秋が旬! さんまを焼く時間は何分くらいがベスト?
秋の味覚の代名詞さんま。みなさんもお好きですよね? 旬の時期には脂ののったさんまが売り場に並びます。
さんまの塩焼きに大根おろしを添えて…よし、今日の夕飯はこれにしよう! と、いざ買って帰ったものの…
どうやってさんまを焼いたらいいんだろう。焼く時間は? せっかくなら美味しく食べたい!! そんな疑問にお答えいたします。
さんまの焼き方
さんまを焼くといえば、一番は七輪での炭火焼き。なぜ炭火焼きが美味しいのかというと…炭を燃やすと遠赤外線が出ることは有名ですね。
それと同時に近赤外線といわれるものも出ています。この近赤外線というのが、食材の吸収が早く素早く熱に変化します。つまり、表面がすぐに熱くなり、旨味成分を閉じ込めることができるのです。
さらに同時に出る遠赤外線と相乗効果で外はこんがり、中はジューシーな仕上がりに。しかし、七輪で焼くとなるとかなりの煙が発生します。都会の一般家庭での使用は困難です。
そこで、ご家庭でできる、七輪で焼いた美味しいさんまに近づける焼き方をご紹介します。
さんまの美味しい焼き方実践編!
まず、焼く手段についてですがこの2つが一般的ですね。
- 魚焼きグリル
- フライパン
今回はそれぞれで美味しい焼き方について説明します。
①魚焼きグリルの場合
・まず、グリルを予熱します。その後グリルの網にサラダ油を塗ります。(網に魚がくっつくのを防ぐため)
・片面焼きグリルの場合
さんまを網に乗せ、強火でまず7分。裏返して5分。
・両面焼きグリルの場合
中火で7~8分
ご家庭によって火力が異なると思いますがどんなグリルでも、両面10分くらいで焼き上がります。上記の時間を目安にうっすら焦げ目がついていればOK! です。
身がパサパサになるのを防ぐためには、魚の表面を早く焼き固めることがポイント。
そのために、あらかじめグリル内の温度を上げておくことが重要です。かならず予熱は行いましょう。
また、魚焼きグリルの中は中央より端の方が高温になります。焼くときはなるべく端に置きましょう。
②フライパンの場合
・フライパンにクッキングシートを敷きます。
フライパンからはみ出すと 引火する可能性があり危険なので、かならずフライパンのサイズに合わせてカットしてください。
・中火にかけて、さんまを乗せる
まず6~7分、ひっくり返して4~5分。ひっくり返すのは1回のみ!
焼いているとさんまの脂がシートの上に出てきますので ジューシーなのがお好みの場合は、両面とも4~5分ずつに焼き時間を調節してみてください。
焼く前にさんまの水分をしっかり拭き取っておくこと、蓋を使わず焼くことで皮がパリッと仕上がります。
さらに美味しく食べるために
ここまで焼き方を重点的に説明してきましたがその他、美味しく食べるためのポイントをお伝えします。
・おいしいさんまを選ぶ
身に厚みがあり、黒目が透き通っているものは脂がのっており新鮮!
・さんまを洗いすぎない
旨味が逃げてしまうので、洗う場合はささっと。
・水気をしっかりと拭き取る
さんまの臭みを残さないため、そしてパリッとした焼き上がりにするためにキッチンペーパーでしっかり水気をとりましょう。
・焼く10分前に塩を振る
30cmほど上から、さんま全体にかかるようにまんべんなく塩を振ります。その後10分ほどおきます。出てきた水分はまたしっかりと拭き取っておきます。
・さんまに十字の切れ目を入れる
火の通りを良くするため、皮が弾けるのを防ぐために切れ目を入れます。頭を左お腹を手前にし3~4箇所十字の切れ目を入れて下さい。
・食べるときには大根おろしとかぼすを添えて
脂ののったさんまをさっぱりと食べることができます。大根おろしはなるべく水気を切っておきましょう。かぼすは酸味がきつすぎず相性抜群です。
いかがだったでしょうか? 魚焼きグリル・フライパン、どちらでも美味しく焼くことができますので秋にしか食べられないさんまをぜひ味わってくださいね。