西日本と東日本とで醤油の違いは?使い分けている場合も♪
味良し・香り良し・使い勝手良しの醤油♪料理には欠かせない存在で、毎日使っています。
煮物・焼き物・炒め物・和え物など多くの料理に使えますし、そのまま豆腐にかけたり、お寿司につけたりしても美味しいですよね。
私は濃口醤油だけを使うことが多いですが、アンテナショップに行った時はたまり醤油を買うことも。
スーパーなどでは、ペットボトルや瓶の醤油の他に、密封容器のものも多く並ぶようになってきました。
ところで、出身の違う方々と話していて盛り上がるのが、西日本と東日本の食べ物や味の違いです。
その中でも、醤油を使った料理や醤油そのもの違いがよく話題になります。
そこで、西日本と東日本とでは醤油に違いはあるの?濃口醤油と薄口醤油の違いを中心に見てみました。
醤油の使い方!西日本と東日本ではどう違うの?
日本料理の良い所は、地方それぞれの特色のある食べ物や料理が食べれる事です♪
そして、東日本にずっと住んでいる私が西日本を旅行した時、うどんのつゆやお吸い物や煮物の色が、自分で作るものより薄くてびっくりする事があります。
使う醤油によって色が違うのですね。JAS規格(日本農林規格)では醤油を次の5つに分けていています!種類と用途を示したのがこちらです。
・薄口醤油…煮物やお吸い物などの見た目を上品に仕上げたい時に
・たまり醤油…コクやテリを付けたい時に。刺身やお寿司にもピッタリ
・白醤油…薄く醤油よりさらに色が薄い。煮物・炊き込みご飯などに
・再仕込み醤油…濃厚な味わいが特徴。刺身やお寿司にピッタリ
日本で生産量が多いのは濃口醤油と薄口醤油で、特に濃口醤油は、生産量の8割位を占めます!
そして、西日本では、薄口醤油を好みますが、料理によって醤油を使い分ける事が多いのに対し、東日本では、主に濃口醤油を使う事が多いです。
西日本の方は、煮物などには薄口醤油を使いますが、そのままかける時には濃口醤油や他の醤油を使う事も多いのですよ。
しかし西日本でも、九州地方や中国地方・四国地方の一部など、濃口醤油などに砂糖類を加えた甘口醤油を主に使っている地域も。
よく使う醤油は、地域によって違いますし、味も産地によって少し違います。
地方限定の甘口醤油などを販売している醤油メーカーさんもあるんですよ。
西日本と東日本の嗜好の差!醤油の違いも関係あり?
東日本と西日本でうどんのつゆの味を比べてみると、東日本のは醤油とだしの風味を強く感じる一方、西日本のはまろやかに感じます。
一概には言えませんが、東日本ではハッキリとした濃い目の味が好まれ、西日本では繊細で薄い味が好まれる傾向があるんですよ。
そして、このつゆの味は、だしの材料や取り方でも違ってきますが、濃口醤油と薄口醤油の違いによるものも大きいです。
西日本で好まれる薄口醤油と、主に東日本で好まれる濃口醤油は、それぞれの地方の嗜好に合ったものとして作り出されました。
地域によっては、寿司屋や居酒屋の刺身醤油が甘い場合がありますが、それも地方の文化や嗜好に合ったものなんですよ♪
そして、もう少し詳しく示したのがこちらです!
関西でとれる淡白な白身魚や野菜などの素材の良さを生かすために、色と香りを抑えた薄口醤油が作られるようになった。
・(東日本の)濃口醤油
関東では味や香りが強く、脂肪分の多い魚が使われたため、これらの魚と相性が良く、香りが高い濃口醤油が作られるようになった。
西日本と東日本の醤油の嗜好の違いは、江戸時代中期に始まり、今現在も続いているんですよ。
インスタントのうどんやそばは東日本と西日本で味が違うの?
インスタントのうどんやそばは、手軽に食べれることから、発売当時から人気があります。
そして、東日本バージョンと西日本バージョンの2パターンある商品もあるんです!
そもそも東日本と西日本の境界線は、分野によって違い、統一されていません。
しかし研究から、関が原を境界線にしているメーカーさんもいらっしゃいます。
私は食べ比べをした事がないのですが、東日本バージョンと西日本バージョンとでは、次のようにスープが違うそうですよ。
かつおだしの風味が強い
醤油感が強い
色が濃い
・西日本バージョンのスープ
昆布だしの風味が強い
醤油よりだし感が強い
色が薄い
西日本に旅行に行った時には、お店で食べるものだけではなく、インスタントのうどんやそばもチェックしてみます!
醤油を変えることで、いつもと違った味を楽しむ事が出来ますね♪たまには薄口醤油を使ってみようと思いました。