新玉ねぎは水にさらすと栄養がなくなる? さらす時間と食べ方がポイント♪
産地によって違いはありますが、まもなく新玉ねぎが出回る頃になりますね♪
「新」とつくと値段が跳ね上がる野菜もありますが、新たまねぎはそれほど変わらないのも魅力。
普通の玉ねぎも好きですが、さらにみずみずしくて、甘さもあって、ちょっぴり刺激の強い辛さが苦手な私も美味しく食べれます。
ただ、時期が早い新玉ねぎなのか、生でそのまま子供が食べるにはちょっと辛すぎるかな?なんて思うことも…。
そこで、たっぷりの水に新玉ねぎをさらして辛味をとるのですが、「新玉ねぎを水にさらすのは栄養が逃げてもったいない!」とも聞きます。
限られた期間に生で美味しく食べるためにも、新玉ねぎの栄養面で効果の多い食べ方を知っておきたいですよね♪
そこで、新玉ねぎは水にさらすと栄養がなくなるの?新玉ねぎに多い水溶性の成分について調べてみました。
新玉ねぎの栄養♪ 効果の多い硫化アリルってどんな成分?
新玉ねぎは、普通の玉ねぎと見てくれが違うので、全く違うもののように思うかもしれません。
しかし成分にほとんど違いはなく、新玉ねぎと普通の玉ねぎの主な違いは収穫の方法!
普通の玉ねぎは、収穫後乾燥させている間に辛味が増しますが、新たまねぎは収穫後すぐに出荷されるので、品種にもよりますがそれほど辛くないのですよ。
ところで、玉ねぎは野菜としては糖質が多いこと、イオウ化合物が多く入っていることが特徴の一つ。
玉ねぎのツンとした匂いや辛味の正体はイオウ化合物なのですが、その中で代表的なのが硫化アリルです。
以前父が「玉ねぎは肝臓の解毒作用に良いんだ」と言って、毎日のようにスライス玉ねぎを食べている時期がありましたが、それも硫化アリルなどの栄養効果を期待してのこと。
また硫化アリルは、成人病やガンの発生を予防するなどの効果があるんですよ~。
さらにビタミンB1と結びついて、ビタミンB1の吸収を助け疲労回復を進める効果も♪
ただ、硫化アリルは水溶性なので、長く水にさらすとその分成分が流れ出てしまうのが難点。
そして新玉ねぎには、水に溶け出てしまう成分がほかにもあるんです…。
水に溶け出すのを防ぐためにも水にさらすのは短時間で!
中でもビタミンB6は割と多く含まれているのですが、そんなビタミンB群・ビタミンC・カリウムはどれも水溶性。
野菜の種類や切り方にもよるのですが、多くの場合5分間水にさらしただけでも、ビタミンCが20%~30%減少するというデータもあるんですよ!
このように、新玉ねぎには硫化アリルや水溶性ビタミンやカリウムなど、水溶性の成分が多く含まれているので、栄養のことを考えると、水にさらさない方が良いのです。
ちなみに、スライスした新玉ねぎを水にさらさないでなるべく広げて、15分間以上空気にさらす方法もおすすめ。
こうすると辛味が少しぬけるだけでなく、硫化アリルに酵素が働いて、さらに栄養効果が上がるというのです。良かったら試してみて下さいね♪
でもそんなに待てなく辛味をもう少しとりたいし、新玉ねぎがシャキシャキするので、水にさらしたい。
そう思う方には、2~3分ほどなるべく冷たい水にさらすことをおすすめ!もともと辛味の少ない新玉ねぎなので、ちょっとさらしただけでも結構いけますよ♪
水にさらさず栄養の損失も防ぐ食べ方は?
今まで、新玉ねぎを水にさらすことが多かった私ですが、水にさらさなくても大丈夫というレシピもあるんです♪
それは新玉ねぎをできるだけ薄くスライスして、レンジでチンした豚肉と一緒にごまだれで食べるといというもの。
前に書いたように、新玉ねぎに含まれている硫化アリルは、ビタミンB1の効果をアップする働きがあるので、ビタミンB1の多い豚肉と栄養的相性もバッチリ!
また、新玉ねぎにドレッシングやポン酢をあえて食べるのも、水にさらさなくても食べやすくしてくれますね。
そして、一時期父がせっせと食べていた酢たまねぎも、水にさらさないで出来ますし、おかずのアクセントになりますし人気がありますよ。
切り方や調理方法によって、新玉ねぎの風味や食感が全く変わってきて、それも魅力の一つ。
でも、今年は栄養のことも気にして、水にさらさないで新玉ねぎを味わいたいと思います♪
玉ねぎについて質問
① 玉ねぎは軒先など日陰で風の通るところに保管する様に聞いていますが、冷蔵庫(米貯蔵庫)では駄目なのでしょうか?
② 白玉葱は浜松地方の気候でないと栽培できませんか?
白玉葱はもっと早く(2~3月ころ)収穫出来ると書いてありますが、兵庫県で栽培出来たとしても、4月中旬ごろの極早生種より早く収穫できそうでしょうか?
少しでも早く出来るなら何とか作りたいと思って検討中です。
現在浜笑、ジェットボール、ネオアース、ハリマ王、もみじ3号、セット球のシャルムを栽培しております。
返信遅くなり申し訳ありません。コメントありがとうございます。
⓵のご質問に関しては、玉ねぎは湿気に弱いので、仰る通り、日陰で風の通しのいいところに保管がベストです。
ただこれから暑さも増し、温度も湿度も高い夏場は腐りやすいので、冷蔵庫の”野菜室”での保存が適しています。
かく言う私も、家の中で、日陰で風の通しのいい場所がなかなか見つからず、年中冷蔵庫での保存です。
⓶の栽培に関しては専門外なので、浜松の苗木やさんに問い合わせをしたところ、浜松で摂れるような12月~1月の時期には非常に難しい(ほぼ無理)そうです。
2~3月の収穫だと、他の地域でも栽培は可能ですが、早生より浜松の白玉ねぎは昔ながらの固定品種なので、病気や天候不良にとても弱く、育てるのはとても難しいとの事です。
また、苗も郵送などはしておらず、店頭(浜松)で、10月頃に販売するのみだそうです。種づくりから自家栽培すると、種作りから収穫まで3年ほどかかるようです。
今後とも当ブログを宜しくお願い致します。