大葉と赤紫蘇の違いは?特徴や栄養価は?青紫蘇との関係もチェック!
6月になってから暑い日が多くなってきました!体がだるく感じる時は、香味野菜を料理に取り入れるとさっぱりと食べれます♪
大葉は香味野菜の一つです。少し加えただけでも彩りや風味が良くなりますよね。
そして、今の時期によく見かけるのが赤紫蘇です!地元のスーパーでは束になった状態で売っていましたよ♪
大葉と赤紫蘇の葉の見た目は似ていますが、色や呼び名が異なるのが気になる所です。
そこで、大葉と赤紫蘇の違いをチェック!青紫蘇との関係や特徴や栄養面でのメリットを見てみました。
大葉と青紫蘇と赤紫蘇の関係は?商品名のものも!?
紫蘇は中国中南部やミャンマーなどが原産ですが、日本に古くから伝わるなじみ深い食材です♪
名前の由来は次のように言われていますよ。
・蘇‥中国で食中毒になった人に煎じたシソを食べさせたところ、回復し蘇(よみがえ)ったことから
そして一般的に、紫蘇は葉の色によって赤紫蘇と青紫蘇に分かれ、青紫蘇の葉の部分を大葉と呼んでいます。赤紫蘇と大葉では色だけでなく、特徴や使い方が違うのですよ。
赤紫蘇と大葉(青紫蘇)の特徴を見てみました!
・主に6月~7月に出回る
・葉の表裏が赤紫色
・葉の表が緑色で、裏が赤紫色の「片面紫蘇」もある
・葉が平たな平葉(ひらば)品種と、縮れた縮緬(ちりめん)品種がある
・(一般的に)アクがやや強く、生食にそれほど向いていない
・赤紫蘇ジュース・梅干し・ふりかけなどに活用することが多い
・茎ごと束にして販売されることが多い
・ゆかりは、塩酢に漬けた赤紫蘇を洗浄→裁断→乾燥などの工程でできた、ふりかけの商品名
・花穂は紫色で、薬味やあしらいとして使われる
青紫蘇
・赤紫蘇の変種
・主に7月~10月が旬の時期(地域によって異なる)だが、ハウス物が通年出回る
・花穂は白色
大葉
・青紫蘇の葉を束ねて販売する際に考えられた商品名
・刺身のツマなどに使われる芽紫蘇と区別するために名付けられた
・生食することが多いが、加熱料理にも使われる
・品種によって葉の縮れ具合や香りの強さに違いがある
・天ぷらなどそのまま料理に使ったり薬味にしたりする時は、大葉と呼ぶことが比較的多い
・刺身に添えたり、巻いたりはさんだりして使う時も大葉と呼ぶことが多い
・ジュースやドレッシングなど加工して使う時は青紫蘇と呼ぶことが比較的多い
品種による違いが大きいため、赤紫蘇と大葉のどちらが風味が強いかは決めにくいのですよ。
大葉と赤紫蘇の夏バテしている時にもおすすめの成分は?栄養含有量に違いがある栄養素も!
大葉(青紫蘇)も赤紫蘇も今が旬なので、特に赤紫蘇は今手に入りやすいです♪
夏バテで食欲がない時におすすめの成分も入っていますよ。
多く含まれている成分や期待できる主な働きをチェックしてみました!
・βーカロチン…抗酸化作用。肌の老化やガンや動脈硬化などを防ぐ
・ビタミンB2…三大栄養素(特に脂質)の代謝を促す。皮膚や粘膜を健康に保つ
・香り成分…ペリルアルデヒドやリモネンなど。食欲を増進させる。ペリルアルデヒドには抗菌作用なども期待できる
・ロスマリン酸…ポリフェノールの仲間。抗酸化作用。アレルギー症状の緩和
青紫蘇(大葉)と赤紫蘇それぞれに多く含まれているのはコチラです!
・赤紫蘇に多く含まれている成分…ロスマリン酸、シソニン(アントシアニン色素)
シソニンはポリフェノールの仲間で、ナスやブルーベリーなどにも多く含まれるアントシアニン色素です!
抗酸化作用があり、花粉症の予防や視覚をサポートするなどの働きが期待できますよ。
赤紫蘇ジュースを作る際に、赤紫蘇にクエン酸を加えると鮮やかな赤色になります。
これはアントシアニンが酸に触れて色が変わったからなのです。梅干しやしば漬けなどの色付けにも赤紫蘇が使われていますよ。
紫蘇は家庭で栽培するのもおすすめ♪種まきの時期は?
紫蘇は生命力が強く、家庭菜園でも育てやすいと言われています!
今の時期は青紫蘇と赤紫蘇の両方の苗を販売していますよ。
もちろん種をまいて栽培することもできますが、遅い時期に種をまいてもその分収穫時期がずれる訳ではありません…。
チェックしてみました!
・気温が20℃を超える5月頃から種をまくのがおすすめ
・紫蘇は適温でも発芽するまで日数がかかる植物。あまりに高温だと発芽しにくくなる可能性もある
・地域にもよるが、7月以降に種まきをしても、株が小さいうちに花が咲いてしまうことがある
初心者の方は、日当たりや害虫などの管理がしやすいプランターで栽培するのがおすすめですよ♪
スーパーで赤紫蘇を買ってきました!これから赤紫蘇酢を作って、いろいろな料理に活用しようと思っています♪