ケチャップとトマトの栄養差!変わらない成分も!?
ケチャップはトマトが主原料の万能調味料です♪肉・魚・卵・野菜など多くの食材に合いますよね。
値段もお手頃ですし、着色料や保存料を使用していない商品も多いので、安心して使えます。
我が家では、エビチリやカレーが辛くなりすぎた時に、ケチャップを加えて辛さを和らげていますよ。
ケチャップのパッケージに「完熟したトマトがたっぷり」と書いてあるものがあります。
トマトと言えば緑黄色野菜の代表的存在!また、他の緑黄色野菜にあまりない成分も豊富に入っているんです。
ケチャップとトマトでは形態が違いますが、栄養差があるのでしょうか?
そこで、ケチャップとトマトでは栄養差があるの?リコピンなどに注目し、加熱の影響や品種の違いを見てみました。
ケチャップの栄養!トマトと変わらないものも♪
トマトは南米のアンデスの高地が原産ですが、日本で食べられるようになったのは、江戸時代の終わり頃と比較的新しいです。
そして、日本で(国産の)ケチャップが製造されたのは、1900年より少し前。味噌や醤油などの調味料よりかなり後ですよ。
トマトは世界で最も生産量の多い野菜ですが、主に次の栄養が豊富で、多くの健康効果があります♪
・βーカロチン…目などを健康に保つ
・ビタミンC…風邪の予防・ストレスを和らげる
上記の3つの成分はいずれも抗酸化作用があるので、免疫力をアップしたり、病気を予防したりする効果が期待できるんですよ。
ちなみに、トマトとミニトマトでは収穫時期や品種の違いもありますが、ミニトマトの方がβーカロチンやビタミンCを若干多く含んでいます。
抗酸化作用の高いトマトですが、一般的にケチャップはトマトを煮詰め、糖類・食塩・醸造酢・香辛料・たまねぎなどを加えて調整して作られます。
煮詰めるとせっかくの栄養が減ってしまうのでは?と不安になる方もいらっしゃるはず…。
しかし、トマトの加熱で栄養はどうなるの?で、トマトを加熱した時に成分が減ってしまうものもあれば、加熱に強く、変わらないものもあるとお話しました。
ケチャップは、製造工程でビタミンCやカリウムなどが少なくなりますが、リコピンやβーカロチンなどは変わらないです。
ケチャップはトマトを濃縮したもので、残っている栄養も多いですし、リコピンやβーカロチンなどが摂れますよ♪
おおよそですが、Lサイズのトマト1個(約250g)と大さじ2杯のケチャップで同じ量のリコピンが摂れるんです。
ケチャップとトマトのリコピン!品種によって違いも?
リコピンは比較的近年に発見された成分ですが、健康効果が高いことから研究が続いています!
果実では柿やスイカなどに多く含まれていますが、野菜ではトマトに多く含まれていますよ♪
ただ、生のトマトとケチャップとでは、一般的にはケチャップの方がリコピンの含有量が多く、少ない量で効率よくリコピンが摂れます。
それは、生食用と加工用のトマトでは、品種・収穫時期・栽培方法に違いがあるから。
もう少し詳しく違いを見てみました!
・加工用トマト…赤系トマト・完熟してから収穫する・露地栽培
より熟した赤い加工用トマトの方がリコピンが多く、βーカロチンやビタミンCなどの栄養も、完熟期がピークです!
さらに、より多く太陽の光を浴びるように露地栽培された、加工用トマトは、太陽の光を充分に吸収し、カロチンやビタミンCも多いのですよ。
ケチャップを食べればトマトは食べなくても良い?
天候不順で生のトマトの値段が高くなる時があります。一方、ケチャップは比較的安価で保存もききますし、栄養価の高い成分も入っています♪
ケチャップを摂っていれば、トマトは摂らなくても大丈夫でしょうか?
生のトマトに比較的多いカリウムや、加工用トマトにより多く含まれているビタミンCも、ケチャップにはそれ程含まれていません。
また、ケチャップには大さじ1杯に0.5gほどの食塩が入っていて、摂りすぎると塩分過多になってしまいます…。
ケチャップでリコピンなどは効率良く摂れますが、ケチャップは調味料です!生や加熱したトマトを中心に食べていくのが、おすすめですよ。
私は、オムライスのご飯にトマトを入れたり、ミートソースにトマトを多めに入れたりして、ケチャップの量を少なめにしています。
味はややマイルドになりますが、自然な旨味も感じる事ができるので、よろしければ試してみて下さいね。
トマトもケチャップもいろいろな料理に使えるので、我が家には欠かせないものです。これからも上手に使っていきたいです♪