たけのこのあく抜きの簡単な方法は?米ぬかなしでも大丈夫♪
スーパーの食料品売り場では、いつでもいろんな野菜が買えますが、やっぱり旬のものって、美味しくて栄養価も高くて、魅力的ですよね。
私にとって春の旬のもの、といえば、たけのこ。知り合いの人に皮つきのものをもらったり、店で皮つきのものを見つけたりすると、ついうれしくなっちゃいます。
でも売っている水煮とは違って、生のたけのこって、あく抜きしないと、えぐみがあって食べられないんですよね。
美味しいたけのこは食べたいけど、あく抜きが面倒だし…と二の足を踏んでいる人も、多いのではないのでしょうか。
たけのこのあく抜きが簡単にできる方法ってないんでしょうか?やってみると案外簡単な方法、お知らせします♪
一般的なたけのこのあく抜きの仕方はこれ!
まず、私が教わった、一般的なたけのこのあく抜きの仕方は、こちらです。
- たけのこは、きれいに洗って、穂先を切り落として、皮に縦に切り込みを入れておく。
- 大きな鍋に水をたっぷり張り、唐辛子や米ぬかを入れて、根元の部分に竹串が通るくらいまで茹でる。
- 火を止めたら、皮がついたまま6時間ほどつけておく。
たけのこって、掘り出してから時間がたつほどえぐみが出てくるんですよ。だから、できるだけ早いうちに茹でた方がいいんです。掘ったその日のうちなら、水で茹でて大丈夫♪
皮付きのまま茹でるのは、皮に含まれる成分が、実を柔らかくするのと、たけのこの風味を逃さないためなんですよ。
茹でた後、そのままつけておくのは、茹で汁が冷める時に、たけのこからあくが抜けていくからなんですね。
それから、米ぬかと一緒に茹でるのは、米ぬかに含まれる成分が、たけのこのえぐみのもとであるシュウ酸と結びついて、溶け出しやすくなるからなんです。
また唐辛子を入れるのは、防腐効果があるからなんですって。面倒だけど、それぞれにたけのこを美味しくするための知恵があるんですね。
私は毎年、教わった通りに皮つきで丸ごと茹でていましたが、結構大きなお鍋が必要だし、米ぬかって手に入らないこともあるんですよね。
初めての方や、手軽にしたい人には、ちょっとハードルが高いかも…もう少し簡単にできる方法ってないんでしょうか?
あく抜きをもっと簡単にしたい!こんな方法も♪
まず最初のハードルは、「皮付きのまま丸ごと茹でる」こと。そのために、結構大きな鍋が必要になりますよね。
でもたけのこは、多少風味は逃げますが、皮をむいてから茹でても大丈夫!適当な大きさに切ってもいいので、少し小さめの鍋でも入りますよ。茹で時間も短くて済みますね。
それから、米ぬかが手に入りにくい、という問題については、米のとぎ汁を使っても同じような効果が得られるんですよ!
他にも、米ぬかの代わりに、味噌を使うという方法も♪味噌に含まれているこうじ菌が、あくを抜く働きをするんですって。
たっぷりの水に、大さじ2杯くらいの味噌を溶いて、あとは同じように茹でるだけ。自然に冷ました後は、一度水にさらすことがポイントです。
茹でたたけのこは、水につけて冷蔵庫に入れておけば数日は持つので、まとめて茹でておくと便利です。
それでも、もっと時間を短縮したい!あく抜きしてすぐに使いたい!という方には、もっと簡単な方法があるんです。
それは、大根おろしを使う方法♪大根おろしと同量の水を合わせたものに、1%の塩を加えた液に、皮をむいて料理に使う大きさに切ったたけのこを、1~2時間漬け込むだけ!
あくが抜け切れない時には、新しい液に取り替えてつけなおせばいいんですよ。大根おろしの汁は、まとめて作って冷凍保存しておくと便利ですね。
1回で使い切れる程度の量のたけのこならば、大根おろしのあく抜きが簡単で便利かも♪ぜひ試してみてくださいね。
旬のたけのこ料理はシンプルな味付けで♪
旬のたけのこの風味を存分に味わうなら、やっぱり濃い味付けのものよりも、シンプルな料理が一番ですよね。
私が必ずつくるのは、たけのこごはん。鶏肉やにんじん、こんにゃく、しめじ、油揚げなどとともに、たっぷりのたけのこを入れて、炊飯器で炊くだけ。簡単で季節感を味わえます。
若竹煮もいいですね。ワカメと一緒にだしで煮ると、たけのこの風味と食感が存分に味わえます。余ったら、衣をつけて天ぷらにするのも美味しい♪
木の芽和えなんかも、春の香りを楽しめていいですし、柔らかい穂先は、お吸い物に浮かせるのもおしゃれですよね。
余ってしまったり、お子さん向けのメニューに入れたい時には、細かく刻んでつくねや豆腐ハンバーグなどに入れると、食感が変わって美味しいですよ。
売っている水煮の方が、手軽に使えるけれど、やっぱり家であく抜きしたたけのこは、新鮮で美味しい♪簡単なあく抜きを利用して、いろんなたけのこ料理を楽しんでくださいね。