大根の煮物って冷凍できるの?おすすめの方法はこれ!
あったかい煮物が食べたくなる季節になりましたね。大根は冬の定番!湯気の上がったホカホカの煮物、たまりません♪
私もおでんの大根に、ブリ大根、ふろふき大根などなど、味が染みた大根の煮物が、無性に食べたくなることがあるんですよね。
煮物って少量を何度も作るのは面倒なので、大根1本分をまとめて作っちゃえ!と、一度にたくさん作りすぎてしまって、食べきれない…そんな時どうしてますか?
2日ほどなら、冷蔵庫で保存も大丈夫だけど、もうちょっと長持ちしたら、毎日少しずつでも食べられるのに…と思いますよね。冷凍保存できたらいいのに…。
大根の煮物って、冷凍できるんでしょうか?いい方法がないか、調べてみました。
大根の煮物は冷凍できるの?
そもそも、大根のように水分がたくさん含まれている野菜は、冷凍にはあまり向いていないと言われています。
なぜかと言うと、冷凍すると大根の中に含まれている水分が凍って、細胞壁を壊してしまうので、柔らかくなってしまうんですね。
大根のみずみずしい、シャキッとした歯ごたえは失われてしまうので、食感が変わってしまいます。冷凍前と同じ食感を求める方には、おススメできないかも。
ただし、切り干し大根の煮物のように、乾燥させたものを使う分には、冷凍してもそれほど変化がないので、大丈夫ですよ。
私は大根の煮物を冷凍保存したことがなかったので、一度どんな味になるのか試してみようと思って、実際にやってみました。
すると、食感は多少柔らかくなったものの、味はしっかりと染みて、冷凍前とは違うものの、これはこれでイケる!
お年寄りや小さいお子さん、柔らかい食感がお好みの方には、少量ずつ小分けして冷凍しておくと、便利に使えますよ♪
ただし、冷凍や解凍の仕方によっては、味に違いがありそうです。やってみておススメの方法、お知らせしますね♪
冷凍するにはどうすればいい?煮汁と一緒がおススメ♪
いつも通りに作った大根の煮物を、粗熱を取ってから2つの方法で冷凍しました。
(2)煮汁ごと小さめの蓋付きの冷凍用容器に入れて冷凍する。
これを1日以上冷凍庫に入れて、解凍して食べてみました。
(1)は必要分だけ取り出して、電子レンジで解凍してみました。水分がしみだしてしまい、大根が少ししぼんだような状態に。食感はかなり柔らかく、ふわふわした感じになりました。
(2)は凍った汁ごとお鍋に入れて、温めて溶かしました。食感は少し柔らかかったですが、汁はきちんと大根に染みていて、見た目は冷凍前と変わりませんでした。
結果的には、煮汁と一緒に冷凍し、お鍋で温めて解凍する方法が一番おいしかったです。ただし、1回に使う分量を考えて冷凍しないと、冷凍してからの小分けは難しいので注意してくださいね。
大根だけを冷凍しておくと、少量で使う時には便利ですが、解凍するときに水分が出てしまいやすいので、食感が落ちるかも。
少しでも水分を閉じ込めておくために、一つ一つ小分けにして冷凍したものは、レンジで解凍するのではなく、自然解凍する方が、味の変化が少なくすみます。
冷凍する時のポイントは、できるだけ急速に冷凍できるように工夫すること。私は冷凍庫の中にアルミのトレーを入れて、その上にのせて冷凍しました。この方が、食品を早く冷やしてくれるんですよ。
どの食品を家庭で冷凍する時にも言えることですが、できるだけ急速に冷凍して、ゆっくり解凍するのが、美味しく冷凍保存する秘訣なんですね。
大根の煮物を作るときには、冷凍したものを使うと便利!
先ほど、冷凍すると大根に含まれる水分が凍って、細胞壁が壊れる、と言いましたが、それを逆手にとって、予め冷凍しておいた大根で煮物を作ると、美味しく早くできるんですよ♪
大根って結構味がしみ込みにくくて、生から煮物をすると時間がかかることが多いけど、冷凍することで硬い細胞壁が壊れて、味がしみ込みやすくなるんです。
大根は、生のまま冷凍するとスカスカになってしまうことがあるので、あらかじめ下ゆでしてから冷凍するといいですよ。用途が決まっていたら、それに合わせた大きさや形に切っておくと、そのまま使えて便利!
短時間煮ただけで、味がしっかりしみた、柔らかい大根の煮物になるので、忙しい時には重宝するし、小分けしておくと必要な分だけ使えるからいいですよね♪
大根が美味しくなる季節、上手に冷凍保存を活用すれば、手軽に煮物を味わえるんですね。是非試してみてください♪