ニラの栄養は生で摂るのがおすすめ?アリシンの性質をチェック!
緑黄色野菜は栄養があるので毎日食べたい所ですが、何かしら下準備が必要なものが多いですよね。
しかしニラは下準備するにしても手間がかかりませんし、火も通りやすいです♪
チヂミなどに入れても豚肉や魚介などと相性抜群ですし、この時期のニラはおひたしや和え物にしても美味しいですね。
また、クセの強いレバーなどの臭みを消してくれるので、ちょっと苦手な食材でもニラと一緒だと食べれる場合もあります。
私は加熱して食べる事が多いのですが、気になるのがそうすると栄養が減ってしまうのではないかという事…。
ニラは匂いが強いので生で食べるには抵抗があるのですが、栄養のためにはその方が良いのでしょうか?
そこで、ニラの栄養は生で摂る方が良いの?アリシンの性質やおすすめの食べ方について見てみました。
ニラは生でも食べられる?加熱するとアリシンは減ってしまうの?
新鮮ならば生で食べても大丈夫な野菜は多いですが、ニラもOKなのでしょうか?
これは人が食べる分にはOKなんです!薬味として納豆や豆腐にかけて食べる方も多いですよね♪
そして、ニラに多く入っているアリシン・ビタミンB群・ビタミンCなどは、生で食べた時の方が効率よく摂れるのですよ。
その中でも特に注目したいのが、アリシン!ネギの仲間などに多く含まれる香りの成分で、免疫力を高める効果があるんです。
そして、ニラに多いビタミンCやビタミンB群の多くも熱に強くはないので、生食する方が栄養の損失は少ないです。
しかしニンニクなどをたくさんそのままで食べると、胃が荒れたり下痢になったりする方がいます…。
同様にニラも生で食べ過ぎると、アリシンが原因でこのような症状になる場合も…。
また、ニラやニンニクの生食が少量でも体に合わない場合があるので、様子を見ながら食べて下さいね。
ところで、ニラは食物繊維が豊富なので、そのまま食べると硬くて食べにくく感じるかもしれません。
しかし特に3月~5月頃に出回る春のニラは、柔らかいのでその時期に生で食べるのも良いですよね♪
また、ご紹介したいのが、黄色いニラです!黄ニラは手に入りにくいかもしれませんが、緑色のニラに比べて柔らかくクセも少ないので、火を通さないで食べるのもおすすめですよ。
ニラは日にちが経つと栄養は減る?フリーズドライは?
ニラはしおれやすい野菜です。買ってきてそのまま冷蔵庫で数日間放置して入れたら、しおれていたなんてことも…。この時栄養も減っているのでしょうか?
ニラについてのデータは見当たりませんでしたが、他の野菜・果実・芋で見てみると増えていく成分もあります。
しかし、ビタミンCなどのビタミン類は収穫後日にちが経つほど減っていくんですよ。ニラは、栄養のためにも早めに食べた方が良いのですね。
また、生で食べるのにどうしても抵抗がある方もいます。アリシンは長時間加熱調理するとかなり減ってしまいますが、油と一緒だと比較的損失が少ないのですよ。
ニラはβーカロチンも多く含んでいて、油で調理するとその吸収率もアップするんです。さっと炒めるのがおすすめ♪
ところで、インスタントの味噌汁やスープなどにフリーズドライのニラやねぎが入っていますが、今はいろいろフリーズドライの野菜が売られています。
ニラのフリーズドライは扱いやすくて、卵焼きなどに入れると彩りもよく仕上がりますね♪
フリーズドライにするとビタミンなどの栄養も損なわれないので、食感が気にならない料理には使うのも手ですよ。
生のニラのおすすめレシピを2つご紹介♪
ニラは、生では薬味として使う以外になかなか良いレシピが思い付かないかもしれません…。
そこで、簡単に出来る生のニラのレシピを2つご紹介します♪
材料はひき肉(鶏か豚がおすすめ)・酒・味噌・砂糖・サラダ油・ニラの他お好みの野菜です。
なすや玉ねぎやにんじんが炒めると甘味がでるので良いですよ~。
作り方は酒をふって少しおいたひき肉とみじん切りにした野菜を油で炒め、調味料を加え煮つめ、細かく刻んだ生ニラを加えて出来上がり♪
辛めに仕上げたかったら、豆板醤やみじん切りにした生姜を加えて下さいね。
そしてもう1つはニラのナムルですよ~。ビニール袋にごま油・しょうゆ・白ゴマを入れざく切りにした生のニラを入れてよくもめば出来上がりです!
ラー油や豆板醤を入れればピリ辛味になるのでおつまみにも合いますよ。
また、すぐに食べればシャキシャキのナムルに、少し置けばしんなりしたナムルになるので、お好みでどうぞ。
ニラは一年を通していろいろな食べ方が楽しめます♪これからは生で食べるのをもっと増やしていこうと思います。