マグロの赤身とトロの栄養の違いは?健康効果や味の魅力をチェック!


マグロは日本人がよく食べる魚介類の一つで、漁獲量も輸入量も多いです。

刺身や寿司ネタとして、お子さんから年配の方まで幅広い世代で人気がありますよね。

そしてマグロはで食べるだけでなく、煮たり焼いたりしても美味しいです♪

ブツ切りが余った時などに煮て食べることがあるのですが、また違った味わいを楽しめます。

マグロは赤身とトロでは見た目や価格や味も違いますが、栄養価が高いのかも気になる所です。

そこで、マグロは赤身とトロで栄養が違うの?多く含まれている成分の健康効果など、それぞれのメリットを見てみました。

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マグロの赤身とトロの特徴!多く含まれている成分は?

日本では縄文時代の頃からマグロを食用にしていて、とても歴史があります。

しかし、保存技術が発達していなかったなどの理由で、トロの部分を好んで食べるようになったのは、1960年代位からなんですよ。

マグロの胴体の部分は、「赤身」と「トロ」の2つに大きく分かれます。

どの部分をいうのか・の多い少ない・価格などを大まかにチェックしてみました。

赤身
・背側にある
・マグロで一番多く取れる部分
・身がしまっている
・脂が少ない
・安価で買えることも多い

トロ…中トロと大トロがある
・中トロ…腹側と背側にある。脂が適度にのっている
・大トロ…主に腹側の頭に違い部分にある。取れる部分が中トロほど多くない。脂がのっている。
・一般的に赤身より価格が高い。特に大トロは高価。

赤身もトロも次の成分を多く含んでいます。主な効果とともに見てみました。

・たんぱく質…皮膚・筋肉・臓器・髪の毛などの材料となる。肌や髪のハリを保つ

・鉄分…貧血を防ぐ。疲労回復に役立つ。ミナミマグロ・メバチマグロのトロはそれほど含まない。

・セレン…ミネラルの一つ。脂質の酸化を防ぐ。ガンを予防する

・ビタミンB6…たんぱく質の代謝を助ける。皮膚や粘膜のトラブルを防ぐ

そして、赤身はより良質のたんぱく質や鉄分を含んでいますし、トロは効果が期待できる多価不飽和脂肪酸やビタミン類をより含んでいるので、どちらも栄養価は高いですよ。

次でトロに多く含まれている成分の詳細や、トロや赤身の美味しさについてお話していきます。

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マグロのトロに多い脂肪酸!味にも注目♪

マグロは赤身やトロ以外にも食べれる部分が多く、捨てる部分が少ない魚です。いろいろな部位を味わえるマグロ専門店もありますよね♪

よく赤身とトロのどちらが美味しいか話題になりますが、好みの問題で、どちらにも美味しい理由があります。

トロには多価不飽和脂肪酸のエイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエン酸(DHA)・ビタミンD・ビタミンEが多く入っています。

これらの成分の主な働きをチェックしてみました!

・エイコサペンタエン酸(EPA)…動脈硬化などの生活習慣病を予防する

・ドコサヘキサエン酸(DHA)…脳の働きを活発にする

・ビタミンD…カルシウムの吸収を良くする。免疫力をアップさせる

・ビタミンE…老化を防ぐ。血行を良くする

特に、本マグロと呼ばれているクロマグロや、ミナミマグロ(インドマグロ)のトロのEPAとDHAの含有量は、食品の中でもトップクラスです!

そしてトロは、融点の低い不飽和脂肪酸を多く含むので、コクがありながら口溶けが良く、それも人気の理由なんですよ。

マグロの赤身は食品の中でもたんぱく質量が多く、アミノ酸のバランスも良いです。

そして、種類によって違いますが旨味が強くて歯ごたえが良く、マグロ本来の味がするのも魅力的ですよね♪

赤身の旨味と醤油の旨味が合わさって、さらに美味しくなるので刺身や漬け丼やねぎまにして食べるのもおすすめですよ。

ところで、スーパーなどでマグロの赤身がお買い得になっていることがありますが、価格はマグロの種類・漁獲量・どこの部分か・新鮮さなどで変わってきます!

安くても新鮮なものは美味しく食べれると思うので、鮮やかな赤色でツヤがあるものを選んでみて下さいね。

マグロの赤身とトロの脂質量とカロリーをチェック!種類によって違うの?

マグロの赤身は低カロリーでヘルシー、トロは高カロリーと言われますが、どの位違うかわかりにくいです。

また、マグロの種類によっても脂質量やカロリーは違います。

クロマグロ・ミナミマグロ・よく出回っているメバチマグロで比較してみました。(100g中の値です)

マグロの種類・部位 脂質 カロリー
クロマグロ・赤身 1.4g 125kcal
クロマグロ・トロ 27.5g 344kcal
ミナミマグロ赤身 0.4g 95kcal
ミナミマグロトロ 28.3g 352kcal
メバチマグロ赤身 2.3g 130kcal
メバチマグロトロ 7.5g 173kcal

 
メバチマグロはトロでも脂質とカロリーが他の2種よりも少なく、あっさりしているのですよ。

そして、マグロの刺身は1人分約100g位ですから、クロマグロやミナミマグロのトロの刺身やお寿司を多く食べると、脂質やカロリーを摂り過ぎてしまう可能性も…。

お話した通りトロには栄養があるので、健康な方は食べるに気をつければそれほど心配ないですよ。

この頃赤身の方を好むようになってきましたが、トロの良さも再認識しました。トロの健康効果も期待して食べようと思います♪

2021年04月


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