醤油の薄口と濃口の違いは?実は○口の方が塩分濃度が高い!


昔からの知恵であり、和食には欠かせない醤油。日本の家庭では、どこの家にも必ず常備されていますよね。

海外に行くと、すぐに醤油の味や香りが懐かしくなるほど、日本人の舌に染み付いた味ですね。

最近では、卵かけご飯など専用の醤油や、だし醤油などそのまま料理に使えるものも多く売られていて、どんどん種類が増えています。

そんな中でも昔からあるのは、薄口醤油と濃口醤油。私は関西出身なので、薄口醤油は馴染み深いのですが、使ったことがないという方もいるのでは?

実は薄口醤油と濃口醤油って、見た目や味だけではなく、作り方や用途も違うんですよ!上手に使い分ければ、料理上手になれるかも♪

薄口醤油と濃口醤油って一体何が違うのでしょうか?使い分ける方法もお知らせします。

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薄口醤油と濃口醤油の違いは?

一般的によく使われているのは、濃口醤油といわれるものです。一方薄口醤油は「淡口醤油」とも表記され、醤油を薄めているわけではなく、別物なんですよ。

では、濃口醤油と薄口醤油はどのように違うのでしょうか?特徴を見てみましょう。

濃口醤油:色が濃く、風味が強い。塩分は16%程度。
薄口醤油:色が薄く、風味は穏やか。塩分は19%程度。

実は、色が薄い薄口醤油の方が塩分濃度が高いんです!

さらに、作り方にも違いがあるんです。醤油は蒸した大豆を発酵させて作ったもろみに、同量程度の小麦と、塩水を加えて発酵させて作るのですが、その塩水濃度に違いが!

濃口醤油は塩水の塩分が低く、発酵が活発に行われるため、醤油特有の色や香りが濃くなるんです。

一方薄口醤油は加える塩水の濃度が高く、発酵が緩やかな分、色が薄く香りが穏やかになるんですって!発酵を助けるために、米で作った甘酒を加えているんです。

薄口醤油と濃口醤油では塩分濃度が違うことは知っていましたが、原材料や作り方が違うことで、それぞれの特徴が異なっていたんですね。

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醤油は地方によって好みがある?!醤油の種類はこんなにも!

一口に醤油といっても、種類はいろいろあり、地方によって好みが分かれると言われています。

濃口:関東甲信越地方を中心に全国的に使われ、日本の生産量の8割以上を占めている。色が濃く辛口

薄口:九州・中国・四国・近畿地方で使われ、日本の生産量の13%程度を占めている。素材の色や風味を生かすのに適している。

たまり:中京地方でよく使われ、塩分は濃口と同じ程度だが、小麦を使わずほとんど大豆を使って作られる。大豆たんぱくの旨み成分が多く、とろりと濃厚。

再仕込み:山口県が発祥で瀬戸内地方でよく使われ、甘露醤油とも呼ばれる。食塩分は濃口と同程度。塩水の代わりに醤油を加えて時間をかけて作られ、どろりと濃厚な味。

しろ:中京地方でよく使われ、食塩分は薄口と同程度。小麦を中心に、大豆も少量加えて、薄口以上に発酵を抑えて作られる。糖分はやや高め。

甘口:九州・中国・四国・北陸地方でよく使われる。色は濃く塩分が少なめで、甘味料やアミノ酸液を加えて作られる。

魚醤:北陸・東北・北海道地方で使われる。と塩を発酵させて作られ、独特の香りや癖がある。

だし入り醤油:東北・北海道地方で使われ、醤油にだしを加えて作られている。だしで薄められている分、塩分は控えめ。

一口に醤油といってもいろんな種類があって、地方によって好みが違うんですね!その地方の特産物や好まれる食材などにも関係がありそう♪

生まれ育った地方の好みが一番!という方も多いと思いますが、他の地方に出かけたら、その地方の食材とともに、それに合う醤油の味を楽しんでみるのもいいですね♪

薄口醤油と濃口醤油を上手に使い分けよう♪

では、薄口醤油と濃口醤油を上手に使い分ける方法ってあるのでしょうか?

濃口醤油は、そのままつけたりかけたりするだけではなく、煮物や焼物などオールマイティに使えます。

色が濃くつき、味も醤油の風味が濃く残るので、甘辛く煮付けたり香ばしく焼いたりしたい時にはオススメです!

一方薄口醤油は、色や香りが淡いので、そのままつけたりかけたりするのにはあまり適していません。

近畿以西では、だしの味を重視し、食材の風味を生かす調理方法が上品とされているので、素材を生かした煮物や、茶碗蒸しなどだしがメインの料理にオススメです!

さらに、だしの原料によっても合う醤油が違うんです。関東以東でよく使われる煮干やさば節などのだしは、風味が強いため、濃口醤油でもだしの香りが負けません。

一方かつおや昆布のだしは、香りが穏やかで味も上品なので、風味を主張しすぎない薄口醤油の方が合うんです!だから関西以西のうどんだしは、色は薄くても風味はいいんですね♪

ただし、レシピに「薄口醤油」と書かれていて、準備していないときは、濃口醤油でも使用可能!少し醤油を少なめにして色を抑え、あとはで味を調節してみましょう。

食材やだしの種類に合わせて醤油を使い分けると、和食の達人になれるかも♪これまで使い分けたことがない方は、一度試してみてくださいね!

2018年09月


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