マヨネーズは常温保存できる?ポイントを押さえておいしさ長持ち♪
いろんな料理に使える万能調味料、マヨネーズ。そのまま使っても、味噌やごま、ソースなど他の調味料と合わせて使ってもおいしいですよね♪
わが家でも毎日のように使うので、いつも新しいものを補充しています。未開封の状態だと結構長く保存出来るので、買いだめできて便利!
開封後は冷蔵庫で保存していますが、時々使った後冷蔵庫にしまい忘れて、常温のままおいてしまった、ということも!これってダメになってしまうんでしょうか?
それに、お得な大容量を買うと、開封後どのくらいの期間おいしく食べられるのかも気になりますよね。
マヨネーズは常温保存できるの?保存の仕方のポイントをお知らせします。
マヨネーズは腐りにくく殺菌効果が高い!?
マヨネーズは、「普通のマヨネーズとカロリーオフのものの違いは?原材料にも注目!」にもあるように、日本農林規格(JAS)によると、
・原材料は卵黄・卵白、全卵、たん白加水分解物、食塩、砂糖類、はちみつ、香辛料、アミノ酸などの調味料、香辛料抽出物以外の原材料を使っていないもの
・食用植物油脂の割合が65%以上のもの
参考文献:「ドレッシングの日本農林規格」(昭和50年、農林水産省)
と、結構細かく規定されているんです。添加物や保存料などがたくさん含まれているのかと思っていたら、人工的なものは案外含まれていないんですね!
それでも市販されているマヨネーズは、賞味期限は10ヶ月~12ヶ月程度で、しかも常温で販売されています。なぜ常温で長期保存が可能なんでしょうか?
マヨネーズは、主な材料である卵・油・酢・塩がまんべんなく攪拌されることで乳化され、腐りにくく殺菌作用が高くなっているからなんです。
油は基本的に腐りませんし、酢には殺菌作用があり、塩には細菌の繁殖を防ぐ働きがあるんです!
これらが混ざり合い、卵と一緒に乳化することで、殺菌作用を維持したまま、常温でも防腐剤なしで一定期間腐らないんですよ♪
しかもその殺菌力、サルモネラ菌やO-157などの食中毒菌を死滅するほどの効果があるんですって!
確かに、酢や塩の作用は昔から保存方法として利用されてきましたが、それをうまく利用した調味料だったんですね。
マヨネーズは常温保存が可能♪冷やし過ぎに注意!
マヨネーズは、未開封の場合常温で保存できますが、開封後は冷蔵庫に入れている方が多いのでは?どう保存するのがいいのでしょうか?
一般的に常温というと、15~25℃程度と言われていますが、開封後も常温で保存できるんです。
冷蔵庫に入れておいたほうが安心♪と思っていたのですが、実はマヨネーズは冷やしすぎるとかえって良くないんですよ!
なぜかというと、5℃以下の低温になると、マヨネーズが分離して、油で守られていた酢や塩の作用が弱ってしまい、腐りにくい状態でなくなってしまうからなんです。
そして、一旦分離したものは、再度乳化することはありませんし、分離した油は酸化しやすくなり、味も落ちてしまうことに!
かといって、夏の暑い時期に30度以上の室内に放置するのも心配!直射日光に当たるのも、分離しやすくなるので注意が必要です。夏場は冷やしすぎない冷蔵庫の野菜室に保存するのがオススメ♪
開封後のマヨネーズは、メーカーによると1ヶ月程度で使い切るのが良いとされています。適当な温度で保存するとその程度で腐ることはないのですが、問題は油の酸化!
油が酸化してしまうと、味が落ちてしまうんです。最近のチューブ容器は、使用後空気が入りにくい工夫がされていますが、それって酸化を防ぐためだったんですね!
中身が少なくなってくると、出しやすいように空気を入れて逆さに立てて保存していたのですが、それって味が落ちやすくなっていたのかも!
最後までおいしく食べるには、空気に触れにくくして、適温で1ヶ月以内に食べきる、というのがいいんですね。使い切るのに時間がかかる方は、小容量のものを使った方が良さそう♪
自家製マヨネーズは?調理したものはどれくらい保存できる?
ところで、自家製のマヨネーズも新鮮で安心な材料を使って簡単に作れるんですよ!どれくらい保存できるのでしょうか。
市販のものと違って、自家製のものは材料の油や酢、塩などが控えめだったり、十分に混ざっていなかったりすることもあり、傷みやすいことも!使い切る分だけ作りましょう。
また、マヨネーズを使って調理したものは、食材の水分や他の調味料が混ざって分離しやすくなり、殺菌効果が弱まる状態になります。
ポテトサラダやマヨネーズ和えなど調理したものは、冷蔵庫に保管して、できるだけ早めに食べるようにしましょう!
常温でも保存できるマヨネーズは、気軽に持ち歩いて、外出先でも楽しめますね♪保存のポイントを抑えて、おいしさを少しでも長く保ちたいですね♪