鰹節の栄養と効能は?カビ付けで栄養が3倍!
煮物やみそ汁など様々な料理に必要な、だしにはかかせない鰹節!冷奴やお浸しを始め、焼きうどん、お好み焼きなど、最後の仕上げに鰹節をかけて食べるのも一般的ですよね。
また、鰹節をかけると風味が良くなったり味に締まりが出るので、我が家には常備してあります♪
でもそんな何気なく食べている鰹節には、生のカツオより、なんと、約3倍の栄養素が含まれているんです!
干ししいたけやドライフルーツなどは、乾燥させる事で栄養成分が凝縮されて栄養価が増すというのは有名です。
鰹節ももちろん、その部類なのですが、もう1つ秘密があるんです!そんな鰹節の栄養と効能を始め、その秘密についてご紹介致します♪
鰹節にはどんな栄養が含まれているの?
鰹節は、魚のカツオを茹でて乾燥させたものですので、カツオに含まれるたんぱく質が多く含まれています。カツオは魚の中でも高たんぱくな魚です。
生のカツオのままだと、たんぱく質の含有量は全体の約25%なのに対して、鰹節になると全体の約77%になるんです。
また、カリウム、リン、ビタミンD、カルシウムなども含んでいます。アミノ酸も多く含まれており、8種類の必須アミノ酸が含まれ、鰹節を食べるだけで全てのアミノ酸を取ることができます。
そして、アミノ酸が結合されて作られた鰹節ペプチドは、鰹節の栄養素の中でも重要な効果を発揮します。
さて続いては、これらたくさんの鰹節に含まれている栄養素には、どんな効能があるのかをご紹介します。
鰹節の栄養の効能とは?鰹節ペプチドの効果がすごい♪
鰹節に多く含まれているたんぱく質は、体の骨や筋肉、血液をつくるもとになり、欠かすことのできない栄養素です。
また、リン、ビタミンD、カルシウムは、骨を丈夫にします。カルシウムがあっても、ビタミンDがないと骨を作ることができないため、それがバランスよく含まれているのが鰹節なのです。
そして注目の鰹節ペプチド!この鰹節ペプチドには、血圧の上昇を抑える効果があるんです!
高血圧の人が薬を飲むと、血圧が下がりすぎるという副作用も鰹節にはないので、試してみる価値ありです!もちろん、高血圧の予防にも効果があるので、私も毎日摂るようにしています♪
また、鰹節ペプチドには疲労回復にも効果があり、日持ちもするので、昔は旅に出る時に持っていったり、戦争の時は非常食にもなっていたんですよ。
さらに、集中力UPの効果があるんです!受験勉強中のお子様や、スポーツをする人にもおススメですね。鰹節ペプチド恐るべし!毎日でも摂りたい食品です♪
カビ付けすることで増す栄養価!?
カビ付けって、聞き慣れない言葉ですよね。鰹節を作る工程は、カツオを3枚に下ろしてお湯で煮て、燻製にして煙で匂いを付け乾燥していきます。
そして乾燥の後、コウジカビというカビを植え付けるのです!
昔、鰹節を輸送する時にカビに悩まされた人々は、鰹節に優良なカビを植え付け、悪性のカビが生えないようにし、毒をもって毒を制したという話があります。
ただ、カビを植え付けるのは、日持ちのためだけではありません。植え付けられたコウジカビは菌糸を伸ばして、カツオの水分を吸い上げます。水分を吸い上げる事で栄養を凝縮させるのです。
塩水の水を少なくすれば、濃い塩水になると考えて頂ければわかりやすいと思います。
また、そのコウジカビの菌糸は脂肪分を分解して、たんぱく質を分解します。分解した脂肪分は脂肪酸になって、分解されたたんぱく質はアミノ酸に変化していきます。
それが、上記でも挙げた、8種類の必須アミノ酸です。体内でアミノ酸は作られますが、この8種類のアミノ酸だけ人間の体では作り出せない栄養素なので、必須なのです。
というわけで、カビ付けすることで、生のカツオより鰹節の栄養価は約3倍になるのです。またアミノ酸は、うま味も強くするので出汁にも使われるんです。
このカビ付けを4~5回したものは、お値段も高く、うまみも最高級で、高級品として扱われていているんですよ。私も、一度食べてみたいと思います♪
こんなにも多くの栄養素と有効成分を含んでいる鰹節を、おいしく毎日摂取したいですよね。私は最近、手軽に食べれる、おかかのおにぎりにハマっています。
また、食欲増進にも繋がるので、妊娠中つわりで食事がうまく摂れない方にも、料理に少し加えるだけで、食欲が出てさっぱり食べる事ができ、さらに栄養も摂れるのでおススメです。
早速、何回もカビ付けされた鰹節をネットで検索してます♪ちょっとリッチに、購入しちゃおうっと♪