自然塩と精製塩の見分け方は?ポイントはココ!他の種類もチェック♪
塩は人間の体に大切な働きをしていて、欠かすことができない調味料です!
日本では、3000年以上前の縄文時代に塩づくりが始まっていたと考えられています。
昔から漬物・塩漬け・味噌・醤油などに使用され、日本の食文化にも大きな役割を果たしてきたんですよ♪
塩の種類には自然塩や精製塩などがありますが、粒を見ただけでは違いがわかりにくいですよね。
そこで、自然塩と精製塩の見分け方をチェック!それぞれの原材料や製造方法や成分について見てみました。
自然塩と精製塩ってどんな塩なの?再生加工塩は?
日本では塩の専売制を実施していた時期もありましたが、今は完全に自由化して、好みに合わせて買うことができます♪
国産や外国産の塩を販売している専門店もありますよね。
大量生産が可能な、精製された塩が広く使われているため、自然塩はあまりなじみがないかもしれません。
チェックしてみました!
・明確な定義はないが、自然に近い状態で生産されたもの
・海水を天日干ししたり、時間をかけて煮詰めたりして作られる
・天然塩とも言う
・塩化ナトリウムの割合は70%位~90%位(原料・産地・製造工程によって差が大きい)
・カリウム・マグネシウム・カルシウムなどのミネラルを豊富に含む
・塩味の他に甘味や旨味や苦味などをほのかに感じることもある
・一般的に粒は粗くしっとりとしている
・含まれている成分によって水に溶けやすい塩もあれば、溶けにくい塩もある
・高価なものが多い
精製塩についても見てみました!
・輸入塩を溶解し結晶化させたもの
・塩化ナトリウムの割合は99%以上
・精製する時にナトリウム以外のミネラルが多く取り除かれてしまう
・塩辛い
・粒は小さくサラサラとしている
精製塩は安価で買うことができ、塩化ナトリウムの純度が高く雑味がないです。
自然塩は、体の調子を整える働きがあるミネラルをバランス良く含んでいます。
しかし、ミネラルは他の食品と一緒に摂るのが望ましく、自然塩でも過剰に摂取すると高血圧などを招く恐れがありますよ!
自然塩も精製塩も適量摂るようにして下さいね♪
再生加工塩という種類の塩も日本で多く販売しています!チェックしてみました。
・塩化ナトリウムの割合が自然塩よりも多い傾向があり、精製塩よりも少ない
・自然塩と精製塩の中間位の価格で購入できることが多い
再生加工塩は味がまろやかで、マグネシウムなどのミネラルを精製塩よりも多く含んでいますよ♪
自然塩と精製塩の表示の違い!大きく異なるのは?
食用塩は種類が多く、商品名を見ただけでは区別がつきにくいです!、
しかし、自然塩と精製塩などは、原材料や製造工程や成分値が表示されているため、見分けることができますよ♪
それぞれチェックしてみました!
・自然塩…海水
・精製塩…海水あるいは天日塩・炭酸マグネシウム(固結防止剤として)
精製塩の原料が海水のみの場合もあるため、区別がつきにくいことも…。
商品によって製造方法は異なりますが、それぞれの代表的な工程を見てみました!
・天日…太陽の日差しや風力で水分を蒸発させる
・平釜…密封されていない釜で煮詰める
・逆浸透膜…逆浸透膜に通すことで、海水の塩分を濃縮させる
精製塩
・溶解…輸入した天日塩などを水や海水に溶かして、濃い食塩水を作る
・イオン膜…イオン膜を利用して、電気の力で海水から塩化ナトリウムだけを取り出す
・立釜…密封された釜(立釜)で水分を蒸発させて結晶化させる
ちなみに、再生加工塩も、精製塩のように溶解と立釜などで製造されることが比較的多いのですよ。
成分値は食塩相当量とミネラルの含有量をチェックします!
精製塩の食塩相当量は99%以上で、ナトリウム以外のミネラルが少ないため判別しやすいです。
自然塩と再生加工塩は商品によって成分値が同じ位のこともあるので、工程を確認して下さいね。
日本で採れない岩塩や湖についてもチェック!
海水からできた海塩(自然塩・精製塩・再生加工塩)についてお話してきました!
日本では、岩塩や湖塩が採れる場所がなく、海水から塩(海塩)を作ってきたのですよ。
岩塩や湖塩も自然塩です。簡単にチェックしてみました!
・海水が結晶化してできた塩
・生産量が多い
・塩化ナトリウムの割合が多い。ナトリウム以外のミネラルは少なめだが、種類多く含まれている
・産地や地層によって成分が違い、色や味が異なるが、一般的にまろやかな味わい
湖塩
・塩湖の湖水から作られる塩
・生産量が少ない
・採取する湖によって違うが、塩化ナトリウムの割合が多く、ミネラルは自然海塩に比べ少ない
塩は種類や形状によって味などがかなり異なります!上手に使い分けられたらと思います♪