桃の缶詰の栄養をチェック!生の果肉と比較すると?
果物の缶詰は種類が多いですが、その中でも桃の缶詰はとてもポピュラーです。
安くて美味しい上にボリュームがあるので、我が家でもよく食べていますよ♪
ゼリーに入れたり、ケーキやタルトにトッピングしたり、いろいろな食べ方がありますよね。
そんな桃の缶詰はシロップ浸けのものが多く、栄養があるのかも気になる所です。
そこで、桃の缶詰の栄養は?生の果肉と成分やカロリーや糖質量を比較して、よりヘルシーな食べ方を見てみました。
生の桃に多く含まれる成分は?缶詰にすると?
生の桃は風味が良いですよね♪しかし、品種や産地にもよりますが、出回る時期が比較的短いです。
缶詰ならば季節に関係なく、価格も一定で買うことができますよね。
生の桃の栄養を見てみると、糖質の他に次のような成分を多く含んでいます。主な働きとともに見てみました!
・カリウム…高血圧になるリスクを減らす。筋肉の機能を調節する
・ビタミンE…抗酸化作用。アンチエイジングなど
・ナイアシン…ビタミンB群の一つ。酵素の働きを助ける
そして黄桃には抗酸化作用を持つ、次のようなカロテノイド類が含まれています。
・βークリプトキサンチン…免疫力を高める。骨そしょう症を防ぐ
果物の缶詰は、果実やシロップが入った缶を真空にした状態で、加熱殺菌して作られます。
栄養価は白桃缶と黄桃缶でそれほど変わらないですが、黄桃の缶詰にはカロテノイド類が含まれていますよ。
そして、桃を缶詰にしても含有量が変わらない栄養素と、減少したりシロップに溶け出てしまったりする栄養素があるんです。
次でお話します。
桃の缶詰の栄養!生と変わらないものも♪
大きいスーパーなどでは、桃の缶詰が種類多く並んでいます。
桃の種類(白桃か黄桃)、形状(2つ割り・4つ割り・スライス)、産地(国産か外国産)、容量などを選べるようになりました♪
缶詰に栄養がないと思われがちですが、桃の缶詰に含まれている次の成分は、加熱殺菌してもほとんど減少しません。
- 食物繊維
- ビタミンE
- βーカロチン(黄桃缶に含まれている)
特に注目したいのは食物繊維のペクチンで、桃の缶詰にも豊富に含まれています!
便秘や下痢を解消する働きが期待できるため、胃腸の調子があまり良くない時に少量食べるのはおすすめなんですよ。
一方、次の成分は加熱にあまり強くなく、缶詰にすると多少減ってしまったり流れ出てしまったりします。
・水溶性ビタミン…ナイアシンなどのビタミンB群・ビタミンCなど
・βークリプトキサンチン…黄桃缶に含まれている。加熱でやや減ってしまうが、生の果肉に多く含まれているため、缶詰でも摂れる
そして、ビタミンCなど一部の水溶性ビタミンは、生の桃にそれほど含まれていないため、缶詰でも多くは摂れないのですよ。
桃の缶詰のカロリーと糖質!シロップは体に良いの?
桃の缶詰には栄養価が高い成分も含まれていますが、シロップはあまり体に良くないと思う方がいらっしゃいます。
そこで、生(白肉種・黄肉種)と缶詰(白肉種・黄肉種)と缶詰のシロップの100g中のカロリーと糖質を比較してみました。
種類 | カロリー | 糖質 |
---|---|---|
白肉種(生) | 38kcal | 8.9g |
黄肉種(生) | 48kcal | 11.5g |
白肉種(缶詰) | 82kcal | 19.2g |
黄肉種(缶詰) | 83kcal | 19.2g |
シロップ | 81kcal | 19.5kcal |
缶詰の果肉やシロップの糖質は、生の果肉の約2倍位あり、その分カロリーが高くなります。
そのため、桃の缶詰を食べ過ぎてしまうとカロリーや糖質の摂り過ぎで太ってしまう可能性もあるんですよ。
桃の缶詰は約60%が果肉で、約40%がシロップです!
特に、シロップは砂糖が多く、ビタミン類や食物繊維などはほとんど含まれていません。
みかんの缶詰のカロリーでもシロップについてお話しました。
甘くて飲みやすいため、ついたくさん飲みたくなってしまいますが、ダイエット中の方は特に注意して下さいね♪
桃の缶詰で2つ割りの1個(シロップなし)が約50gで、41kcalです!
1個程度ならダイエット中で甘いものを食べたい時などにもおすすめですよ。
無糖のヨーグルトと一緒に食べると栄養バランスも良くなりますし、ボリュームも出ます。
私は、ゼリーやムースを作る時などに、シロップを少し加えるようにしていますよ。
缶詰の桃には手軽に食べれるメリットがあります。食べ方によっては健康にもプラスになるので、程よく食べていこうと思っています♪