数の子の食べ過ぎで体はどうなるの?期待できる健康効果も♪
数の子は、私が大人になって美味しく感じるようになった食べ物の一つです。
程よく塩抜きされた数の子は、コリコリとした食感や旨味があって最高ですよね♪
前回の記事は数の子の旬の時期についてお話しました。これからより美味しく味わえる季節になりますよ。
しかし、たくさん頂いたり購入したりして、食べ過ぎてしまうという方もいらっしゃるはずです。
商品のパッケージを見ても、栄養面の特徴が書いてあるものは比較的少ないですよね。
そこで、数の子の食べ過ぎが体にどう影響するの?含まれている気になる成分の特徴や、意外なメリットを見てみました。
数の子のコレステロールは多いの?意外な働きをチェック♪
子孫繁栄の願いをこめて、子供の日と同じ5月5日が数の子の日に制定されました。
縁起物の数の子を、お正月以外にも食べて欲しいという考えからなんですよ。
魚卵は、魚の身と違った食感や味わいが魅力的ですが、一般的にコレステロールが多いと言われています。
そこで、コレステロールの役割や摂り過ぎた時について簡単に見てみました。
・細胞膜
・胆汁酸(脂質の消化・吸収を助ける働き)
・ホルモン
・ビタミンD
しかしコレステロールを摂り過ぎると、脂質のバランスが崩れ、悪玉コレステロールが増え過ぎてしまう
↓
血管壁に悪玉コレステロールが溜まり、動脈硬化などを引き起こす場合も
そして、数の子はコレステロールをどの位含んでいるかを、他の魚卵や動物性食品と比較してみました!いずれも100g中の値です。
・たらこ(生)…350mg
・いくら…480mg
・鶏卵(全卵・生)…420mg
・豚レバー…250mg
数の子はたらこ・いくら・全卵ほどコレステロールを含んでいませんが、食品全体としては多い方なので、やはり食べ過ぎには要注意です。
しかし、数の子は多価不飽和脂肪酸のエイコサペンタエン酸(EPA)・ドコサヘキサエン酸(DHA)を比較的多く含んでいます。
特にEPAは血液をサラサラにする効果の他に、悪玉コレステロールを減らす効果もあるんです♪
このように、数の子の過剰摂取を続けると、体へ悪影響を及ぼす可能性もありますが、健康な方が適量食べる分には期待できる健康効果も多いですよ。
数の子の塩分の摂り過ぎに注意!賞味期限を過ぎても大丈夫?
長期間保存がきき、アレンジしやすい塩数の子は、根強い人気があります。
しかし塩漬けしているので、塩抜きしても塩分が気になるという方もいらっしゃるはずです。
(漬ける塩の量によっても変わりますが)水戻しした塩数の子100gの塩分は1.2gほどで、1本40gの数の子には約0.5gの塩分が含まれています。
意外と少ないように思うかもしれませんが、食べ過ぎたり味付けしたり、他のおかずと組み合わせたりすると塩分過多になってしまう可能性も…。
塩分を摂り過ぎると、次のような異変が起きてしまうことがあります。
・血圧が上がる…血圧が高い状態が続くと血管の病気を招くことも
・腎臓病や尿路結石や骨粗しょう症になるリスクが増える
特に、血圧が高めの方が塩分の比較的多いおせち料理を食べる時は、数の子の量にも気をつけてくださいね。
そして、数の子本来の風味を味わうためにも、無漂白の数の子を選ぶのをおすすめします!
塩分を考慮して、1日に食べる数の子の目安量は、塩数の子を水戻ししたもの1本(40g位)にするのがおすすめです。
カレーライスやそば・うどんのように、塩分量が多いものと数の子を一緒に食べるのは避けた方が無難ですよ。
数の子は高価なので、多くても何とか食べてしまおうと思われるかもしれません。
しかし、塩漬け数の子で塩抜きをしていないものであれば、製造後3ヶ月以上冷蔵保存出来る商品が多いです。
賞味期限が少し過ぎても食べれる場合も多いので、様子を見て下さいね。
塩抜きしたものや、味付け数の子はなるべく早く食べるようにしましょう。
数の子のカロリーは?プリン体が少ないって本当なの?
数の子(塩蔵・水戻し)100gのカロリーは89kcalです。
同量の生たらこ140kcalやいくら272kcalと比べてもかなり低いですよね。
数の子の脂質が生たらこやいくらよりも少ないので、その分カロリーも低くなるのですよ。
また、魚卵は痛風と関係が深いプリン体を多く含んでいるイメージがあります。
実際は、数の子の親のニシンやたらこは、プリン体がやや多いですが、数の子はかなり少ない方なのですよ。
カロリーやプリン体が少ないので過剰に数の子を食べて良いわけではないですが、カロリーや痛風が気になる方でも比較的安心して食べることができます。
2回にわたって数の子についてお話しました。栄養面でもメリットが多いことがわかったので、上手に食べていきたいと思います♪