ニラの保存は常温でも大丈夫?ニラの風味を残して保存するには?
炒め物にも鍋物にも合う野菜のひとつ、ニラ。香りと食感がたまらないですね〜♪味付けもシンプルで十分美味しくて、ご飯も進みます。
ニラは、年中買える身近な食材です。最近は、家庭菜園で育てておられる方も多いです。たくさん手に入ると問題なのは、保存をどうするか?ですよね。
八百屋さんでは常温で置いてるけれど、うちでは家に帰るととりあえず冷蔵庫に入れる事が多いです。特売で買って、数日使わなくて慌てて使うこともよくある話で…。
いったいニラはどうやって保存するのがいいんでしょうか。それに、どのくらい日持ちするんでしょう?気になりますよね。
そこで今回は、ニラの保存は常温でどうすればいいか、保存期間なども併せてご紹介いたします。
ニラの保存は常温でどのくらいできる?方法は?
ニラの保存で最適な温度は、0〜5℃です。となると、冷蔵保存が一番向いています。では、常温では保存できないかというと、もちろんそうではありません。
八百屋さんでは、だいたい常温で並んでいますよね。そのまま常温で3日程度もちます。常温保存の何よりいい点は、風味の低下や乾燥が進む前に、ニラの良さがしっかり味わえること♪
- ニラの根元に濡らしたペーパーなどをあて、新聞紙で全体を包みます。
- ビニール袋に入れて、立てた状態で保存します。
ニラは乾燥に弱く、風味も落ちていくので新聞紙やビニールで包んで保護するといいんです♪葉っぱが折れるとそこからいたみ始めるので、なるべく折らないように気を付けたいです。
急激な温度変化に弱い
野菜全般にいえることなのですが、ニラも急激な温度変化に弱く、いたみの原因になります。
過ごしやすい季節は、常温で買ってきて常温でそのまま保存するのは大丈夫なのですが、暑い夏や寒い冬はちょっと状況が違います。
夏、スーパーで温度管理された野菜コーナーのニラを買った時に家の常温はかなり暑いですよね。すぐにいたんでしまうので、冷蔵庫で保存しましょう。
冬は逆に、暖房のきいた室内での保存ではなく、外で買ってきたニラを常温保存するなら玄関や廊下などの方がいいです。
新鮮なニラを買おう!見分けるポイントは?
常温で保存するには、なるべく新鮮なニラを買うことが大事。どんな風に見分けるといいでしょう?
- 葉の色が濃い緑をしているか?
- 葉に艶があるか?
- パリッとはりがあって、持った時にしな~っと垂れないか?
- 切り口がきれいかどうか?
- 折れた葉がないか?
ニラは時間とともに葉の色も黄色がかってきて、はりもなくなってきます。切り口も茶色く変色したり、形が変わってきたりするので見分けるポイントになります。
そして、おいしいうちにやっぱり食べたいですね!ニラの良さを生かすなら、炒め物が一番♪
生のままフライパンに投入して、パパっと手早く加熱してしまいます。人参やキャベツの芯など火が通りにくいものは先に炒めておくといいですね。
もし和え物にするなら、いったん茹でる時にはサッと火を通す程度でOKです。シャキシャキ感を適度に残すとおいしくできます。鍋物も最後に投入するのは、ニラのおいしさを残すためなんですね。
調味料で保存もできる♪新鮮なうちに風味を閉じ込めて常備すると便利!
常温だけでは保存できませんが、新鮮なうちに調味料にしておくと風味をいかすことができます。
- ニラは洗って、水気を切り粗く刻みます。
- 保存容器に刻んだニラを入れて、酢、油を同量ずつひたひた位まで加えます。
- 軽く混ぜて最後にラー油を好みで加えます。
ニラがなじむまでは常温でおいておくといいですが、そのあとは冷蔵庫で保管します。炒め物や薬味代わりに使えますので、何度も開け閉めするようになるとやはり冷蔵保存が安全です。
- ニラは洗って、水気を切り粗く刻みます。
- 保存容器に刻んだニラを入れて、醬油をニラかぶるくらいまで入れます。
- さらにごま油を上に層になるよう注ぎます。
こちらもニラがなじむまでは常温でもかまいませんが、あとは冷蔵庫で保存しましょう。炒め物の味付けや、ご飯のおともなどに広く使えます♪
ニラは年中手に入る野菜ですが、一番の旬は春先。2~3月の早春に初めて生えたニラが一番おいしいといわれています。この時期のおいしいニラを、この時期ならできる常温保存で大事に風味を味わいたいですね。
我が家もニラはよく食べる野菜なので、上手に保存の仕方を使い分けてニラをもっとおいしく栄養もしっかり摂りたいです♪