セリを加熱すると栄養は?効率良く食べる方法や注意したい点も!


セリは日本原産の野菜で歴史がとても古く、奈良時代の万葉集などで詠われてきました。

春の七草の最初に数えられるので有名ですが、普段の食卓に上ることは少ないかもしれません。

特有の爽やかな香りや味がしっかりとしている所、シャキシャキとした食感などが魅力なんですよ♪

前の記事ではセリの旬と産地についてお話しました。地域や天然物か栽培種かによっても違ってきますよ。

緑黄色野菜なので栄養満点です。しかし、加熱して食べると成分が減ってしまうのかが気になる所ですよね。

そこで、セリを加熱すると栄養はどうなるの?多く含まれる成分の特徴をチェックして、無駄なく食べる方法を見てみました。

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セリに豊富に含まれる成分と効果は?根にも栄養が!?

セリの名前の由来は諸説あり、「同じ所で競り合って生育する」などがあります。

別名で白根草(シロネグサ)・川菜(カワナ)などと呼ばれているのですよ。

次のような栄養素が豊富に含まれています。主な効果とともに見てみました!

・βーカロチン…抗酸化作用があり、皮膚や粘膜を健やかに保つ

・ビタミンK…血液を凝固させ止血効果がある。丈夫な骨の維持に関わる

ビタミンB群
・葉酸…造血作用がある。核酸の材料になる
・パントテン酸…エネルギーの代謝を助ける。副腎の働きを助ける

・ビタミンC…抗酸化作用があり、老化を防ぎストレスを和らげる

ミネラル
・カリウム…むくみと高血圧の予防
・カルシウム…強い歯や骨を作る。骨粗しょう症の予防
・鉄…ヘモグロビンの構成成分。貧血を防ぐ

・食物繊維…不溶性食物繊維が多い。便秘を防ぐ

・香り成分…健胃効果・リラックス効果。血流をよくする働きがあるピラジンも香り成分

セリは香りが良いだけでなく、ビタミンやミネラルや食物繊維など、体に有効な栄養をバランスよく含んだ野菜なんですよ♪

そして、を食用にしない野菜もありますが、セリはよく洗えば食べることができます。

根には鉄などが多く含まれているのですよ。きんぴらなどにするのもおすすめです♪

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セリを加熱すると栄養は減ってしまうの?

セリを使った料理では、セリ鍋や切りたんぽ鍋などが有名です。豊かな香りとほろ苦さが、他の具材とよく合いますよね♪

卵とじも色が鮮やかですし、卵がフワフワしていて食感よく食べられます。

そして、セリを加熱した時、水に溶け出たり減ったりする栄養素もあれば、それほど変わらない栄養素もあるのですよ。

チェックしてみました!

水に溶け出たり減ったりするもの
・葉酸
・パントテン酸
・ビタミンC
・カリウム
・香り成分(あまりかわらないものもある)

それほど変わらないもの
・カルシウム
・鉄
・食物繊維

そして、βーカロチンやビタミンKなどは脂溶性なので、を使って調理すると吸収率がアップしますよ。

調理上のおすすめポイントを見てみました!

・加熱時間は短めに。茹で過ぎない

・スープや鍋にした時は汁を飲むと溶け出た成分も摂ることができる

・揚げ物や炒め物にすると加熱時間が短く、脂溶性のビタミンも効率よく摂れる

セリは火が通りやすいので、鍋物や汁物に入れる時には最後に入れると良いですよ。

その時には先に茎を入れて後から葉を入れて下さいね♪

セリを食べる時に注意したいことは?似ているものも!

セリは生食することができます!特に葉は柔らかく茎はスジっぽくないですし、根ほど土が付いていないため食べやすいです。

洗って水に少し浸けてから使って下さいね。

自生のセリはアクが強いものが多いので、下茹でしてから食べるのをおすすめします。

そして、注意したい点がありますので見てみました!

・食物繊維を多く含むため、食べ過ぎると消化不良でお腹を下す可能性がある

・葉が黄色っぽくなった時は、鮮度が低下しているので早めに食べる

自生のセリの場合
・旬の時期を過ぎた5月頃、ヒルがセリに産卵する可能性がある
・猛毒なドクゼリと間違えないようにする(同じような所に生育するため)
・春先の若葉の頃が特に似ているので注意
・ドクゼリは匂いがない
・ドクゼリの方がはるかに大きく育ち、太く緑色の地下茎がある

ちなみに、セリ科の植物の中には光毒性があるソラレン類を少量含んでいるものもあります。

しかし、セリがソラレン類を含んでいるというデータはなく、普通に食べる分には全く問題がないのですよ。

私が住んでいる地域では、11月頃から出回り始めます。今年もセリの風味を大切にして調理していきたいです♪

2023年10月


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