みかん缶詰の栄養は?ビタミンに注目!加熱しても減りにくい?
私は生のみかんも大好きですが、たまにみかん缶詰を食べたくなる時があります♪
甘くてちょっとクセになる味ですよね。酸味の強いものが少し苦手な子供も喜んで食べていますよ。
季節を問わずいつでも手軽に食べれるのがみかん缶詰の良い所ですよね。
みかんの缶詰のカロリーについてはこちらでお話をしました。
みかんの缶詰のカロリーは高いの?
多く食べればカロリーオーバーになってしまうのですよ。
どうしてもカロリーがクローズアップされがちですが、栄養はどうなのでしょうか?
みかんの缶詰めも栄養面でメリットがあると、より美味しく食べれそうですよね。
そこで、みかん缶詰の栄養はあるの?加熱殺菌するとどうなってしまうのか、ビタミン類を中心にお話していきます♪
みかんの缶詰でビタミンCは摂れるの?保存中の変化は?
寒い季節は風邪をひきやすいので、予防効果のあるビタミンCを多めに摂取したい所ですよね。
みかんの栄養で代表的なものはビタミンCで、Lサイズ1個(可食部約100g)には32mg含まれています♪
Lサイズのみかん1個で、大人が1日に必要なビタミンC量の約1/3を摂る事ができるんですよ~。
では、缶詰だとその量はどうなのでしょうか?単純には比較できませんが、みかん缶や他の果実缶詰の含有量を調べてみました。
・みかん(果肉)…15mg
・パインアップル(果肉+液汁)…7mg
・さくらんぼ(米国産)…7mg
・もも(白肉種・果肉)…2mg
こう見ると、他の果物の缶詰と比較して、みかんの缶詰のビタミンCが多いことがわかりますね。
ですが、これは、生のみかんのビタミンC量が、生のパイナップル・さくらんぼ・ももよりもビタミンCが多いからです。
生のみかん→みかんの缶詰にすることで、少なからず、ビタミンCは減ってしまうんですね。
また、缶詰にするためには、高温で加熱殺菌します。ビタミンCは熱に弱いことは知られていますよね。
ですが、缶詰を作る時は、真空の状態で加熱殺菌するので、ビタミンCは、そこまで多くは減らないんです!
減少の割合は、加熱殺菌の条件によって変わってきますが、2割~5割程度。
ビタミンCは、空気に触れないで加熱すると壊れにくいので、比較的少ない損失で済みます。
また、缶詰にすると保存中のビタミンCの変化も少なく、生のみかんを長期間保存するよりも減少率は少なめ♪
新鮮なみかんを使う・製造方法を工夫するなどメーカーさんの努力もあって、栄養価の高いみかん缶詰が食べれるんですよ。
みかん缶詰のβークリプトキサンチン!他のビタミンは?
みかんの缶詰は、ビタミンCの他に主に次のようなビタミンを含んでいます♪
・ビタミンB1
・ビタミンB2
・ビタミンE
温州みかんはカロチンの仲間のβークリプトキサンチンをとても多く含んでいます!
βークリプトキサンチンの性質はこちら♪
・温州みかんの外皮に特にたくさん入っている
βークリプトキサンチンは果肉にも多いので、缶詰でも摂ることができます。
また、みかん缶詰には、このβークリプトキサンチンが、生のビワや甘柿と同じ位かそれ以上入っているんです♪
生の温州みかんよりは少ないですが、みかん缶にはかなり多くβークリプトキサンチンが入っているんですね。
そして、生の温州みかんのビタミンB1含有量は、果物の中では比較的多い方です。
ただ、ビタミンB1は熱に弱いので壊れやすく、半分以下に減ってしまう場合もあるので、缶詰にすると少なくなってしまいます。
また、ビタミンB2は加熱殺菌しても割と安定で、ビタミンEは加熱しても壊れにくいです。
しかし、ビタミンB2・Eは生のみかんに多くは含まれていないので、缶詰でもそれほどの量ではありません。
みかん缶詰のビタミンの多くは、生のものと比べて少なくなりますが、加熱などの影響を受けにくかったり、もともと含有量が多かったりするものもあるんですよ。
ちなみに、たんぱく質・脂質・糖質などの成分は、加熱殺菌によって減少することはほぼないですよ。
みかん缶詰のシロップの糖質!含まれていない成分は?
ここまで、みかん缶詰のビタミンについてお話してきましたが、やはりシロップの糖質が気になると思います。
以前にシロップにどれ位の砂糖が入っているかをお話しましたので、参照して下さいね。
みかんの缶詰のカロリーは高いの?
みかん缶詰のシロップに、塩分は入っていないものの、砂糖は多く入っています。
そして、缶詰の果肉にはβークリプトキサンチンや少量の食物繊維が含まれていますが、シロップには含まれていません。
果肉とシロップの栄養を比べてみて、多いのは糖質だけなので、シロップの摂り過ぎには注意して下さいね。
柑橘系の缶詰は種類が多いですが、みかんはその中でも特に人気があります。これからも、栄養のことを気にしながら食べていこうと思いました。