はちみつは砂糖の代わりになる?分量は?置き換え方法をチェック!
はちみつは、フルーティな香りとまろやかでありながらコクのある味が魅力的です♪
スティック状の小容量のものから、ポリ容器などに入っている大容量のものまで売っていますよね。
そして、糖分の他にビタミンB群やミネラルを含んでいるので、栄養があるのですよ。
はちみつの栄養は加熱すると?では、含まれる成分や高温で加熱した時の変化などをお話しました。
料理やお菓子作りなどに砂糖を使うことが多いですが、はちみつで代用できるものなのでしょうか?
そこで、はちみつは砂糖の代わりに使えるの?風味の違いをチェックし、置き換え方法などを見てみました。
砂糖の代わりにはちみつを入れても味は変わらない?
はちみつは、中国・アルゼンチン・カナダなどから輸入している他に、長野県・北海道・秋田県など国内でも生産しています。
はちみつは、風味が豊かな所が好まれていますよね。はちみつと砂糖の中でもポピュラーな上白糖の、成分や香りの違いをチェックしてみました!
・複数の糖類が含まれている
・旨味のアスパラギン酸やグルタミン酸など、いろいろな種類のアミノ酸が少しずつ含まれている
・少量の有機酸(グルコン酸など)やポリフェノールが含まれている
・花によって香りの強さが違うが、豊かな香りのものが多い
砂糖(上白糖)
・糖類の大部分がショ糖で、濃厚な甘さ
・アミノ酸・有機酸は含まれていない
・香りはあまり強くない
はちみつは、複数の糖類やアミノ酸や有機酸が含まれているので、甘味・旨味・酸味・苦味などが合わさって深い味わいがします。
砂糖の代用ではちみつを使って同じ味にするのはやや難しいですが、料理によっては気にならず、コクなどがプラスされ美味しくなるのですよ。
しかし、1歳未満のお子さんにはちみつを与えると、ボツリヌス菌が体内で増殖し、乳児ボツリヌス症を起こす恐れがあります!
加熱しても菌は死滅しないので、1歳未満のお子さんは食べないようにして下さい。
はちみつの甘味!砂糖の代用でおすすめの料理は?
私はコーヒー・紅茶・ホットミルクなどの飲料や、フレンチトーストの卵液やヨーグルトに、甘味料としてはちみつをよく入れます。
はちみつは果糖・ブドウ糖・麦芽糖・ショ糖などの糖類を含み、果糖とブドウ糖が主成分です。
果糖とブドウ糖と麦芽糖の味の特徴を簡単にチェックしてみました!
・ブドウ糖…砂糖より甘くなくスッキリとした甘さ
・麦芽糖…旨味がある
複数の糖類が入っていることで、コクがあるのにスッキリとしていてまろやかで優しい味になるので、、砂糖の代わりに多くの飲み物や料理やお菓子作りにも使えるのですよ♪
しかし、はちみつの独特の風味があまり得意でない方もいらっしゃいます。
カレー・スペアリブ・肉じゃが・煮豆など、味が濃い煮込み料理に使うのがおすすめです!
醤油はもちろん味噌やケチャップなどにも合います。はちみつには次のような調理上の効果もありますから一石二鳥ですよ♪
・肉や魚の特有の匂いを消す
・コクや照りを出す
そして、花の種類によっても風味が全く違います!主な3種類のはちみつをチェックしてみました。
・レンゲはちみつ…香りが豊かで程よい甘さと酸味がある。多くの料理に使えるが、濃厚な味に仕上げたい時におすすめ
・百花はちみつ…何種類かの花の蜜をブレンドしている。多くの料理に使える
アカシアやレンゲのはちみつは、採集時期に限りがあり生産量も減っているので、特に国内産のものは高価なものとなっています。
一方、百花はちみつは生産しやすいため、比較的お求め安い価格で買えることも多いですよ。
はちみつは様々な料理に使えますが、和え物や卵焼きなどに使うと特有の風味が気になってしまう場合があります。
そして、焼き菓子に使うと焼き色が濃くなりすぎてしまったり、思うように膨らまなかったりすることも…。
砂糖の全量を置き換えないで、はちみつと砂糖を併用するのもおすすめですよ♪
砂糖の代わりにはちみつはどの位入れれば良いの?カロリーは?
飲み物に砂糖を入れるのと同じようにはちみつを入れたら、思ったよりも甘かったことがありました。
はちみつは砂糖よりも1.3倍甘く感じるので、砂糖と同じ量を入れると甘くなってしまうのですよ。
置き換える目安量をチェックしてみました!
・砂糖とはちみつは比重が違い、上白糖大さじ1は9gで、はちみつ小さじ1が7g
したがって、上白糖大さじ1は、はちみつ小さじ1に置き換えられるのですよ。
はちみつは風味が強いものもありますから、実際の量よりも少し控えめに入れて足していくのがおすすめです。
そして、カロリーが気になる方もいらっしゃると思います!甘さが同じ位の時のカロリーをチェックしてみました。
はちみつ7g(小さじ1)…21.2kcal
はちみつを使うと上白糖のおよそ3分の2のカロリーになり、カロリーダウンにもなります♪
甘味をつけるだけでなく、調理上や栄養面でのメリットが多いのがはちみつです。適量使ってより食生活を豊かにしていこうと思っています。