のらぼう菜とからし菜の違いは?特徴を活かした食べ方をご紹介♪


キャベツ・ブロッコリー・小松菜・大根などアブラナ科の野菜は種類が多いです。

そしてのらぼう菜も仲間で、東京都や埼玉県などで栽培されていますよ。

以前の記事でからし菜の栄養分についてお話しました。ビタミンやミネラルを豊富に含んでいるため、栄養効果も期待できるのですよ。

このからし菜とのらぼう菜は似ている所もありますが、いくつか異なる所があります。

そこで、のらぼう菜とからし菜の違いをチェック!メリットを活かした食べ方を見てみました。

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のらぼう菜ってどんな野菜なの?栄養は?

のらぼう菜は昔から栽培されている伝統野菜で、江戸時代の飢饉の時には人々を救ったといく記録も残っています。

特徴を簡単にチェックしてみました!

・セイヨウアブラナの仲間で黄色い花が咲く

主な産地
・東京都西多摩地区(あきる野市・青梅市など)
・埼玉県比企郡・飯能市など
・神奈川県川崎市

栽培
・寒さに強く丈夫で栽培しやすい
・種まき時…8月下旬~9月上旬
・旬の時期…主に3月から4月
・ハウスものは2月頃から出回る場合も
・収穫後は葉がしおれやすく、長距離の輸送には向かない
・他品種と交雑しにくい

・食用部位…主に茎や葉を食べる。つぼみも食べることができる

・食感…収獲時期にもよるが、茎は太い割に柔らかい。アスパラガスのような程良い歯応えがある

そして、からし菜と同様に栄養があります!主な栄養と効果を見てみました!

・βーカロチン…免疫力を高め疲労回復にも役立つ。体内にビタミンAに変換。視力の維持

・ビタミンB群全般(ビタミンB2・ビタミンB6・葉酸など)…三大栄養素の代謝を助ける。皮膚や神経の健康を保つ

・ビタミンC…コラーゲンの合成に関わる。ストレスの緩和

・カルシウム…歯や骨の構成成分で健やかな成長をサポート。血液凝固の促進

・鉄…赤血球の材料となり貧血を防ぐ

・食物繊維…整腸作用。血糖値の急な上昇を抑える

そして、のらぼう菜は収穫後にわき芽がでてきて、何回か収獲できるのも大きな特徴です。

中には葉軸が赤紫色に変色するものもありますが、寒さでアントシアニン色素が生成されて変色したものなので、全く問題ないですよ。

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のらぼう菜とからし菜で大きく違うのはコレ!

先日、茨城県に行った時に売店でからし菜を購入しました。「赤リアスからし菜」という品種です。

水菜のように葉の切り込みが深く、それほど辛くなくさっぱりとした味でサラダなどにして美味しくいただきました。

しかし、からし菜は種類が多く、同じアブラナ科アブラナ属のらぼう菜と区別がつきにくいものもあります。

のらぼう菜とからし菜で大きく異なるのは味で、甘さや辛さが違うのですよ。

それぞれの味の特徴を大まかに見てみました!

のらぼう菜
・苦味やクセが少なく食べやすい
・茎にほんのり甘みがあるのが特徴
・寒いほど糖度が増す
・収穫時期によって味が違う場合もある
・収穫期前半は味が濃く、後半はややあっさりとしていて甘みを強く感じる

からし菜
・辛みがある
・品種によって辛みの強さや性質が異なる
・独特の苦味がある

他にも少し違う所があるので、チェックしてみました!

・葉の形…のらぼう菜の方が丸みを帯びている

・種まき時期…栽培地によるが、通常からし菜は春と秋に種をまく。のらぼう菜は秋に種をまく

・栽培地…からし菜は全国各地で栽培されているのに対し、のらぼう菜は主に関東地方

しかし、のらぼう菜は味の良さや育てやすさから、栽培地が広がりつつあるのですよ♪

のらぼう菜のおすすめの食べ方は?

のらぼう菜は甘くて食べやすい所、からし菜はピリッとした辛さを活かして美味しく食べることができます。

しかし、辛いのが苦手な方もいらっしゃって、前の記事ではからし菜の辛みを抜くポイントについてお話しました。

のらぼう菜は辛さやクセがないので、次のようなシンプルな料理がおすすめですよ。

・和え物やおひたし…茹で過ぎない先に茎を入れて後から葉を入れる。茹で時間は茎の太さに応じて。こま和えの他に、マヨネーズ和えやナムル風などにしても美味しい

・炒め物や揚げ物…油と一緒に調理することで、βーカロチンなどの吸収率がアップする

・パスタ

・汁物の具

のらぼう菜は茹でてもそれほどカサが減らなく、葉がしっかりとしています。

そして、ごま油やバターにも合いますし、和風・洋風・中華風のどの料理にも使えますよ♪が太いものは、薄切りにして使って下さいね。

あまり出回らない地域もありますが、来春には食べる機会が多くあることを願っています♪

2023年12月


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