くるみを食べ過ぎるとニキビができる?適量なら美肌にも効果あり♪
身体にいい食材として、注目されているナッツ類。中でもくるみは、栄養価も高いと言われていて、よく食べられていますよね。
お菓子やパンなどにくるみが入っていると、香ばしさがイイし、砕いてサラダに入っているのも、食感がアクセントになって美味しい♪
お酒のおつまみにもピッタリですが、お酒がすすむにつれて、ついつい食べ過ぎてしまうことも。
昔から、「ナッツ類を食べすぎるとニキビができる」って言われていて、食べ過ぎには気をつけるようにしていましたが、実際のところどうなんでしょうか。
でも身体にいい効果もある、とも言われているので、適量を知って、上手に食べることができればいいですよね。
くるみを食べ過ぎるとニキビができるの?どの程度食べれば、身体にもよくてニキビもできにくいのか、お知らせします。
くるみを食べ過ぎるとニキビができやすいって本当?
くるみなどのナッツ類は、食べ過ぎるとニキビになる、と言われていますよね。なぜそのように言われるようになったのでしょうか。
くるみの実には、60~70%もの脂質が含まれています。くるみの原産地は中央アジアで、冬は非常に寒くなるので、種を残すために、温度が低くなっても凍りにくいよう進化して、脂質が多くなったのだとか。
特に皮脂の分泌量が多い方は、脂質をたくさん取ることで、毛穴により皮脂が溜まりやすくなり、ニキビができやすくなってしまうんですね。
つまり、脂質が多く含まれているくるみを食べ過ぎると、ニキビができやすい、というのは事実なんです。これは気をつけないといけませんね。
適量を食べれば美肌に効果あり♪
でも一方で、「くるみを食べると、美肌に効果がある」というのも聞いたことがあります。肌にいいの?悪いの?どっちなんでしょう。
くるみに含まれている脂質の7割は、リノール酸、α-リノレン酸、オレイン酸などの不飽和脂肪酸と言われるものなんです。
中でもα-リノレン酸は、細胞を作る材料になるんです。そのため、丈夫で健康な細胞がつくられて、肌の弾力もUP!
他に、タンパク質やビタミンB1、ビタミンE、ミネラルなども多く含まれているので、肌のターンオーバーを助けてくれたり、抗酸化作用があったりと、美肌にいい効果があるんです。
α-リノレン酸には、女性ホルモンのバランスを整える働きもあるので、コラーゲンやヒアルロン酸を作るのを活発にしてくれる効果も!
肌の質が上がることで、ニキビが治ったり、できにくくなったりするんですよ!くるみって、美肌に効果があるって、本当だったんですね。
では、ニキビができにくくなる適量って、どの程度なんでしょうか?
くるみは、1日25g程度(4,5個程度)食べるのが良いとされています。美肌のためには、毎日とるのが効果的♪
ただし、α-リノレン酸は熱に弱いため、生のものを食べるようにしましょう。塩分も気になるので、できれば無塩のものがおススメです。
食べる量や食べ方に気をつければ、逆にニキビができにくい美肌になるなんて、くるみってすごい!ですね。
くるみは栄養が豊富! 他にも体にいい効果が♪
くるみには、先ほど挙げた以外にも、たんぱく質・カルシウム・食物繊維・リン・鉄・亜鉛などの栄養素がいっぱい!美肌以外にも身体にいい効果があるんですよ。
○動脈硬化の予防、改善:α-リノレン酸には、動脈硬化の原因の悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす働きがある。
○便秘解消:食物繊維が、便を柔らかくしたり、脂質が便通をスムーズにしたりする。胃腸を活発に動かす働きも。
○ストレス解消、快眠:カルシウムやビタミンの他、精神を安定させるホルモンであるセロトニンの材料のトリプトファンが含まれているので、ストレスを緩和したり、よく眠れたりする。
○認知症・うつ症状の予防:α-リノレン酸は、体内でDHA、EPAに変化して、神経細胞を活性化し、脳の栄養として働く。
○美髪:亜鉛やマグネシウムなどのミネラルが多く含まれていて、発毛環境を活発にする働きがある。
くるみって、身体にいい効果がこんなにたくさんあるんですね!これはぜひ、毎日の食生活に取り入れたい♪
ただし、食べ過ぎには注意!くるみをうまく取り入れて、ニキビができない程度の量を守りながら、健康な毎日を過ごせるといいですね。