白きくらげは加熱が必要?適切な下処理でよりヘルシーに♪
白きくらげは、テレビや雑誌で取り上げられることが多い注目の食品です♪
前の記事白きくらげの栄養と効能でお話しましたように、薬のような働きもあるため薬膳料理で使うことも多いですよ。
見た目も華やかなことから、豆乳を固めてシロップをかけた台湾のスイーツ、豆花などのトッピングに用いられることもありますよね。
黒きくらげのように、ラーメンに添えたり炒め物に入れたりしても美味しいです♪
しかし、家庭で白きくらげを使う機会がそれほど多くないこともあって、下処理やどのように加熱すれば良いのかわかりにくいですよね。
そこで、白きくらげの加熱の方法は料理によっても違うの?乾燥白きくらげの手軽でよりヘルシーな食べ方を見てみました。
白きくらげを戻した後はそのまま食べても大丈夫?
白きくらげは、日本でも梅雨の頃から秋にかけて、ナラ類などの広葉樹の枯れ木や倒木に生えることがあります。
しかし、主に栽培したものが出回っていますよ。国内産のもの(生・乾燥)も少し出回っていますが、中国からの輸入品(乾燥)が多いです。
白いきくらげ(あらげきくらげ)の栽培風景の動画です
乾燥タイプのものは、一年中買う事ができて長期間保存できるメリットがありますよね。
商品の説明を見てみると、戻し方は詳しく書いてあるのですが、戻した後はそのまま食べれるのか、加熱するべきかを書いていないことがあります。
サラダで、水戻しした白きくらげをそのまま使っているレシピを見かけますし、問題なく食べれるとおっしゃる方も…。
食用きのこでも、食べ過ぎた時や生で食べた時などに中毒を起こすことがあります。
そのため、白きくらげに有毒な成分は含まれていませんが、生の白きくらげは必ず加熱して食べて下さいね。
乾燥した白きくらげにも雑菌が付いている場合があるので、加熱して食べた方が安心ですよ。
特に次のような場合は加熱することをおすすめします!
・どのような商品かわからない場合(栽培状況や製造工程や農薬を使用しているかなどが不明な時)
・一部が変色していたり変質していたりして、取り除いても不安な時
料理によって下処理の方法は次のように違い、下茹でが必要な場合と不要な場合があります。
・下茹でが不要…煮物や炒め物にする場合。水戻した後にそのまま加熱調理してOK
サラダや和え物にする時にさっと下茹ですると、より安心して食べれますし、食感も良くなりますよ。
白きくらげのカリウムを減らしたい時!茹でた方が良いの?
私がよく行くスーパーなどでは、白きくらげをあまり売っていないのですが、中華食材店・製菓材料店・業務スーパーなどで売っていることがあります。
そして、種類多く取り扱っている通信販売もおすすめですよ♪
前の記事でお話しましたように、乾燥白きくらげはカリウムがとても豊富で、健康効果も期待できます。
しかし、腎臓病などで腎臓の機能が低下している方は、カリウムが体内に溜まらないようにする事が大切です。
カリウムは水溶性で熱にも弱いので、茹でると大幅に減らすことができますよ。
乾燥白きくらげのカリウムを減らす茹で方のポイントをチェックしてみました!
・多めのお湯で茹でる
・茹で時間は長い方がカリウムを減らすことができるが、長いと食感が悪くなってしまう
・おすすめの茹で時間は1分間位
・茹でた後に冷水にさらす
乾燥白きくらげを戻す時も、水を何回か入れ替えるのもおすすめですよ。
そして、白きくらげは黒きくらげよりも柔らかいのが特徴ですが、長時間煮ることでさらに柔らかくトロトロになります。
シロップ煮はもちろんですが、お鍋の具材にしてもお粥に入れても美味しいです♪
長時間煮る事で消化も良くなりますし、固いものが食べにくい方にもおすすめですよ。
簡単にできる白きくらげのおすすめ料理はコレ♪
白きくらげは、戻すと半透明の白色になりますので(多少黄色が残る場合も)、繊細な料理にピッタリです。
デザート・スープ・サラダ・和え物などに使うのが定番ですが、見た目が海藻のようなので刺身のツマなどにしても合います。
味にクセがないので、黒きくらげの代わりに使うことができますよ。
その他に次のような料理にいれても美味しいです♪
- パスタ
- 茶碗蒸し
- 天ぷら
- さつま揚げ
- 野菜炒め
- 巾着煮
上記のどのメニューでも、白きくらげの食感の良さが味わえますし、簡単にできるものばかりです。
中国で白きくらげはとてもメジャーなものですが、日本でももっとその魅力が伝わると良いと思っています♪