りんごの栄養は加熱で変わるの?増えるものも♪


秋から冬にかけて、りんごが最も出回る時期です。この時期にりんごの売り場を通りかかると、甘く芳しい香りがすることも♪

同じ赤色系のものでも、品種によって外観や食感や味が違うので、そんな所も魅力的です。

りんごの選び方のポイントは?で、チェックしていただきたい事をお話しましたので、是非参考にして下さいね♪

りんごは生で食べても、加熱して食べてもどちらも違った味わいがあります。

生であまり甘くないと思った時に、少量の砂糖を加えて煮ると、ちょっとしたデザートになって、家族に大好評でした。

ただ、加熱をすると減ってしまう栄養もあると思うので、少し心配になります。

そこで、りんごの栄養は加熱によって変わってしまうの?多く含まれている成分に注目して見てみました。

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りんごに豊富な成分はコレ!加熱すると減ってしまうものは?

スペイン・英国・中国には、「医者がいらなくなる程りんごは体に良いという意味のことわざがあります。

確かに、風邪気味の時やお腹の調子があまり良くない時は、りんごをすすめる方が多いですよね。

主にどんな栄養が含まれているのかを示したのがこちらです!

・糖質…果糖・しょ糖など

・リンゴ酸

・ペクチン

・ポリフェノール…プロシアニジン・エピカテキン・アントシアニンなど

また、それほど含有量は多くないですが、ビタミンCなどの水溶性ビタミンや、ミネラルのカリウムなども含んでいます。
 

りんごを加熱して減ってしまうのが、ビタミンCなどの水溶性ビタミン・カリウムです。

ビタミンCなどの水溶性ビタミン類は、水に溶け出すだけでなく、熱に弱いものが多いのです。

また、カリウムも水溶性で、特に煮るとかなり減ってしまいます。また、酵素も加熱によって失活します。

しかし、先程お話した通り、元々りんごに含まれるビタミンCやカリウムの含有量は多くないので、私はあまり気にしていません♪

水溶性ビタミンやカリウムが豊富な生の果物や野菜を、他の食事で摂るようにしていますよ。

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りんごを加熱して増える栄養素も♪ペクチンに注目!

りんごを加熱して減る栄養素がある一方、増える栄養も?あります!それはペクチンです♪

ペクチンは食物繊維の仲間で、りんごやかんきつ類や桃などの、皮の周りに多く含まれています。ペクチンのゲル化を利用して作られたのがジャムです。

そして、次のような健康効果が期待できます!

  • コレステロール値を下げる
  • 便秘や下痢を改善する
  • 血糖値の上昇を抑える

そして、ペクチンは熱に強く、加熱するとさらに、ペクチンの抗酸化力が9倍になったというデータもあります。

また、次のような仕組みで吸収率がアップするんですよ!

ペクチンは細胞壁に多く含まれている

加熱すると細胞壁が壊れる

ペクチンが吸収されやすくなる

加熱することで働きが良くなったり、吸収率がアップしたりで、栄養価が上がるんです。

整腸効果を期待したい時には、加熱したりんごが良いというのは、そういう理由があるからなのですね♪

焼くだけでなく、スライス・すりおろしたものを温めたり、煮たり、様々な調理方法で、効率良くペクチンを摂る事ができますよ。

ところで、りんごを加熱するのに、鍋で煮たり焼いたりする方法の他に、電子レンジ調理がありますよね。

レンジでチンすることで栄養効果に差が出るか、詳しい数値はわかっていません。

しかし、加熱時間が短いことで壊れにくい栄養もあるので、メニューによってレンジを上手く活用できるといいですね♪

りんごのポリフェノールや糖質!加熱の影響を受けないの?

りんごに含まれているポリフェノールのパワーについては、りんごを塩水漬ける時間はどの位?でもお話してきました。

特にプロシアニジンを多く含んでいるのですが、何種類ものポリフェノールが入っているので、より抗酸化力が高まるのですよね♪

そして、ポリフェノールは熱に強いです!りんごを茹でても、電子レンジでチンしても、含有量はそれほど変わらないのですよ。

また、糖質は加熱しても減少することはほぼないですし、疲労回復効果があるリンゴ酸も、加熱し過ぎなければほとんど減らないです。

調べる前は水溶性ビタミンなど、加熱をすると減ってしまう成分が多いと思っていました。

しかしそれ程変わらないものや、栄養価が上がる成分もあるので、これからの寒い時期、生だけでなく加熱した温かいりんごも食べてみようと思っています♪

2018年11月


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