さわらの白子の栄養は?食べ過ぎに注意してよりヘルシーに♪


先日、長崎産のさわらを購入し焼いて食べてみました。やわらかくてとても美味しかったですよ♪

前の記事、鰆の旬は地域によって違うの?では、さわらは春の他にも美味しい時期があることをお話しました。

さわらというと身だけを食べるイメージがあるかもしれませんが、鱈や鮭のように白子も食べることができます。

中国地方などでは、時期になるとさわらの白子が、スーパーに並ぶことも多いですよ。

白子は、トロリとしていてまろやかな味わいが魅力ですが、栄養はあるのでしょうか?

そこで、さわらの白子にはどんな栄養があるの?有効な成分や気をつけたい成分をチェックして、よりヘルシーで美味しく食べる方法を見てみました。

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さわらの白子の特徴!春が食べ頃な理由はコレ!

さわらの白子は、食べる風習がない地域もあるため、限られた季節や地域でしか味わえない貴重なものです。

あまり見たことがない方もいらっしゃると思いますので、簡単にさわらの白子の特徴などをチェックしてみました!

・白子とはオスの精巣のこと

・主に関西では、春の産卵期の頃に白子や真子も食べる風習がある

・魚体と同様に細長い形をしている

・産卵期(4月~6月頃)には白子や真子(卵巣)に栄養がいく

・そのため、産卵期の頃の白子や真子は大きくて味も良い

・クセは少なめでコクもある

・スーパーなどで比較的安い価格で手に入ることもある

岡山などでさわらの白子は「春の珍味」として昔からとても人気があるんですよ♪

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さわらの白子に多く含まれている有効な成分は?

一般的に白子は、脂質や糖質が少なく低カロリーな食材です。

魚の種類によって若干違いますが、白子に多く含まれる成分を栄養効果とともに見てみました!

・タンパク質…臓器や筋肉や皮膚などの構成成分。免疫力をアップさせる

・ビタミンB1…糖質の代謝や神経などが正常に機能するようにサポートする

・ビタミンB12…赤血球の生成を助け、貧血を予防する

・ビタミンD…カルシウムの吸収をサポートし、丈夫な骨を作る。免疫力をアップさせる

・カリウム…高血圧やむくみを予防する

白子は、他の魚類と同様に良質のタンパク質を多く含んでいます。

そして、白子はプロタミンという特異なタンパク質を含んでいるのも特徴です。

プロタミンは、肥満を予防する働きや抗菌作用などもあるため、抽出して栄養補助食品素材や保存料にも使われていますよ。

このように、さわらの白子には、タンパク質やビタミン類やカリウムなど、健康効果の高い栄養成分が含まれています。しかし、摂り過ぎると害になってしまう場合もあるのです。

例えば、タンパク質やカリウムは、健康な方ならば多少摂り過ぎてもそれほど問題ありません。

しかし、腎臓病の方が摂り過ぎてしまうと、腎臓に負担がかかってしまいます…。

さっと茹でただけでもカリウムを減らすことはできますので、心配な方は下茹でしてから使って下さいね。

さわらの白子に鉄分やプリン体は含まれているの?

白子に多く入っている成分についてお話してきましたが、それほど含まれていない成分や、気をつけて摂っていただきたい次の成分があります!

  • 鉄分
  • プリン体
  • コレステロール

貧血の予防効果がある鉄分は、白子にはあまり含まれていません。

さわらの身には100g(大きめの1切れ)0.8mgの鉄分が含まれていますが、魚類の中ではそれほど多くないです。

特に成長期のお子さんや女性は鉄分が不足しやすいので、レバーなど他の食材で補って下さいね。

そして、痛風の予防のためにプリン体を摂り過ぎないことが推奨されています。

白子は核酸を多く含んでいて、核酸の構成成分のプリン体も多いです。

プリン体は新陳代謝に欠かせない物質です。多く摂り過ぎて、尿酸値が高くなると痛風になる恐れがありますが、少量ならばそれほど気にしなくても大丈夫ですよ。

そしてコレステロールについてですが、真鱈の白子100g中のコレステロール含有量は360mgで、一般的に白子のコレステロールは多めです。

前の記事、数の子の食べ過ぎの影響は?でもコレステロールについてお話しました。

コレステロールも体に大切な役割を担っているのですが、摂り過ぎると動脈硬化などを引き起こしてしまう可能性もあるんです。

しかし、白子のコレステロールも、数の子と同様に食べるに気をつければあまり心配いらないですよ。

さわらの白子のおすすめの料理法は?

さわらの白子は、私が住んでいる所ではなかなか手に入りませんが次のようなシンプルな料理がおすすめです!

・ポン酢和え…全くの生でなく熱湯に通すなどして使う

・汁物…味噌汁

・焼き物…塩焼き・醤油焼き・ソテー

・揚げ物…天ぷら

ポン酢和えにしたり、味噌汁に入れたりするのが定番なのですが、焼いたり炒めたり揚げたりするのも美味しいですよ♪

特に塩焼きにしたり、天ぷらを塩で食べたりするのがおすすめです。が白子の旨味や甘味を引き立たせてくれます。

さわらの白子は、味や食感が良い事が魅力的ですが、適量に食べる分にはヘルシーで栄養も摂れるので、今年こそは食べる機会があると嬉しいです♪

2021年03月


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