きくらげの生と乾燥の違い!メリットを生かした食べ方を♪
きくらげはきのこの仲間で、木に生える植物です!耳に似ていることから、漢字では「木耳」と書きますよ。
主に人工栽培したものが出回っていますが、味にクセがないので食べやすいですし、歯ごたえが良いのも魅力的ですよね♪
炒め物や和え物やスープなど多くの料理に合いますし、我が家ではラーメンやあんかけ焼きそばなど、麺類に入れる事もあります。
乾燥品はスーパーなどで売っていることが多いですし、簡単に水で戻るので使い勝手がとても良いです!
そして、国内できくらげが栽培されるようになってからは、生のものも出回るようになりました♪
そこで、きくらげの生と乾燥の違いは?食感や栄養や保存方法をチェックしてみました。
きくらげは生と乾燥ではどう違うの?
日本できくらげは歴史が古く、室町時代に食べられていたという記録が残っていますよ。
乾燥のきくらげは、中国産のものと国産のものでは見た目や食感がかなり違います!
国産の方が、大きく肉厚でコリコリとしていて歯ごたえがあるんですよ。お店で食べるラーメンのトッピングなどにも使われていますよね♪
そして、生きくらげと乾燥きくらげも、外観・食感・出回る時期・保存期間などにかなり違いがあります。
大まかに比較してみました!
項目 | 生きくらげ | 乾燥きくらげ |
---|---|---|
色 | 明るい褐色 | 黒っぽい |
厚さ | 2mm以上 | 約1mm |
食感 | 柔らかくてぷるぷるとしている | やや硬くこりこりとしている |
香り | あまりしない | 干ししいたけに似た香り |
生産地 | 国内 | 中国が多いが国内も |
よく出回る時期 | 夏~秋 | 1年中 |
保存場所 | 冷蔵庫 | 常温か冷蔵庫 |
保存可能期間 | 7日間位 | 長期間 |
水戻し | 必要なし | 必要 |
生きくらげの主な産地は、熊本県・茨城県・鹿児島県・北海道などですが、それほど日持ちがしないので、産地近くにしか出回らないこともあります。
一方、乾燥品は未開封の状態で1年位は保存可能です!スーパーなどでは干しいたけの近くに置いてあることが多いですよ。
新鮮で旬ならではの美味しさを楽しみたい方には生のものを、季節に関係なく料理に取り入れたい方には乾燥したものをおすすめします。
きくらげは栄養豊富!乾燥したものに多く含まれているのはコレ♪
きくらげは品種によって成分値が違いますが、次のような成分を多く含み、栄養があるんです。
- ビタミンD
- カルシウム
- 鉄分
- 食物繊維
生のものと乾燥したものでは水分量が違うので、単純に比較できませんが、乾燥するとビタミンDのように増えるものも!
ビタミンDは骨などを強くする働きがあるんですよ。日本でよく栽培されているあらげきくらげ100gで、含有量を比較してみました。
・乾燥きくらげ…128.5μg
天日干しすることによって、ビタミンDが作られるので含有量が大幅にアップするのですよ。
生のきくらげは新鮮なうちに!干すと日持ちするの?
生のきくらげは、他の生のきのこと同様に痛みが早いです!野菜室などでの冷蔵保存が基本となりますよ。
冷蔵のポイントはなるべく密閉することです!具体的にはこちら。
↓
タッパーに入れるかラップに包んでジッパー付き袋に入れる
また、購入した日からそれほど日が経っていなくても、きつい臭いや腐敗臭がする時は、食べない方が良いですよ。
表面が溶けている・触ってみてぬるぬるする場合も、傷んでいます!
そして、生のきくらげをさらに長く保存するには、干すことがおすすめです。
先程お話したように、きくらげは日光に当てるとビタミンDが増えますから、天日干しをするが良いですよ♪
ただ、完全に乾燥させないとカビが生えてしまうので、注意が必要です!お家で干したものは早めに食べて下さいね。
生のきくらげの美味しい食べ方はコレ♪
生のきくらげは、ゼリー質でぷるぷるとした食感が魅力です。
きのこの仲間なので加熱して食べて下さいね。それほど火を通さなくても大丈夫ですよ。
素材を生かしたシンプルな料理がおすすめです!3品ご紹介します♪
・天ぷら…揚げすぎると固くなる
・炊き込みご飯…太めの千切りにして入れるのがおすすめ
他にも、乾燥きくらげと同じように炒め物・サラダ・酢の物などにしても美味しいですよ。
卵や緑黄色野菜などと炒めると色も綺麗に仕上がります。味付けは塩や醤油の他にオイスターソースも合いますよ。
生のきくらげは加熱調理が基本ですが、乾燥きくらげも水に戻した後、さっと火を通して食べるのをおすすめします。
ただ、日本でよく出回っているあらげきくらげと違う品種の白きくらげは、水で戻して(加熱しないで)デザートなどに使われることもありますよ。
次回もきくらげについてお話していきます♪