酢玉ねぎを加熱した時効果は?食べやすくて効率的に栄養を♪
玉ねぎはとてもポピュラーで、国内で収穫量や消費量がトップクラスの野菜です♪
特に、普通の玉ねぎは比較的安価で一年中手に入りますし、保存がきくのも嬉しいですよね。
サラダ・汁物・焼き物・揚げ物・炒め物など使い途が多いだけでなく、栄養もあるんですよ。
そして、玉ねぎの効果を活かせるものとして注目されているのが、酢玉ねぎです。
酢玉ねぎにもいろいろな作り方があって、加熱して作ると効果が減ってしまわないかも気になります。
そこで、酢玉ねぎを加熱すると効果はどうなるの?多く含まれている成分をチェックし、効果の違いを見てみました。
酢玉ねぎの主な栄養と効果♪よりパワーアップも?
以前に玉ねぎを酢に漬け込んだ「酢玉ねぎ」が、本や雑誌やテレビ番組などで紹介されてブームになり、今も注目され続けています。
玉ねぎに含まれる主な成分と、効果をチェックしてみました!
・イオウ化合物。玉ねぎを切った時に発生する香気成分
・血液をサラサラにする効果
・悪玉コレステロールを減らす
・血栓を予防する
・ビタミンB1と結合し疲労回復を助ける
・ビタミンB1の吸収率を上げる
ケルセチン
・皮に多く含まれるが、普通の玉ねぎの皮以外の部分にも含まれている
・新玉ねぎにはそれほど含まれていない
・ポリフェノールの仲間で抗酸化作用がある
・血圧を下げる効果
・動脈硬化を予防する効果
グルタチオン
・グルタミン酸など3つのアミノ酸が結合した化合物
・抗酸化作用があり、老化を防ぐ
・解毒作用を助け、肝機能をアップさせる効果が期待できる
オリゴ糖
・腸内で善玉菌のえさになる
・整腸効果が期待できる
そして、酢の有機酸には主に次のような健康効果があります!
- 疲労回復効果
- 血流を良くする
- 消化を促進する
玉ねぎにも酢にも疲労回復効果や、血液をサラサラにする効果などがあるため、酢玉ねぎにするとよりパワーアップが期待できるんですよ♪
酢玉ねぎは生と加熱した時では効果が違うの?
健康的で、それほど手間をかけなくても簡単にできるのが酢玉ねぎの良い所です。
玉ねぎを加熱して作った方が匂いや辛さが抑えられ、食べやすく感じますが、先程お話した効果が得られるのかも気になります…。
その鍵となるのが有効成分のアリシンです!アリシンの性質を簡単にチェックしてみました。
・加熱に弱く、加熱すると違う物質に変化する
・アリシンの血液をサラサラにするなどの効果は減るが、変化した成分に血流改善の効果や血糖値を下げる効果などがある
・油で調理すると分解しにくくなる→玉ねぎを切って軽く炒めるのもおすすめ
そして、アリシンの他の成分の加熱の影響を見てみました!
・グルタチオン…加熱にそれほど強くなく水溶性
・オリゴ糖…熱に強い
他に玉ねぎに含まれている、アミノ酸のグルタミン酸や食物繊維なども熱に強いですよ。
このように、酢玉ねぎを作る時に加熱すると、効果が減ったり変わったりする成分もありますが、効果が変わらない成分も多いです。
アリシンの効果を最大限に活かしたいのでしたら、生の玉ねぎで作るのがおすすめですが、少し工夫をすれば加熱しても効率的に栄養を摂れるんですよ。
そのポイントは次の通りです!
・玉ねぎを切って少なくとも15分以上空気にさらしてから加熱する…アリシンが酵素の働きで熱に強い成分に変化するため
そして、酢は加熱しても成分の変化はなく効果も変わらないです。
酢を加熱するとツーンとした匂いが抑えられ、酸味が和らぐので、加熱してから玉ねぎと合わせるか、一緒に煮るのもおすすめですよ。
酢玉ねぎに使う酢は?合う料理をご紹介♪
酢は穀物・黒酢・米酢・リンゴ酢・玄米酢など種類が多く、酢玉ねぎにどの酢を使ったら良いか迷う方がいらっしゃるかもしれません。
どの酢でも効能はそれほど変わらないですが、風味はかなり違います!
穀物酢は酸味や匂いが強いので、マイルドな風味を好む方は、リンゴ酢がおすすめです!
そして、甘味ではちみつを入れると酢玉ねぎの辛味や酸味が和らぎますよ♪
玉ねぎを軽く炒めたり煮たりして作った酢玉ねぎは、そのまま食べても十分美味しいですが、次のような料理に入れても合います。
- アジやイワシなどのマリネのソース
- サラダの具やドレッシングに
- 南蛮漬け
- カレーの具やトッピングに
- 鶏肉や豚肉などの煮物に
さっぱりと食べたい時にも、料理にコクを出したい時にも♪栄養満点な酢玉ねぎをこれからも活用していこうと思います。