは成熟すると分解して毒性が消えていきますし、お酒や砂糖につけると酵素が失活して無毒化していきます。

また、加熱するのも酵素が働かなくなるので有効なんです!成熟したもの・加工や加熱したもの・少量でがポイントですよ。

びわの種の活用法でおすすめはコレ♪

手に入る時期が限られるびわですが、たくさん手に入った時には、種を上手く活用したいと思います。おすすめの方法を挙げてみました。

・アルコール漬け

・砂糖漬け

・煎る

・びわ種茶にする

アルコール漬けはびわ種酒のことで、そのエキスは塗って良し、飲んで良しなのですが、漬けてから半年位経たないと使えません。

なので今回は、すぐに出来上がる乾煎りする方法を詳しくご紹介します♪

・びわの種を洗い、1日以上日干しして乾燥させる

・フライパンで最初は強火、途中からは弱火にして焦がさないよう煎る

・薄皮をむいて食べる

煎り方が足りないと苦味が残るのでじっくりと煎って下さいね。粉にしたい場合は、皮をむいた後、フードプロセッサーなどで細かくしてから煎ると良いですよ♪

他には、粉にしてパンの生地に入れてみたり、杏仁豆腐風にしてみたりと使い道はたくさんあります。茹でてもホクホクしていて美味しいのです。

細かく砕いた時やアルコール漬けした時など、杏仁のような良い香りがしますよ~。

びわの種には栄養もあり、先人の知恵で広く利用されていることがわかりました。

使い方次第で、種の魅力もアップするので、捨てずに利用しようと思っています。

2017年06月


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