トルティーヤは栄養がある?とうもろこし粉と小麦粉で違いは?
日本では稲が育ちやすく多く収穫できることもあって、米を主食としています。
そして世界では、米の他に小麦粉・とうもろこし・芋類などを原料にした主食があるんですよ。
今日はメキシコなどで主食にしているトルティーヤについてお話します。
日本でも通常サイズ・ミニサイズ、常温品・冷凍品、焼き上げたもの・揚げたものなどを売っていますが、どのような成分が含まれているか気になる所です!
そこで、トルティーヤの栄養は?主原料の粉に注目し、ヘルシーな食べ方を見てみました!
トルティーヤは主に2種類!それぞれの特徴は?
トルティーヤはメキシコやアメリカなどでポピュラーな食べ物です♪
日本でもスーパーやコンビニエンスストアなどで、生地や具材入りのものが売っていますよね。
トルティーヤの形状などを見てみました!
・数種類の粉をミックスしたり、米粉などで作ることもある
・主に丸い形をしている
・U字型や器型にして揚げたものもある
・食感…モチモチしているものもあれば、カリっとしたものもある
トルティーヤは、主にとうもろこしを使ったコーントルティーヤと、小麦粉を使ったフラワートルティーヤに分かれます。
それぞれ見てみました!
・メキシコの南部や中部などでよく食べられている
・材料はとうもろこし粉・水・塩など
・マサというトルティーヤ専用に加工処理したとうもろこし粉を使う
・マサには、ホワイトコーンマサ・イエローコーンマサ・ブルーコーンマサがなどがある
・生地の色…白・黄色・紫・グレー・緑・ピンクっぽい色など(材料の違いで色が違う)
・フラワートルティーヤより風味が強く、とうもろこしの香りがする
フラワートルティーヤ
・メキシコ北部やアメリカなどでよく食べられている
・材料は主に小麦粉・水・塩・植物油など
・薄力粉の他に全粒粉で作っても美味しい。強力粉を少し混ぜても
・生地の色…白っぽい。全粒粉だと茶色っぽくなる
・薄力粉メインの生地は柔らかい
それぞれ手作りすることができますよ♪
しかし、とうもろこし粉(マサ)が手に入りにくい場合があります!
比較的手に入りやすい、コーンフラワーなどで作ると綺麗な黄色の生地になりますが、破れやすく、食感にも違いが…。
その場合、小麦粉などを混ぜて作るのがおすすめですよ。
トルティーヤの栄養!とうもろこし粉と小麦粉で違いはあるの?
トルティーヤはとうもろこし粉や小麦粉が主原料なため、糖質が多く、タンパク質やミネラルやビタミン類はそれほど多くは含まれてはいません。
具材や他のおかずを工夫することで、栄養バランスが良くなりますよ♪
コーントルティーヤとフラワートルティーヤの栄養の違いを、とうもろこし粉と小麦粉の比較を中心に見てみました!
・1枚(30g)70kcal~100Kcal位のものが多い
・ただし、揚げたり油を多く加えたりするとカロリーは高くなる
・とうもろこし粉はグルテンフリーである
・タンパク質…とうもろこし粉と薄力粉は同じ位。強力粉の全粒粉はやや多く含まれている
・とうもろこし粉の全粒粉と強力粉の全粒粉は、食物繊維が多く糖質量がやや少ない
そして、どちらの全粒粉も、カリウムやマグネシウムなどのミネラルがやや多く含まれています!
栄養価が高い全粒粉入りのトルティーヤもおすすめです♪
トルティーヤは糖質が多めなので、糖質を制限するダイエットにはあまり向きません。
食べ過ぎに気を付けて、低脂質で高タンパク質の肉や魚を使い、野菜多めの具にすればカロリーを抑えることができます♪
トルティーヤは、持ち運びができるので、お弁当などにもおすすめですよ。
とうもろこしばかりを食べると欠乏症に!?トルティーヤは?
かつて、とうもろこしを偏って食べていた地域では、ペラグラという皮膚や脳などに影響を及ぼす病気が流行りました。今でも罹る方がいます。
ペラグラはナイアシンというビタミンB群が欠乏することで発祥しますが、とうもろこし粉から作るトルティーヤを食べていた地域では罹る人は少なかったそうです。
ナイアシンとマサ粉の関係をチェックしてみました!
・とうもろこしにもナイアシンは含まれているが、茹でただけの状態だと吸収されにくい
・マサ粉はとうもろこしをアルカリ処理したもの。アルカリ処理をするとナイアシンが吸収されやすくなる
ナイアシンはトリプトファン(必須アミノ酸)から合成することもできますが、とうもろこし粉やとうもろこしにはそれほどトリプトファンが含まれていません。
トリプトファンを多く含む大豆などの豆類を具に入れるのもおすすめですよ♪
次回もトルティーヤについてお話します!