麦茶にお砂糖♪どんな効果が?真夏の救世主!


雨ばかりのジメジメした憂鬱な梅雨の時期が明けると、いよいよギラギラ太陽の出番ですね。夏が大好き、アウトドア派の方たちにはお待ちかねの季節です。

そして夏の暑い日に飲むキンキンに冷えた麦茶は、いつの時代も私たちを砂漠のオアシスに連れて行ってくれます。

麦茶2

どこのご家庭でも、物心ついた時から冷蔵庫には麦茶が鎮座していたのではないでしょうか。

大麦の種子を煎じて作られている麦茶。
その歴史は古く、緑茶の普及するはるか以前、平安時代より貴族に愛飲されていました。

戦国の武将たちも好んで麦茶を飲み、江戸時代末期になると、町人衆の気軽な飲み物として広く愛されていたと伝えられています。

現代の私たちがカフェでコーヒーを飲むように、当時の日本人は「麦湯」というお店で麦茶を楽しんでいたようです。

日本人には欠かすことのできない、歴史ある飲み物が麦茶なのです。そんな麦茶ですが、砂糖を入れる地域があるって知ってました?

今回は、麦茶に砂糖を入れると、どんな効果があるのかをご紹介します♪

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麦茶にお砂糖!?どこの文化なの?

私は子供のころ父の転勤で東北に引っ越した経験があるのですが、友達の家に遊びにいった時、出された麦茶が甘くて軽い衝撃を受けた記憶を鮮明に覚えています。

どうやら35~45年ほど昔は、東北から関東にかけて、麦茶にお砂糖を入れるご家庭は珍しくなかったようです。

もう少し行って、中部地方辺りまで、お砂糖入りの麦茶はアリ!のご家庭がみられたようですね。

砂糖入りの甘い麦茶で育った、私と同年代の方も案外多いのかもしれません。

では関西ではどうなのでしょう。

南に行けば行く程、砂糖を麦茶に入れるご家庭は少なくなってきます。
そもそも麦茶が甘いなんていう発想が全くなく、知らずに飲んだ麦茶が甘かった日には、カルチャーショックを受けてしまいます。

ところが関西の一部地域と北海道では、砂糖は入れませんが、塩を麦茶に入れる場所があるようです。

住んでる地域によって、当たり前に甘い麦茶だったり、少ししょっぱい麦茶だったりを飲んでいるなんて、なんだか面白いですね♪

ちなみに海外まで目を向けてみますと、欧米諸国をはじめ、麦茶を飲む人は少ないようですが、イタリアでは、古代ローマ時代から伝わる「オルヅォ」と呼ばれる麦茶が存在します。

エスプレッソの国、イタリアの麦茶「オルヅォ」は、日本の麦茶とは違い、とっても濃〜く、甘〜い!のだそうです。やはり味覚の違いを感じますね。

他にも、麦茶に牛乳と砂糖を混ぜると、不思議や不思議、カフェオレの味がするなど、ちょっと変わった麦茶の楽しみ方もある様です。

冒険好きな方はオリジナルな麦茶のレシピを発見してみるのも面白いかもしれないですね。

私はコーヒーも好きでよく飲むのですが、コーヒーだけを飲んでいると喉が乾くので、麦茶も一緒に用意して、気分で交互に飲んだりしています。

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麦茶に砂糖+塩で熱中症対策の効果が♪

麦茶の原料の大麦には、ほてった身体の体温を下げる働きがあります。
さらに、

ひとつまみの塩と砂糖を加えることにより、より熱中症予防の効果がパワーアップするのです。

これから本格化する夏の季節は、暑さや運動で多くの汗をかき、体内の水分と塩分が大量に失われ、脱水症状や低ナトリウム血症などの危険性を孕んでいます。

糖分は、その汗で失われた塩分の吸収率を高める働きがあるのです。

砂糖

意外に知られていませんが、何も入っていない水だけを大量に摂取すると体内の電解質が薄くなり、濃度を保つ為に利尿作用を起こし、さらに水分が失われるという悪循環に陥ってしまいます。

食塩含有量の目安としては、麦茶の量の0.1~0,2%(1ℓの麦茶にティースプーン1/2程度)。スポーツなどで汗を大量にかく場合はそれより多めに。砂糖はお好みで調節しながら加えていただければ良いと思います。

もともと麦茶が持っている体温を下げる効果に、熱中症予防効果のある塩+砂糖の最強タッグが加わり、もう夏バテ知らずですね。

しかも麦茶にはそれだけじゃない、嬉しすぎるオマケもいっぱいくっついてくるんです♪

麦茶の原料である大麦をローストする際に作られる「ピラジン」。そう、あの麦茶独特の香ばしい香りの成分です。

この「ピラジン」が血液をサラサラにし、血流が滞っているために起こる冷え性にも効果があるというのです。

他にも女性に嬉しい美肌やアンチエイジング、高血圧や肥満といった生活習慣病、ガンの抑制効果も期待できるのです。

意外なところでは、虫歯予防にも一役買ってくれちゃいます。

私たちはとかく流行を追う様に、初めて聞くような珍しい名前のお茶や、手に入りにくい高価なお茶にわざわざ飛び付いてしまいがちです。

しかし灯台下暗し。能ある鷹は爪を隠していたのですね。

何より麦茶はノンカフェインなので、水分補給に優れ、便秘や貧血の原因の一つであるタンニンの量も、緑茶やコーヒーなどより少ないのです。

赤ちゃんからお年寄りにまで優しい麦茶の魅力を、皆さんが改めて再認識する夏でありますように。

2015年07月


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