白きくらげの栄養と効能は?薬膳素材としても♪
きくらげは、以前にきくらげの生と乾燥の違いは?でお話した黒色のものが日本ではよく使われています。
そして、白きくらげも台湾スイーツなどで使われることが多いことから、注目を浴びるようになってきました。
透き通るように白くて、花びらのような形をしているので、デザートや料理に入れると色合いが良くなります♪
見た目が綺麗なだけではなく、クセが少ないので食べやすいのも魅力ですよね。
しかし日本では、白きくらげの栄養や効能など良い所がそれ程知れ渡っていません。
そこで、白きくらげの栄養と効能をチェック!多く含まれる成分や特有の成分からその働きを見てみました。
白きくらげの特徴!黒いきくらげとは種類が違うの?
白きくらげ(白木耳)は中国では銀耳(ぎんじ)・雪耳(ゆきみみ)と呼ばれていてます。
歴史も古く、絶世の美女としてとても名高い楊貴妃も食べていたそうですよ。
白きくらげは、栽培が難しく自生のものしか取れなかったため、高級な食材とされていました。
日本は中国からその多くを輸入していますが、研究開発が進み、今は国内産のものも出回っていますよ。
そんな白きくらげの特徴を簡単にチェックしてみました!
・乾燥品が多く出回っている
・乾燥品は薄黄色だが、水で戻すと白色になる
・普通のきくらげよりも薄く表面がなめらか
・普通のきくらげよりも柔らかい
・味は淡白で香りもほとんどしない
白きくらげは、黒いきくらげとは異なる品種なので、形状や性質などにも違いがあります。
ちなみに、同じ白色で名前が似ている「白いきくらげ」も国内で出回っていますが、こちらはあらげきくらげで、きくらげの仲間なんですよ。
中国では美容や病気を予防するために、昔から白きくらげを食べてきたんですよ。
栄養面でどんな優れた働きがあるのかを次でお話していきます。
白きくらげの食物繊維!保湿効果がある成分も♪
乾燥した白きくらげ100gのカロリーは162kcalです!水に戻すと5~10倍になるので、かなり低カロリーですよね。
低カロリーなのであまり栄養がないように思われるかもしれませんが、豊富に入っている成分もありますよ♪
特に多く含まれているのが食物繊維で、不溶性食物繊維だけではなく、水溶性食物繊維も多いのが特徴です!
注目の栄養素βーグルカンも食物繊維の仲間で、白きくらげに多く入っています。
βーグルカンの主な効能を見てみました!
・腸内環境を整える…便秘の予防・解消
・コレステロール値を下げる…動脈硬化などの予防
・ガン細胞の増殖を抑える働き
そして、白きくらげは体への潤いを補う薬膳素材として有名です。
簡単にその保湿効果についてチェックしてみました。
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シロキクラゲ多糖体は保水力がとても高い
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茹でるなどして食べると、肌や肺などの器官が潤う
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肌を保湿する・のどの渇きを抑える・咳を止めるなどの効果が期待できる
このように、白きくらげには、健康効果や薬膳効果を期待できる成分が多く含まれているのですよ。
白きくらげには、他にも豊富に含んでいる栄養素があるのでご紹介していきます♪
白きくらげに多いミネラルやビタミンはコレ♪
白きくらげには、次のように多く含んでいるミネラルやビタミンがあります!
・カリウム…高血圧やむくみを防ぐ
・カルシウム…骨や歯を作る・ストレスをやわらげる
ビタミンB群
・ビタミンB2…粘膜・粘膜の働きを正常に保つ
・ビオチン…皮膚・粘膜・髪の毛などのトラブルを防ぐ
ビタミンD…カルシウムの吸収をサポートする・骨粗しょう症を防ぐ
特にカリウムやビタミンB群のビオチンは、きくらげよりもかなり多く含んでいますよ♪
そして、カルシウムとビタミンDのお互いのパワーで丈夫な骨が作られるのですが、白きくらげはどちらも比較的多く含んでいます。
特にカルシウムはきのこ類の中でかなり多いです!しかし、白きくらげだけではカルシウムが足りません。
牛乳などカルシウムの吸収が良い食品と一緒に食べて見て下さいね。
そして、油を加えて調理すると、ビタミンDの吸収が良くなりますよ♪
白きくらげに限らず、きのこ類は食物繊維・ビタミンB群・ビタミンD・カリウムなどを多く含んでいます。
いろいろな種類のきのこを毎日少しずつ食べていくのもおすすめですよ♪
次回も白きくらげのお話をして、さらなる魅力に迫りたいと思います。