アスパラの国産と外国産の違いは?旬の時期とメリットに注目♪
アスパラは、南ヨーロッパ周辺が原産のとても歴史がある野菜です♪日本では大正時代から多く栽培されるようになりました。
旨味成分として知られているアスパラギン酸を多く含みますし、ほんのり甘味もあって我が家では人気がある野菜です。
色が鮮やかなのでお弁当にもぴったりですし、サラダ・お浸し・炒め物・揚げ物など多くの料理に合いますよね♪
国産のものだけを扱う野菜が多い中で、アスパラは外国産のものが並ぶ期間が長いです。
そこで、アスパラの国産と外国産の違いをチェック!出回り時期やそれぞれのメリットをチェックしてみました。
アスパラの旬の時期を比較!国産のものはいつから出回る?
アスパラは地上に伸びる若芽(茎)を食べます。
植えてから収穫するまで時間がかかりますが、上手く管理すれば長期間(10年間近く)栽培できる野菜なんですよ。
国産のものは春と夏に多く出回りますが、地域によって入荷先が違います。
生産量が特に多い地域と、東京中央卸売市場での取扱量が多い時期を見てみました!
・長野県…4月~6月(特に5月に多い)
・佐賀県…3月~8月(特に3月・6月~7月が多い)
・熊本県…3月~8月(特に3月・4月~8月が多い)
・福岡県…3月~8月(特に3月・6月~8月が多い)
・長崎県…3月~9月(特に3月・6月~9月が多い)
東京中央卸売市場では、栃木県産(4月~9月頃)のアスパラの取引量が多く、岩手県産・福島県産・秋田県産のものもよく出回ります。
九州地方など、春と夏の2回旬を迎える所もありますよ。
そして、2月頃から国産のアスパラの出荷が徐々に増えてきますが、10月から2月までは国内でそれほど栽培されません。
その頃東京中央卸売市場では、海外からの輸入が多くなりますよ。取引量が多い3国をチェックしてみました!
・オーストラリア…9月頃~12頃によく出荷されて、特に9月~11月が多い
・ペルー…月ごとの出荷量がそれほど変わらない。メキシコ・オーストラリアより出荷量が少ない。
このように、アスパラは国産と外国産とでは旬の時期が違います。そして、価格などにも違いがありますよ。
次でお話します!
国産のアスパラが高価になりがちなのは?外国産の安全性は?
アスパラは細いものより太いものの方が価格が高い傾向です。
国産のものと外国産のもので、価格に差が出る理由を簡単に見てみました!
・一般的に外国産のものよりも高い
・味が良いと言われている春と流通量が少ない冬は、特に価格が高い傾向にある
・ハウス栽培は、設備の導入や管理、燃料費などの費用がかかる
・収穫・根元のカット・袋詰めなど手作業で行っている場合もあり、人件費がかかる
外国産
・国産のものが品薄になる時期にやや高くなるが、一般的に国産のものよりも安価である
・大規模な農場で大量生産していることも多く、費用が抑えられる
・安い土地で効率良く生産することができる
外国産のものは比較的安価なのがメリットなのですが、妊婦さんなど残留農薬が心配な方もいらっしゃると思います。
チェックしてみました!
・頻度は少ないが、中国産・タイ産・フィリピン産などの生鮮及び冷凍アスパラで、残留農薬が検出されたことがある
・しかし、ごく微量で健康への影響はないとされている
アスパラは妊娠初期に積極的に摂りたい葉酸を豊富に含んでいるため、おすすめの食材です♪
よく洗い適量であれば、妊婦さんも外国産のものを食べても問題はないですよ。
国産と外国産のアスパラを食べ比べ!一番違いを感じたのは?
アスパラは、国産で同じ品種でも産地や栽培方法によって味は異なると言われています。
先日、国産(茨城県産)と外国産(メキシコ産)のアスパラを同時購入しました。
国産の方が緑色が鮮やかで味が少し濃いと思いましたが、太さや長さなどに差はなかったです。
特に違いを感じたのが新鮮さです!チェックしてみました。
・国産のものはみずみずしくて柔らかく、程よい歯ごたえがあった
・外国産のものは、根元の部分が少し固く感じた
外国産のものは、国産のものより少なくとも1日遅く店頭に並ぶため、鮮度がやや失われてしまう可能性があるんですよ。
硬い場合は根元を少し切り落とし、それでも硬いようでしたらさらに少し削るのがおすすめです!
収穫の最盛期を迎えている所も多いので、これからますますアスパラを食べる機会が増えそうですね♪